アンコール王朝の都は殆どアンコールワットの周辺だったけど、928年から941年までアンコール地域から100キロほど北東へ移して、コーケー都を作りました。コーケーというのが81平方キロの面積があり、その中心に地面から35メートルもある高さで、7段のピラミッド式の遺跡で、プラサットトムと言う。そのプラサットトムの裏側に人工的な丘があるけど、昔から一般人が白い象のお墓だと信じている。白い象は次のような言い伝えがある。
昔象の足の跡に溜まっている白い象の王のおしっこを飲んだ女性が妊娠してトンサトラちゃんという女の子が生まれました。白い象の王が宮殿を建てて、彼女に住んでもらった。その後白い象が亡くなってトンサトラちゃんが土を盛り上げて丘を作り、その上にお父さんの遺体を埋葬したという。この話はタイにもライスにも伝わりました。
毎年1月の終わりコーケーの周辺の村の人たちがこの白い象の王のお墓で供え物を持ってきてお供えしたりするお祭りを行っている。
7段のピラミッド式の遺跡
プラサットトムの正面
白い象の王の像