苦手単元の克服はやめよう

 

 

我が子と同じ下位クラスの親御さんが、どのくらい読んでくださっているのかわかりませんが、下位クラスに留まる成績なわけですから、一般的なアドバイスをそのまま我が子に当てはめてはダメだと感じたという話を書きます。

 

「6年生の夏までに、復習しましょう!苦手単元を無くしましょう!」

 

と言いますが、そもそも全単元が苦手ですからね。

 

一気に上がったり、下がったりしていらっしゃるお子さんは、得意単元で上がり、苦手単元で下がりをしていらっしゃるんだと思いますが、3つくらいの範囲を上がったり下がったりしている我が子に、得意単元も苦手単元もありはしない。

 

そうすると、「復習しましょう!」と言われると、「えっつ?全部?」となるわけです。

 

当然、親(私)はパニクリます。

現在進行中の単元を勉強させつつ、全単元の復習って?!

 

で、

ほぼ1年たって気が付いたのですが、我が家は、「苦手単元を復習しよう!」じゃなくて、「得意単元を作ろう!」という方向に頑張れば良かったのではないかと思います。

 

10月のマンスリー、「時計算は得意!(我が子基準)」と言い、後半の6問だけ回答したという時に気が付きました。

6問回答して、5問正解。

5問しか正解してないわけですから、点数はいつも通りですが、本人の達成感が違います。

「ほぼ、正解!あと、1問惜しかったな」という気分になっています。

(満点が、150点なんて感覚は端から無い)

 

そして、サピのカリキュラム方針だと、ちょっと遅れて、デリチェやKTT(←あってます?基礎力定着テスト)に、また時計算がやってくる。

そして、先日、KTTで85点という快挙を成し遂げました。

 

85点で快挙? 笑ったでしょ?

我が家の場合、KTTの大問1⃣(基礎トレからの出題)は、対象外なので、満点は75点ですから(苦笑)

つまり、85点というのは、大問1⃣以外を全問正解し、時間が余ったから、ついでに基礎トレ問題もやってみたら正解しちゃった^^

 

という、快挙なんです。

 

また、

残念ながら、マンスリーにその成果を残すことは出来ませんでしたが、暗記は得意なので、社会のデリチェとコアプラス合わせて200点満点中、180点台だったことがあり、「明日から、本気出す!」と超乗り気になったこともありました。

(翌日から、本気?出てませんでしたけどね)

 

つたない文章ですが、伝わったでしょうか?

 

そうなんです。

得意単元を作れば、その場限りでもモチベーションが上がる。

そのモチベーションは、すぐ下がるかもしれませんが、また、得意を見つければ、また上がる。

 

我が子は負けん気の強いほうだと思いますが、それでも、「悔しさから立ち上がる」より「成功体験で調子に乗る」ことの方があっているんだなと思いました。

 

だから、今の私の方針は、

「苦手単元を無くす」

ではなく、

「夏までに、得意単元を作る」

です。

 

個別塾の室長にも、それをお願いしてきました。