我が子は不向きでした

 

 

私は塾屋さんのようなプロでは無いので、「貴方のところは、そうだったのね」と一例として、お読みください。

 

 

向き・不向き?

 

「向き・不向き」というより、「好き・嫌い」という表現が正しいかもしれません。

個別塾が嫌いな子と、好きも嫌いも気にならない子がいるようです。

「そりゃそうだろう?」

「わざわざ、そんなこと」とがっかりなさらないでください。

 

でも、通わせてみて、「これはどうにもならないかも」と思いました。

 

我が子は、集団塾が好きです。

丁寧に言うと、「誰かがいる」場所が好きです。

 

金曜日の夜になると、「ああぁ、明日は(学校が)休みか。休みじゃなければいいのに(つまり、学校に行きたい)」と言います。

小学5年生がですよ!

1年生ならともかく、5年生になって、まだ、学校に行くのが好きって、珍しくない?って私は思います。

確かに、今の(学校の)クラスは、先生も友達も意地の悪い人はおらず、良いクラスみたいなんですけどね。

でも、意地悪や友達や先生と上手くいかないことがあった学年でも、基本、学校に行くことが好きでした。

「これは、不登校になっちゃうか?」と思うような事件も、ありましたが、(学校を)休むと行きたくなるような子です。

 

習い事も、そこそこ上手だったテニス(試合はシングルス)は意外とあっさり辞め、土日の団体スポーツは仲良しさんがいるわけではないのに、大好きで。今も、任意参加の学校単位のスポーツ大会に、これも仲良しさんがいるわけでもないのに、必ず朝練に参加する。
運動神経が良いんだろうって?いえ、普通です。学校単位のスポーツ大会では、自分の存在が皆の足を引っ張っているのではないかと悩んでいます。でも、楽しいんですって。

 

何故だろう?と観察し、考えてみると、「誰かがいる」雰囲気が好きなんだろう、安心するんだろうと思います。

分離不安症もどきは、私に対してではなく、全般的にそうなんだろうと思います。

 

そんな我が子のようなタイプは(いないか?)、個別塾は居心地が悪いのだろうと思います。

サピで「Aクラスの子は、授業を真面目に聞かなくて、おしゃべりする声が邪魔になってイヤだ」とか、散々愚痴をこぼしていたのに、誰も邪魔をしない個別塾の環境は、さぞ理想的かと思いきや、居心地が悪い、一人は落ち着かないんだろうと思います。

 

たぶん、この様子だと家庭教師も無理ですね。

 

逆の例を話すと、我が子は塾休み週間に、マスター先生のオンライン授業に参加しました。

「(声を聞いて)先生、怒ってる?」とか「顔は出したくない」「発言はしないからね」等と言っていましたが、参加しているお子さんの様子に刺激されるのか、2日目からは、自分から顔出しをし、「答えてみようかな(結局発言はしていません)」と言ってみたり、真っ先にリアクションボタンを押そうとしたり、毎日楽しそうでした。

授業は、レベルが高くてついていけてなかったみたいですけどね。

 

 

対策法は?

 

個別塾は、先生1人に生徒2人(1対1もあります)とはいえ、もう1人の生徒と話が出来るわけではなく、唯一話が出来る相手と言えば、先生です。その先生と相性が良ければ、続けられるかもしれません。

分離不安症もどきちゃんは、1人が不安なので。

安心できる環境が作れれば、なんとかなるでしょう。

 

1人で遊ぶのが平気な子、私はそういうタイプですが、そういうタイプには、向いているんだと思います。

 

担当の先生をすぐに決める

 

私が失敗したのはこれです。

「全教科をお願いしても良い」つもりでいましたから、最初に全教科受けさせ、我が子の感想を聞いて決めようと思っていました。

そうすると、当然の各教科の(室長の)お勧めの先生が違う。

 

我が子は、特定の先生と親しくなることもなく、月の半分を過ごしました。

「国語と社会は、あんまり(←自宅学習で十分)」という感想だったので、苦手科目の理科と算数にしようとしたのですが、理科の先生と(2人の先生に授業をしてもらいましたが、どちらとも)相性が合わなかったようで・・・

「算数のみにしよう!」と決めました。

算数は、1月20日までは、異なる先生の授業を受け、どの先生との相性が良いか見てみようとしていました。

結果的に、最初の先生との相性が抜群(我が子的に)だったのですが、その先生は人気らしく、3月にならないと授業は受けられないそうです。

 

昨日、我が子が心の内を話してくれました。

最初の先生が1番よく、それ以降は・・・だったそうです。

「・・・」というのは、だんだんモチベーションが下がっていったそうです。

 

「プロの先生だから(学生アルバイトもいますが)、教え方は上手いよ。教えてもらったことはわかるし。でも、なんかね。」

そのことは、毎回授業後に、私に話してくれていたのですが、そのことが、分離不安症もどきの我が子の性格と繋がるとは思いませんでした。

 

100点満点中、70点の先生だったとしても、ずっと同じ先生に教えてもらっていればよかったのだと思います。

そうしていれば、最初は相性イマイチであったとしても、回を重ねるうちに信頼関係は出来て来ただろうと思います。

先生も、学生アルバイトとは言え、仕事として経験を積んできているのですから。

 

確かに仕事ですから、前回の先生との引継ぎはしてくれています。

でも、我が子にとっては、今日も初めての先生、今日も初めての先生・・・の繰り返しなので、1ヶ月通っても、信頼安心できる雰囲気は感じなかったのだと思います。

 

教え方の相性が悪くて、説明がわからないというのなら、変えてもらったほうが良いですが、我が子の様に、「教え方が悪いわけじゃない」と言っているなら、変えずに早く担当の先生を決めてしまうことをお勧めします。

 

信頼・安心を築くって、時間が必要だったりしますからね。

 

 

我が家の状況

 

上記のことを、室長に話し、2月から(って、昨日から)同じ先生に担当してもらうことにしました。

最初に受けた3月まで待たなければいけない先生との相性が1番良かったということを考慮して、先生を決めてくださいとお願いしました。

 

我が子には、「2月分の月謝は払ちゃったからさ、2月いっぱい通ってみてよ。それで、無理だと思うなら、辞めよう」と伝えました。

 

でもね、2月は、週3コマ分通う契約にしたから、3コマ同じ先生は無理らしいんです。

昨日は2コマだったのですが、2人目の女性の先生はOKだけど、1人目の男性の先生は、以前受けたことがある先生で、我が子が「教え方は上手いけど、怒ってるみたいでヤダ」な先生だったのです。

我が子がそう言っていたことは、室長にも伝えてあったのですが、「愛想が悪いだけで、優しい人なんですよ。生徒思いなんです。付き合えば良さはわかると思うんだけど」と言ってたので、いけると思ったのでしょうね。

 

我が子にも室長の言葉は伝えてあったのですが、「ムリ」と言ってました。

マンスリーに、この先生が教えてくれたことが出題されて、先生の印象がアップすれば・・・

なんて、大人の物差しで考えても、きっと、子どもには、「それはそれ」なんだろうなと思います。