君たちのために、はっきり言うぞ(と言ったかどうかはわかりませんが)

 

「今頃そんなこと言ってるの?!」と笑われそうなことですが、私もやっと中学受験における塾の位置づけが、わかって来たので書き残しておこうと思っていたところ、通常授業の社会の先生から我が子へ(のクラスに)同じメッセージを頂きました。

 

それをきっかけに、我が子と互いの思っていることを話しました。

長くなりそうなので、それは次回として、今回は、社会の先生が何を話してくれたかを書きます。

 

我が子「社会の先生、少し怖いんだけどね」

(だから、嫌いという話でもなさそう)

 

我が子「10月になると転塾する子が増えるんだって、でも、10月は受験間際なのに、新しい塾のやり方に慣れなくて時間を無駄にする子がいるって。だから、転塾を考えているなら、もっと早くしたほうが良いって。」

 

我が子の話しぶりから、先生が「出来の悪い奴は早くやめろ」と言っているのではなく、子ども達のことを真剣に考えて言ってくれることが伝わってきました。

 

我が子「SAPIXに通わせている親御さんの中には、SAPIXに通ってさえいれば大丈夫と思っている人がいる。SAPIXに通っていたって、頑張らなくては、良い学校に入れないし、他の塾に通っていても、頑張れば良い学校に入れる。

 

SAPIXは進みが速い。授業が自分に合わないなと思うなら、転塾することだって、悪いことじゃない。SAPIXが自分にあっているかどうか、よく考えてみろ」

 

と、先生が言ったんだって、とパパに話したら、

パパ「えっ?子どもにか?」

と、そんなことを子どもに言うのか?という怪訝そうな顔をしましたが、私は、子ども思いのいい先生だなと思いました。

確かに、保護者会で親に言いそうな内容ですけどね。

きっと、親に言っても伝わらない(教科担当の先生が多くの親の前でお話する機会もないですしね)、でも、子ども達のベスト(ベター)を考えたいという、子ども思いの先生なんだろうなと感じました。

 

我が子から感じる雰囲気ですけどね。

他のお子さんがどのようにとらえたかは分かりませんが。

 

我が子「確かにさあ、速いんだよ。算数と国語(の先生)は板書をしないんだけど、社会とかさあ、710年平城京ってノートに書いてあくびしている間に、790年位まで進んでいて、あれ?80年の間に何があった?って感じ。ほら、そこあくびするなとか注意されないし。」

 

我が子の例え話が、たいした話じゃなくて笑いましたが、最近、我が子が授業についていけてないという自覚をしていることはなんとなく感じていました。

 

こんな話が、世間に出るとSAPIXの先生は冷たいという噂になるのかもしれませんが、私は、受け取る相手にとっては、厳しい・辛いことだったとしても、正面からちゃんと言ってくれるこの先生は優しい人だと思いました。