暖かな日差しが差し込む午後。





ティーカップの中で琥珀色に輝く紅茶と





真っ白なお皿の上にきれいに並べられたビスケット。





優雅なお茶のひとときを慌しく乱すものが・・・・








「つ、つばさお嬢様、大変です!!!」





ティーカップからそっと唇を離し


つばさは手を止めて答える。





「セバスチャン、騒がしいわよ。一体何事?」





「ウ、ウェッジウッドが破綻致しました!!」





「ウェッジウッドが破綻!?それは本当なの?」





「確かでございます。」





「うちにあるワイルドストロベリー食器のチェックはした?」





「は、はい、カップやお皿はだいたい揃ってはいるものの


シュガーポット、ティーポットの入手がいまだされておらず


コンプリートにはしばらく時間がかかりそうです。」






「そう・・・・でも破綻したとなったら早急に手段を講じなければならないわね。


万が一壊れてしまったことも考えないといけないし。」















ウェッジウッドが破綻したそうですね。





びっくりです。





デパートに必ずといって入っている老舗じゃないですか。





不況っていうのを改めて感じるわ。








ウェッジウッドのワイルドストロベリーシリーズ大好きで





友達などのプレゼントにワイルドストロベリーの紅茶缶を





あげることも多かったんですが





なくなっちゃうのかなぁ~?











消えモノだからもらっても困らないだろうし


缶がかわいく残るのでプレゼントに最適。






ワイルドストロベリーの食器も気長に集めたいとも思っていたんですが





今後どうなるか心配~~~っ。

















つばさ「セバスチャン、面倒くさいわっ!ウェッジウッドの会社ごと買取なさいっ!!」





セバスチャン「お嬢様。それは名案ですな!!」






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