台風ですねぇ
香川県、私が住んでる辺りは今、
風は強いけど雨は上がっていて、
雲の切れ間に
青空がのぞいていたりいます。
私が住んでる辺りは、
15年前の台風で床上浸水した地域です。
忘れもしない月曜日。
スマスマ見てたら、
突然テレビも電気も消えて、
停電？って思って外を見たら、
道が川になってました。
そこら中で、
浸水した車の警報が鳴り出して、
暗い中、
1階の動かせる物を
できるだけ2階に運んで、
そうこうしているうちに
膝まで水が流れてきて・・・。
どうしようもなくなるまで、
あっという間でした。
不安と恐怖と暑さで、
眠れなかったなぁ。
水がひいた後は、
友人たちや、ボランティアの人たちが、
家の片付けを手伝ってくれたり、
お米やトイレットペーパーや
生理用品を差し入れてくれたり、
近所のスーパーが
早いうちに営業を再開したから
物に困ることはそれほどなかったし、
しばらくは大変だったけど、
たくさんの愛も受け取ったんですよね。
ただひとつ、私には
消化できていない思いがあって。
生活が落ち着いてきた頃、
当時仲良くしていた
関東に住んでいる友人からメールが来て、
台風とはなんの関係もない
メールだったんだけど、
私が返信の最後に、
「台風、床上浸水して大変だったよ～。」
みたいなことを書いたら、
「そんなの、阪神大震災に比べたら！」
って、返事が来て、
なんかすごいショックで。
それと同時に、
あぁ、あれくらいで大変だったとか、
言っちゃいけなかったんだな、
台風より震災の方が、被害が大きいもんな、
って、
自分の気持ちや感情を、
抑えちゃったんですね。
ものすごく怖かったし、
不安だった。
「大変だったね。大丈夫？」
って、言って欲しかった。
「そんな風に言われたら、ショックだよ。」
って、言いたかった。
だけど、
「そうだよね。地震の方が大変だよね。」
って、終わらせちゃったんだ。
台風にも震災にもあっていない彼女が、
何を思ってそんな風に言ったかは
分からないけど、
私は私で、
私の気持ちや沸き上がってきた感情を、
しっかり感じれば良かったんだ。
15年たった今、
そんなことを感じています。
台風がくるたび、
不安で怖いです。
思う存分、
怖いよ～。
不安だよ～。
って、自分を感じます。
そして、
たくさん受け取った愛を、
思い出します。
大丈夫。
大丈夫。
ありがとう。
ありがとう。
思い出し怖いも、
思い出し感謝も、
いっぱい感じて、
それで、いい。
それが、いい。
世界は愛に、溢れている。
皆さまも、どうかお気をつけて
お過ごしください。
被害なく、
通り過ぎていきますように・・・