普段は緑の蔦の葉に覆われて姿を見せない君が、

この時期は蔦の葉が全て枯れ落ち、

かつての勇姿の片鱗を覗かせる。

最近仲間に入った電車に比べれば小さな車体だが、

この大きな車輪と自慢のボイラーと煙突で

たくさんの人々の夢と生活を支えた。

今はただそこでじっと終点に佇む君を見て、

何故か宮沢賢治の銀河鉄道の夜を思い出した。

ジョバンニの旅は終わっても

カムパネルラの旅は続く...