我が子の第2志望校に追加されました
我が家の感想で、その学校のイメージを左右しては申し訳ないので、今回も学校名は書きません。
気になる学校があったら、メッセージをください。
なお、偏差値は、どこの塾基準か?でも違うので、前回同様、次のサイトの値を使用し、複数日ある場合は、一番高い値を記載しています。
通学時間は、我が家からDoor-to-Door(マップアプリがそう言っている)の時間です。
我が家の基準は、自宅から1時間前後(出来れば、1時間以内)で通学できること、なおかつ、乗り換えが楽なこと。
それをベースに、夢を見ず(SAPIXの偏差値表の上の方に載っているようなところは選ばず)、でも、今後の努力に期待する範囲を含めています。
⑨から始まるのは、前回8校記載したからです。
⑨偏差値60(共学)
通学時間50分乗り換え1回 最寄駅から徒歩10分
学校が休みでは無い日にいつでも(*)、予約なしに見学に行けます。
(*)試験期間中など、見学できない日程もあります。
予約せずに行って、本当に大丈夫?と思いましたが、本当に大丈夫でした。我が家は土曜日の10時過ぎ頃に学校に到着しましたが、同じような時刻に複数家庭見学に来ていて、案内役の先生が玄関先まで来てくださった時点で集まっていた家族が1グループになって見学を始めるという感じでした。
私たちのグループは5~6家庭で、保健体育の男の先生が案内してくださいました。
私たちのすぐ後にも、もう1グループ女の先生に案内してもらっていました。
高校からの入学もありの学校なので、高校受験の見学のご家庭×2と一緒にまわりました。
食堂やグラウンドは所有しておらず、道路を挟んだ迎え側にある区の施設(食堂)とグラウンド(かなり広い)を共有(借りて)しているそうです。体育館もありますが、そんなに大きくないため、部活の時は同じく区の施設を使わせてもらっているそうです。
「あそこのパン屋がおいしくて」って、すぐ目の前と言えども、昼食時間に校外の一般のパン屋に買いに行っても良いというのはユニークだなと思いました。
自家発電を使用した自動販売機とか、いつ食べても良いアイス(と言った気がする。アイスは放課後のみという学校もあった)の「棒」をリサイクルして、卒業生用の記念品を作るなど、ユニークな試みが沢山ある学校でした。
生物室には、100種類以上の生き物がいるらしい。
私(心の声)「うわぁ~、うちの子、生き物苦手なんだ」
と思ったら、率先して教室の中に入っていきました。
そして、開口一番
我が子「かわい~い」
私(心の声)「えっ?!マジ?」
確かに、入り口付近はハリネズミ(*)等のネズミ系?多分あれは、デグーだと思うんだけど・・・も少なくとも2匹はいました。ネズミ系は、パッと見が可愛いですからね。
(*)ハリネズミは、「ネズミ」の仲間ではなくモグラの仲間
でも、我が子グイグイ奥に進みます。
私(心の声)「あぁ、そっちには蛇が・・・」
普通に見てました。それどころか、私に、「蛇だよ」って教えてくれました。
しょっぱなの生物室できっと我が子はドン引き…と思っていたら、心掴まれていたので、「子どもの気持ちって、よくわからんわー」と思いました。
図書館も充実しています。蔵書7万冊の学校をすでに見てしまったので、「ふ~ん」と思ってしまいますが、十分充実していると言えるはずです。
高校生と中学生の建物が道路を挟んでわかれています。道路と言っても車が1台通るだけの道幅ですが、学生が渡るときには、主事さん?守衛さん?が、必ず立って誘導してくださいます。その主事?守衛さん?がスーツがとてもお似合いで…いや、どうでもいい話ですみません。でも、主事?守衛さん?が、スーツをビシッと着ているのが珍しい気がして。最初、正面玄関を教えてくださったのですが、主事?守衛?さんだったとは、スーツ姿だったので事務長さんかなんかかと思いました。
そういえば、制服は有名なデザイナーによるものでしたから、生徒だけでなくここにお勤めなさる職員さんもおしゃれがお好きなのかもしれません(先生は普通でした)。制服もですが、「体操着がかっこいいね」というのが我が家の感想です。
すみません、くだらないことばかり書き残しているようですが、小さなことなんですが、色々と個性的ユニークな発想の学校な気がしました。なお、見学の際に、何度か学生の軍団とすれ違ったのですが、私達に挨拶をする学生はいませんでした。
⑦(以前のブログ「学校見学備忘録」に記載)の学生が皆が皆、明るく挨拶をしてくれたので、どうしてもそこと比べて印象が悪かったのですが、あらためて今、冷静に考えると、⑦の学校ですれ違った学生は中学生で、まだ幼く素直。この学校ですれ違った学生は高校生で思春期真っただ中。見学の保護者に媚びを売っているみたいで恥ずかしいという照れもあるのかもしれない。
そして、先生も「挨拶をしろ」と学生を強制することはしないということかもしれないと思いました。
そういえば、見方を変えれば④の「我が校はこのように挨拶いたしますのよ(言い方は私が盛っています)」は、「校内で誰かとすれ違う時は、必ず、このように挨拶しろ」と、強制しているんですものね。
「礼儀を教えてくれる④」と受け止めるか「自主性に委ねているか⑨」の違いかもしれませんね。
⑩偏差値53(共学)
通学時間21分(バス)乗り換えなし 最寄り停留所から2分
午前中⑨の学校を見学して、我が子の塾までに時間があったから、私立中学・高校フェスタ2024に行ってきました。
私(心の声)「そういえば、この学校、自宅から近いし、のびのびと育ててくれる校風の学校らしく、興味あったんだわ」と立ち寄ってみました。
先生「何か質問は?」
私「このような個別相談には、慣れていないので」
先生「えっつー!?みなさん、質問を用意されて来られるので、それに答えるつもりで来ているから、困ったなあ。こういうところに来るときは、何か質問を考えてきたほうが良いですよ」
ですって。
おっしゃる通りだと思いますが、
私(心の声)「先生だって、こういうところに来るときは、自分の学校について、簡単に説明出来る用意をしてきたほうが良いんじゃないですか」
と、言いたいわーと思うほど、ちょっと感じ悪。と思いましたが、感じの悪さが「ちょっと」で済んだのは、この先生に悪意は感じられず、フレンドリーな物言いをする人なんだろうなという事も感じたからだと思います。
先生「帰国子女の受け入れを積極的に行っていて、1200名の学生の内300名が帰国子女なんですよ」
私たち親子「はぁ」
先生「あれー?驚きません?帰国子女の割合が、多いと思うんだけどなー」
私(心の声)「いや、帰国子女が多いって、ドヤ顔されても、我が家に何のアドバンテージもない。それより、英語に力を入れているんだというなら、英語は中学になってからで良いやと思っている我が子は苦労する、いや、疎外感を感じるかもねーと思ったから、前向きなリアクションは出来なかっただけなんだけど」
ただ、帰国子女が多く、いろんな国の慣習、多様性を認める学校なので、ピアス(用の穴)は開けちゃダメだとかは言わないというところには、我が子は反応していました。
この先生とこのまま会話を続けると、かみ合わないかもしれないと思い、以前、大規模?フェスタの時に考えて行った質問をしてみました(だったら、最初から聞け?)。
私「成績が悪いまたは良い学生向けのフォローはありますか?」
先生「成績が悪いからと言って、強制的に残すとかはねー。生徒からすると嫌じゃないですか?しません。」
って、何にもしてくれない風な回答でした。
校則についても、緩い感じ。
なんとなく、イマイチな感じで終わった個別相談。
その日の夕方から、学校見学が出来るとチラシをもらったのですが、
我が子「この学校は嫌だ。帰国子女とは相性が悪いから(小学校にも帰国子女はいますが、そのうちの2名と合わないらしい)」
と言いつつ、
学校見学が、半ば趣味になってきている我が家。
「今日は、パパもいないし、塾の後学校見学に行ってご飯でも食べて帰るか」
という事になり、訪問してみると…
午前中はオンラインで学校説明会をやっていたらしく、その説明会に参加されたご家族もいらしていました。
こちらも、ある程度の家族が集まったら、順次学校見学開始。
私たちのグループの案内役は、現役の学生。中学1年生の男子生徒とその保護者が案内役でした。
我が子「小4くらいに見えるね」
というくらい、のびのびした幼さが残る明るいお子さんと、お子さんに話しかける口調とまなざしが、とても優しく暖かい、裏表がないことが身体からにじみ出ているようなお母さんでした。お2人ともこの学校に対する愛があふれ出てきて止まらない感じでした。
昨年出来たという芸術棟は、言葉では説明できないのでHPの写真を見て欲しいのですが(って、どこの学校かわかりませんよね)、「美術」の授業のためにあるのではなく、そこで読書をしたり、話し合いをしたりetc「教科によって人が集まるのではなく、用途によって人が集まる空間」「自己表現を楽しんでください」だそうです。
図書館には5万冊の蔵書。さらに、図書館内にあるドルフィンと呼んでいる豆型のテーブルでワークショップ型の授業をしているそうです。テーブルだけでなく、椅子もリクライニングが可能で、リラックスして考える姿勢もとれるし、前のめりの姿勢で議論することも出来るようになっていました。
とにかく、型にはまった教育はしないということは、良く伝わってきました。
案内の途中で先生に出会うと、保護者の方が
案内役の保護者「先生からも、是非、一言(お願いします)!」
と気軽に声を掛け、補足説明をしてもらったりしていました。
案内役の保護者「今の先生は、中1の学年主任の先生です。私も、まだ、2回くらいしかお会いしていないんですけど。良い方でしょ?」
「そんなに面識ありませーん」という、話しかけぶりでは無かったですけどね。
先生と生徒、先生と保護者の距離も近いんだろうなというのを感じました。
また、カウンセリングルームに専任のカウンセラーが常駐し、生徒だけでなく保護者のカウンセリングもしてくれるそうです。立派なカウンセリングルームがあるのに、更に、図書館の横についたてで仕切った相談コーナーみたいなのが用意してあって、ちらっと覗いてカウンセラー?がいたら、ちょっと寄って話をするみたいなことが出来るそうです。
正直、
私(心の声)「カウンセリングに、こんなに力を入れなきゃいけない程、心病んじゃうの?」
と、逆に心配になりましたが
案内役の保護者「小学校は、自宅から歩いて通える距離ですが、中学生になった途端、電車やバスに乗って1時間くらいかけて、一人で通学しなければいけない。これって、子どもにとっては大変なことなんです。私も4~5月は、心配しました」
って、言われると、確かにねーと思いました。
楽しくても、気疲れはするでしょうからね。
そうそう、ちゃんと自習室もあるし、OB、OGを含めた学生の勉強フォローの仕組み(個別指導)も整っていました。フェスタでの回答は、何もしてくれない風に感じましたが、とんでもない、手厚いフォローがあるように感じました。
「やっぱり、来てみないとわからないもんだな」と思いました。
我が子は、帰国子女のことなどすっかり忘れて、
我が子「来年、これ(校内案内)やりたい」
と、すっかり入学する気でいました。
あれ、学校見学記録を書くつもりが、いつものダラダラとしたブログになっちゃいました。
こうやって複数校みてみると、学校案内ひとつとっても、学校側だけで一生懸命にやっているか、学生や保護者まで巻き込んで一緒にやっているか...個性が出るなと思います。
我が子は、「学校大好き」「係などは進んでやりたがる」タイプなので、学生が全面に出てきてくれる説明会、校内案内をしてくれる学校に対する評価が高くなります。
今回の2校は我が子の評価は高く、第2希望枠に入りました。