ハナミズキが咲き始めましたね
ハナミズキを見ると
ある新婦様を思い出します
とっても可憐な方
お手伝いした季節はハナミズキが
もう直ぐ咲く頃です
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新婦様から司会の依頼をいただき
直ぐにキャンセルになりました
どうも...何かあったらしいとしか
分かりませんでしたが
ご縁がなかったのだなと思っていたところ...
随分時間が経ってから
「やっぱりお願いしたい」とご連絡がありました
お会いしてみると
新郎新婦様ともにとても優秀で
愛情あふれる家庭で育ったことも
（いわゆる良家の子女です）
すぐに分かりました
新郎様はとても穏やかな方
新婦様は可憐で賢い方
でも...
新婦様は何かとっても心に持っているような...
繊細なところがチラチラと感じられ
壊れてしまいそうで心配になりました
何かお役に立てればと思いましたが
人間関係が出来てもいない司会が
「何かあったの？」と聞いても
なかなか話せないものです
だから
新婦様が自然に話せるように
些細なことから
メールのやり取りを始め
私の日々の出来事や結婚までの経験など
何度もやり取りするようになりました
少しずつ 心を開いてくれるようになったのかな
と思った頃
「清水さん プロの立場から
手紙を添削してほしいのです」
とご両親宛のお手紙が送られてきました
その手紙を読んで
全て謎が解けた
詳しくは載せられませんが
彼女の結婚までの葛藤の日々が
そこには綴られており
気持ちが痛いほど伝わってきて
私は泣きながら読みました
披露宴の当日
お母様が仕立てた打掛ドレスに
身を包んだ彼女は
本当に美しかったです
そして
新郎様と新婦お母様が
サプライズで新婦様に贈った「ハナミズキ」の唄
とても温かく感動的なシーンでした
この新婦様のお陰で
司会は当日の司会をするだけが役割ではなく
披露宴当日までお2人に寄り添って
安心して準備ができるように
サポートすることが大切なのだと
わかるようなったのだと思います
お元気に暮らしていらっしゃるかな
今年もハナミズキが咲きましたね
清水は今もたくさんの新郎新婦様のお手伝いを
させていただいていますよ
清水里絵
