長文です

 

算数の授業のおさらいをしていました。

 

「1冊の本を1日目3分の1、2日目4分の1、3日目6分の1読みました。残っているのは〇〇ページです。この本は全部で何ページでしょう」

ってやつ。

 

授業では、先生はその問題の説明を飛ばしていて、

「わからない」

というので、動画を見ながら進めました。

 

3分の1と4分の1と6分の1を足したのが、読んだページ分だというのは、わかる。

 

動画の中の講師が、言います。

「本全体を①(まるいち)として、これから、読んだ分を引いたら、○○分の△だね」

 

そこで、止めて、私が我が子に確認します。

 

「どうして、○○分の△になったか、わかる?」

 

我が子「①(いち)から読んだページを引いたから」

 

私「そうだね、それを式で言ってみて」

 

我が子「①(いち)引く、(読んだページ分の分数値)」

 

私「本全体は①(まるいち)じゃなくて、Aと表現しようか。Aはいくつ?」

 

私は気が付いたんです。

 

我が子が、本全体を①ではなく、数値の「1」であること、「(例えば)12分の12」であると言えないことに。

 

本当は、夏休み直前に、分数・小数・割り算に不安があることに気づいていました。

 

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夏期講習は、授業前テストが無かったので、我が子の算数は本人的には順調だったんです。

しかし、通常授業に戻ると、授業前テストがありますよね。

我が子、算数に関してはプチパニック、プチ鬱なんです。

夏期講習は、授業から入る、つまり、先生の説明があって問題に望むので、「わかる、わかる」と半ば上機嫌だったのですが、通常授業は基礎力定着テスト(小テスト)からはじまるので、恐らく、パニック復活です。

「テスト、できない。わからない」って。

 

実は、小テストで、また0点をとりました。

 

小テストの点が悪ければ、授業が始まる前に、気持ちが落ち込む。

その日の授業が算数だった場合は、もう、何を言われても、受け入れることが無理。

 

家での復習も同じです。

全部がわからないわけではない、わかることもあるのですが、不安の方が大きい。

きっと、頭の中は、「わからない、わからない、できない、できない」が連呼しています。

 

だから、私に、

「何から、(読んだページ、例えば)12分の9を引いたから、読んでいないページが12分の3になったの?」

と聞かれただけで、パニックなんです。

 

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計算力を養えば。。。と思っているのですが、

プチパニック状態の我が子には、早く不安を取り除いてあげることも必要だと思いました。

今回のように、分数をイメージすることができないと、本人も自覚したなら、「分数を復習しようね」って。

 

そこで、書店によって、我が子が、気に入りそうなドリルを複数冊買ってきました。

案の定、

「かわいい!」

なんて言って、喜びました。

 

「やってみたい?どっちがいい?」

って聞いたら、ドリルの王様が楽しそうというので、

「15分間で出来るところまでやってみてね。説明文もちゃんと読んでね」

とやってもらいました。

 

休憩の後、SAPIXの算数を30分やって、昨日の夜の学習時間は終わったのですが、終わったとたん、我が子が堰を切ったように泣き出しました。

 

「5年生なのに、3年生や4年生の問題をやらなくちゃいけないなんて(涙、大泣き)」

 

ドリルの表紙に、「2~4年の」って書いてあることに気が付いたんですね。

そりゃそうだ、内容がそうだもの。

やってみれば、子どもだってわかる。

でも、ドリルを手に取った直後ではなく、やった直後でもなく、冷静なふりしてSAPIXの問題をやり終わったあとに、気持ち爆発なところが、我が子の今の状態というか気持ち?

 

辛いけど辛くないふりして頑張って見せる

が、よく表れていたと思います。

 

私「私達さあ、(入塾した当初から)基礎トレちゃんと毎日やらなかったじゃない。こんなの簡単。毎日やらなくても大丈夫って。でも、皆はやってたんだよ。そして、簡単だった基礎トレがどこかで難しくなっていたんだよ。毎日やらなかったから、難しくなってきてるの気が付かなくて。でも、大丈夫。今から戻ってやれば、追いつけるから。3年生では1年かかる問題も、5年生だから3か月で出来るようになるよ。4年生の問題も3か月。合わせて6か月あれば、皆に追いつけるから。そのかわり、6か月間は辛いかもしれないけれど、一緒に頑張ろう。」

 

我が子「算数、出来るようになりたい(涙、大泣き)」

 

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5月に、マスター先生に3問だけ算数を見て頂いた時に、先生から言われたんです。

 

「プチ鬱、パニック気味かもよ。プライドが高い子だと思うから、わからないことが悔しいんだよ。」

 

 

昨日もコメントしてくださいました。

「何が辛いかというと、
自分ができないと思い知ることが辛い」

 

その通りだと思います。

 

昨日までどうやって、この辛さから引き揚げてあげればいいかな?を思いあぐねていました。

 

乱暴なやり方だったかもしれないけれど、自分の本当の気持ちを口に出せて、涙にして外に出すことが出来て良かったような気がします。

 

苦手克服のスタートラインに立てたような気がするので、夏のリベンジ、頑張ります!