★龍生九子
「龍」は、原始時代の信仰の中で生まれた想像上の神獣です。中国では龍は“皇帝の象徴”として用いられ、様々な種類の龍がいるとされています。「龍生九子」とは、龍が様々な動物と交わることで生まれた九匹の息子達です。その九匹は龍になれなかったそうで、息子一匹一匹の姿かたちや性格は全く異なっています。
①長男…贔屓(ビシ・ビキ)
重いものを背負うのが好きな縁の下の力持ち。石碑を背負うことで龍の役に立っています。
②次男…螭吻(リチ・チフン)
高い所に登り、遠くを眺める事と、物を咥える事が好きな夢想家。火を飲み込むのが得意で、波を起こし、雨を降らせて火災を防ぎます。
③三男…蒲牢(プロ・ブロウ)
龍のミニチュアのような姿で、体は小さく、鳴るのが好きで、よく鐘と一緒に鳴っているそう(笑)。海辺に住み、敵の鯨に狙われた時に大声を張り上げて叫んだそうです。
➃四男…狴犴(ゲイカン・ヘイカン)
虎に似て怖い顔をしていますが、おしゃべり好き。正義を重んじ善悪を見分ける為、通常監獄の門の上から下を睨んでいます。威力があり、悪人を裁くことや訴訟を好みます。
⑤五男…饕餮(トウテツ)
饕餮の“饕”は財産を貪る、“餮”は食べ物を貪るの意味で、財産を傾けてまで飲食する人の戒めとされています。(首はあるが身体のない顔だけの龍という説もあります。)
⑥六男…覇下(バシャ・ハカ)
水が好きで泳ぐのが得意な冒険家。橋や水路出口、雨桶などに使われています。
⑦七男…睚眦(ヤアズ・ヤズ)
山犬に近い容姿で殺戮を好みます。問答無用で闘いを挑み、悪を遠ざけ闘うのが好きな武闘派です。
⑧八男…狻猊(スアンニ・サンゲイ)
獅子に似ていますが性格はおとなしいです。火と煙を好み、人の話を聞くのが好きなので、寺院の香炉や仏座の飾りによく使われます。
⑨九男...椒図(ジョクト・ショウズ)
姿かたちは巻貝やカラス貝に似て口を閉ざしています。他所物が巣穴に入るのを嫌い、悪が入らないようにと願う玄関の守り神です。
最高の開運パワーを発揮すると言われる「龍生九子」。「龍王」である父を守り、それぞれの異なるパワーで財運アップをはじめ、全ての運気を上昇させると言われています。
新しい時代の幕開けと共に、最高の「龍生九子」でパワーアップしてみませんか?☆☆☆
#龍生九子
#リュウセイキュウシ
#風水
#奈良フリーマガジンSIZE
#広陵町
#angelstone