高校生 | ピクニック

高校生

入学した高校は、都内にあった。
週休3日、通学は週4日。
バイトに明け暮れた。
制服のない高校で、バイト代はほとんど洋服と飲食代に消えていった。
今思えば、親にプレゼントのひとつもすればよかったのに、
当時はそんなことを思いもせず、使いたいだけ使っていた。

入学して間もなく、高3の男の子に声を掛けられた。
格好よく見えた、まだ垢抜けない私からしたら。
流れで付き合うことになった。
初めての彼氏である。
途中で気が付いたけど、その子は学校の中であまりいいポジションではなかった。
制服のない普通じゃない高校の中は荒れ放題だった。
当時よく耳にした『パー券』とか『チーマー』とか、もろにそんな世界だった。
彼はそういう意味でもいい立場ではなかった。

そんな彼と、初体験。
埼玉に住む彼の家に遊びに行った時に初めてした。
オナニー大好き少女だったので、早くセックスってやつをしてみたかった。
真っ暗な部屋で、なにがどうなっているかわからないまま挿入。
『初めてだから・・・』
そう言うと、優しく入れてくれたような気がする。
そんな痛くもなかったしね。
初体験の帰り道、早速近所の中学校のプールの更衣室で2ラウンド目が開始。
ここからすでに変態への道が始まっていたのかもしれない。
初めてのセックスの刺激で、生理が来ていた。
2ラウンド目は中断し、彼の家に慌てて戻る。
そして彼のお姉さんのパンツを拝借して帰宅。

こんな初体験だった。