光の存在である為には、内なる闇と向き合い、ネガティブな感情と不要な固定概念を手放す浄化のプロセスが必要となります。
アセンデッドマスターや女神は完全に光の存在ですが、私たち人間は転生を繰り返し、あらゆる人間ドラマを経験しているのですから、トラウマやコンプレックス、信念体系は誰でも持っていると思います。
ですが、内なる闇に蓋をして光だけを見ようとしていては、時に意図せず周囲に闇をばら撒くことになってしまうかもしれません。
外側の現実は内側の投影なのですが、未浄化の感情やトラウマ、コンプレックスを多く抱えている人ほど、闇の存在の心理操作も重なって、現実を歪んで解釈したり、被害妄想を膨らまし、冷静に内観することが困難になってしまいます。
怒りは原動力でもあります。
他人との価値観の違いに気付くことで自分の魂の使命や得意分野が明確になる場合もありますから、怒り自体が悪いわけではないですね。
怒りの奥底にある真の感情を見つけ出し、本当の望みを認めてあげることが大事です。
ですが怒りを持ち続けること、例えば被害者意識を手放せなかったり、自分が正しい相手が間違っていると、相手を見下す態度は美しいとは思えません。
善悪、優劣、加害者被害者・・・。
残念ながら二元性を選択し続けた先に、光はありません。
二元性を手放しワンネスへ移行するには、内面の浄化を避けては通れません。
望まない現実を体験した時、私の望む現実ではありません、と『NO』と言う勇気は必要です。
ですが、もしネガティブな感情に揺さぶられるのであれば、まずは感情を抑圧せずに解放していきましょう。
誰かに感情をぶつけるのではなく、自分で受け止めてあげるのです。
抑圧せずに感情を思いっきり感じ切ったら、自然とその感情は落ち着きます。
ただ、この段階では蓋をこじ開けていないので、またいつか繰り返してしまうでしょう。
方法はいくつかあると思いますが、私のいつも実践している内観の方法を紹介します。
ネガティブな感情は何なのかを特定します。
モヤモヤザワしているだけで明確に感情を特定出来ないと、入り込むのは難しいかもしれません。
たまに自分の感情が分からないという人がいます。感情と思考を混同する人もいます。
一生懸命に生き過ぎて“感じる”を封印してしまっているのですね。
その場合は今すぐヒーリングが必要です。おすすめはオーガズムを体感出来るヒーリングが一番早いと思います。
また、生活の中で五感を取り戻すことを意識するのも効果的です。
感情が特定出来たら手放すと決断し、その感情に入り込んでみて下さい。
しばらくすると、トラウマとなったヴィジョンが見えてくるはずです。
自分にしか分からない、○歳の時の○○の記憶です。
幼少期の両親との関係は、私たちの心に大きく影響しています。
すっかり忘れていたこの記憶が心の傷となり、大人になった今でも繰り返していたことに気付けます。
また別の方法として、ピンポン玉くらいの光の意識体となって、神殿である身体の内側を探索していく方法もあります。
もし何も見えなければ、今はそのタイミングではないのかもしれません。
またパニックを避ける為、重度のトラウマを抱えている方は、プロのカウンセラーに頼ることもおすすめです。
魂には自然治癒力がありますので、記憶に気付いてくれさえすれば癒せます。
その瞬間、何かがスーッと抜けていき、身体が軽くなった感覚があると思います。
また、感情というのは母親から受け継ぐといいます。
自分を癒してあげることは、自分と同じように苦しんだ母親も、癒してあげられることに繋がるのかもしれません。
闇を直視するのは恐怖ですし、浄化のプロセスというのは心が張り裂けそうなほどの苦痛を伴いますが、記憶にアクセスするのは割と簡単です。
どんな固定概念を持っていたのか、自分を見つめてあげましょう。
ダサくて醜い自分を癒し、愛おしい自分に変換してあげましょう。
内観することは自己愛にも繋がりますし、今は魂との繋がりを強化していく時期だと思います。
光の存在として今出来ることを、ひとつひとつ丁寧に向き合い、アセンションに向けて準備していきたいです。