5月11日、とてもよい天気でした。

ゴールデンウイーク後の平日でしたが、仕事の休みをとり、横浜地方裁判所まで傍聴に行きました。


第1回口頭弁論も傍聴しましたので、横浜地方裁判所は2回目です。

過去、東京地方裁判所に傍聴に何度か行きました。

東京地方裁判所は入り口に空港のような金属探知機があります。

「やはり、裁判所だから、警備はきちんとせなあかんよな。」と思い、全ての裁判所は金属探知機を通って入ると思っていましたが・・・

横浜地方裁判所にはない!!!!!叫び


「これでいいのか?」と思っていましたが・・・金属探知機があるのは、東京地方裁判所くらいだと知人が教えてくれました。

東京地方裁判所に金属探知機が設置されたのは、オウム事件以後ということです。

(おバカな奈々草ちゃんもこれで一つおりこうになりました。)


開廷前に、矢野さんご主人と支援者の人に今回の裁判のポイントを書いた資料をいただきました。

すぐには法廷に入れず、廊下で待っていたのですが、私以外に2人の人が来たのみでした。

「えっ、傍聴人・・・これだけ?」と心配になったのですが、法廷に入る頃に控室からゾロゾロゾロと人が出てきて、時間ぎりぎりに来る人も多くいました。

傍聴人は27人でした。


口頭弁論とはいえ、双方の資料のやりとりとそれに関する説明で10分位で裁判は終了します。

今回が4回目の裁判。

あれ、何となく、1回目の裁判長と雰囲気違うなぁ、声も大きく傍聴人にもわかりやすく説明してくれるなぁと思っていたら、今回から裁判長が変わったと後の報告会で言われました。


今回の裁判で言われたことは下記です。

本来子どもを児童相談所が一時保護し、2ケ月後、更に延長が必要と思われたら、申請をしなければいけません。

それは2ケ月毎に行われなければなりません。


しかし、矢野さんの次女ちゃんは一時保護後、2ケ月毎の申請がきちんとされていませんでした。

児童相談所が次女ちゃんを施設入所させる必要があると判断しましたが、矢野さん夫妻がこれを承認しませんでした。(当たり前です。虐待などしていないのですから・・・。むしろ、施設にいる方が痣が増えています。)


そこで、児童相談所は平成26年3月25日に、横浜家庭裁判所に、正式な施設入所承認を求める裁判を起こしました。

平成26年12月25日に、横浜家庭裁判所は、施設入所の承認をしました。

裁判を起こしても、裁判所が承認するまで(3月から12月)は、2ケ月毎に一時保護更新の手続きをしなければいけません。

それを児童相談所はやらずに、保護を継続していたのですから、違法です、と原告は主張しました。


また、医学的にどういう根拠があって一時保護をしたのか?被告側から資料が出ていないと主張がされました。


次回の裁判で、原告側が違法性の整理をし、その後、被告側から一時保護の必要性の根拠を出してもらうこととなりました。


次回の裁判は、6月29日(月) 10時半からと決まりました。


裁判後、報告会がありました。

報告会には、17人が参加しました。

報告会で、裁判長が変わり、原告・被告の主張が整理され、かみ合ってない点が指摘されたことがまず言われました。


一時保護継続するなら、2ケ月毎更新申請する必要があることは報告会でも再度説明ありました。

その更新は、その都度何を根拠に保護継続が必要と判断したのかをを、資料を元に説明しなければならないです。

当たり前ですよね。

2ケ月あれば、十分な調査ができるはずです。

2ケ月間に行った調査と、虐待と判断した根拠と、更に保護が必要だと判断した理由を示さなければなりません。


更に、2ケ月後・・・保護が必要と判断するなら、この2ケ月で親御さんに、家族再統合のためにどんな働きかけをして、どんな反応だったのか?そして、まだ家庭に帰せない理由は何なのかを明確にしないとダメですよね。



医学的にどういう根拠があり、一時保護したのか?という点も説明されました。

被告は一時保護した平成25年7月5日以前の資料を提出していません。⇒裁判所が今後追及する?

つまりは、一時保護する前の入院の際、どういう状態だったのか?ということを明確にしていないので、矢野さんの次女ちゃんが自宅に帰って虐待を受けて脳出血を起こしたという根拠がないのです。


脳出血の原因も2つの病院で意見が違います。

また、意見がコロコロ変わります。・・・・

脳出血・眼底出血・意識障害の症状で、病院は「ゆさぶられ症候群」と判断して、児童相談所に通報しています。(他県にはない神奈川県の判断。)

その後の医師の意見がコロコロ変わるのです。

何ででしょうかね~?


平成26年12月25日、家庭裁判所は、施設入所を承認したが、児童相談所の判断と児童相談所が出した資料は信用できないと言っています。

では、何故、児童相談所が主張している施設入所を承認したのか?

家庭裁判所は、「虐待はいつ起きたかわからないけど、病院で起きたとは考えられない」からと言い、施設入所を承認しました。

何度聞いても、この意味・・・全く持ってわかりません。


現在、矢野さん夫妻は、東京高等裁判所に施設入所不服裁判をしています。(書類審議)

この裁判でも、施設入所が承認されても、一時保護裁判で「違法」と判断されたら、一時保護自体が間違っていたのだから、施設入所は当然する必要がないということになります。

東京高等裁判所で施設入所を認めなければ、次女ちゃんは帰ってきます。


児童相談所は、この高等裁判所で「自分たちは正しい」と必死に主張しています。

(自分たちの正しさを主張するより、子どもの幸せを考えて欲しいです。)

新たに、「古い出血後があるから、前から虐待していた。」と根拠なく言っています。

(今までそんなこと言ってなかったのに。)


まぁ、古い出血後があるとして・・・

一時保護前の入院中にそれがわからず、退院させたのは病院の落ち度だと思うけど・・・

そのあたり、どうなの~?と思います。



一通りの報告後、参加者の中からいくつか質問と意見が出ました。


帰りに、ある年配のご夫婦より、声をかけられました。

この問題は、そもそもの法律がおかしい、児童相談所が正しく機能しているか、第3者がチェックすることができないのがおかしいとおっしゃっておりました。


ホントにその通りで、皆がこの問題に気づき、「おかしい」と声をあげていかないと犠牲になる親子がドンドン増えていき、食い止めることができないと思いました。


早く、矢野さんの次女ちゃんが矢野さん家族の元に帰ってきてほしい!

裁判所が適切な判決を出してほしい!

そのために、一人でも多くの人が裁判傍聴に足を運んで欲しいと思います。

この裁判には多くの人が関心を持ち、いい加減な判決は許さないという(いい)プレッシャーを与えることが必要です。


次回の裁判

6月29日(月)10時30分から

横浜地方裁判所502号室


終了後、横浜開港記念会館1号室で報告会を行います。


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