アルチンボルドは16世紀後半に宮廷で活躍した画家です。
 
今回、連作『四季』『四大元素』という8つの作品を一同に見ることが出来るます。
作品を見ると、なんだこれは!?っていう驚きがまず襲ってきますよ!
人物が果物や動物で出来ています。
そして、1つ1つのモチーフの細かい描写にも驚きます。そして、これらのモチーフが計画的に組み合わせられていることにも驚きます。
 
何回驚いたかわかりません。笑


さらに、
この奇妙な絵を描くアルチンボルドは宮廷画家だったことを思い出すとさらに驚きますよ!
宮廷画家といえば、身分の高い人の肖像画なんかを描いているイメージです。それも喜んでもらうためには少しばかり美化して描くもあったかもしれないですよ!
 
そんな中、アルチンボルドが様々なモチーフを組み合わせて1つの人物を描きだした奇妙な作品群は、特異です。
なぜ、こんなものを描いたのだろうか、
なぜ、宮廷でこのような作品が好まれたのか、展覧会を見るとそのことについても知る事ができます。
 
当時の皇帝の壮大な欲望と奇妙な作品群の関係を知った時、目が眩むようでした。

 
ぜひ、ご覧ください。
「アルチンボルド展」
上野、国立西洋美術館
9月24日まで