たまには応用問題もやらせてほしい

 

簡単な問題を解いていると正答率が上がり、自信がついてくるのかと思いきや、必ずしもそうとは言えないようです。

 

「見栄を張ってんじゃないの」と思われるかもしれませんが、個別塾が提示してくれた「新小学問題集中学入試編」は、「簡単」だと思います。だからといって、満点がとれるわけではないので、先生のお見立て通り、我が子にはちょうど良いのだと思いますが、ちょうど良いから「最適」かと言うと、我が子を見ているとそうでもない気がします。

 

以前も書きましたが、80分×2コマ連続して国語だったのに、あまりにも正解出来るもんだから、

我が子「いやぁ~、もう1コマ続けて国語をやりたかったわー」

と、調子コイタ発言をしていましたが、4月の首都圏模試の国語の成績はさっぱり(慣用句系がほぼ全滅)。

 

四谷の通信教材(と言っても、誰もが購入できる予習シリーズ)が届いて、受講していない4月分の問題をやらせたら、発狂した声が・・・

我が子「ムリー!!」

 

「どうしたの?」と尋ねたら、難しくてわからないんだそうです。

 

貴方が唯一、得意としている(我が子基準です)国語なのに、それが「無理」となると他はどうなるんじゃい!と、母は不安を掻き立てられるのですが、どうやら、簡単な問題になれすぎて、四谷の問題が難しく感じて、「自分には出来ないんじゃないか」と不安な気持ちになり、まともに問題と向き合えないんだそうです。

 

 

「新小学問題集中学入試編」にも、各章の終わりには、基礎問題だけでなく、標準問題、実力問題とあるのですが、授業では基礎問題しかやらないらしく、先生も標準問題や実力問題を宿題に出すことをしないので、私も口出ししていないのです。

「新小学問題集中学入試編」のホームページを見ると、Ⅰ(小4レベル)~Ⅲ(小6レベル)があり、今は教科によってはⅠが終わって、Ⅱ・ⅢまたはⅠと並行してⅡ・Ⅲをやっているようなのですが、つい最近まで、ずっとⅠだけをやっていたので、簡単な問題に目が慣れちゃったようです。そして、簡単な問題が解けるようになると自信がついて・・・

ではなく、

「簡単な問題しかできないんだ」という自信喪失の方向に進んでいる気がするのです。

きっと、先生からすれば、教材がⅡ・Ⅲと進めば、難易度もだんだん上がるからという中期計画のもと進めていらっしゃるんだと思いますが、親としては不安。

だし、

我が子も・・・

 

我が子「A先生(算数)はさ、(我が子のことを)頭悪いと思ってるから、説明がゆっくりなんだよ。S先生(社会)もゆっくりだけど。だから、眠いんだよねー。そこはわかってるっていうところも、ゆっくり説明してくれるから。わからなかった問題の時になると、『あっ、そうやって解けばいいのか!』って目が覚める」

と言っていました。

 

つまり、「どうせ自分は頭が悪いから」「先生も(我が子のことを)頭が悪いと思ってる」と、思って授業を受けているんだな

を感じるのです。

でも、SAPIXの時の様に授業内容についていけないということは無いから、「頭が悪いと思われていることは癪に障るけど、実際、このレベルなら理解できるんだから、しょうがないよねー。ついていけない(内容がわからない)より、ついていけるほうが良いし」というのが、我が子の心の声な気がするのです。

 

私「四谷(の通信)を始めたことを(個別の)先生に言おうか?」

我が子「いや、言わないで」

というのも、自分に自信が無いので、個別の先生に「無理してる」と思われたくないんだろうなと思います。

 

四谷の内容は動画があるし、私がフォローすることができるので、四谷は四谷で粛々と進め、個別塾では、しっかり基礎固めしてもらう、という2つの並行でしばらく様子をみようと思います。

 

・・・

 

「自信が持てるかどうか」って個人の感じ方なので、難しいんだなと思いました。

 

「簡単なことができるから、難しいことに挑戦してみたら出来るかも!」

と思えるのか

「簡単なことしか、出来ないんじゃないか」

と思ってしまうかは、個人の気持ちのありようなんだなと痛感しています。