この前、メンバーがバンクシーについてテレビでみた情報を頼りに一所懸命に説明をしていて、普段テレビをほとんど見なくなってしまった私はバンクシーはテレビではこんな風に説明されているのか。と思いながら聞いていた。
バンクシーの残すものの真偽に多くの人が関心を寄せていることがわかった。

しかし、バンクシーを話題にするとき残されたものの真偽を問う意識はさほど重要とは思っていなくて、バンクシーがこれまでどんな場所に絵を残し、それがどんな意味を持って、どう人々に伝わっていったのか、、その後その場はどうなったのか、、
そして、東京に残されたものがバンクシーのものであるならば、、、、、(以下省略)


って心の中で説明した。
メンバーのやりとりの中で唯一口にしたのはストリートアートという補足。


あ、、、、
説明したかった。。。
耐えて耐えて耐えた。
バンクシーの良さが十分に話されていない状況を目の前にして、私は自分の口を必死に塞ぐことしかできなかった!
こんなときに自分が一番役に立つとわかっていながら!楽屋の空気が一気に変わる瞬間を避けようと気づけば自分の口が開かぬ努力をしている。


あ、本当に私はちっぽけな人間だ!
これでも美術が好きだと言えるのか。
って考えながらトボトボと帰宅。







ステージ上ならきっと一気に説明できたことだろうと自分を振り返る。

本当の自分にいつかなれると嬉しい。