<質問③>
今回の要望書の政策ですけど、これから児童相談所の改善を求めていくってことは、どういう風にこれから展開されていって、最終的には何を目指していくのかということをお聞かせ願いたいのですけど。
<応答・内海医師>
私自身はですね、自分自身の価値観だけで言えば、児童相談所はなくなってもらってけっこうぐらいに思っているのですが、それだと現実的じゃないというてなことがありますので。
私自身が個人的に望むことは、まさにこの要望書に書かれている通りで、やっぱりこの虐待の価値観とか、そういうことを最初に議論したいわけじゃなくて、そのシステムそのものが根底から根本からおかしくなってると。
人権とか親の人権もそうですし、子供の人権もそうだし、それが完全に狂っているということをこちらとしては訴えたいので、だから法律をはっきり言うと変えていただきたいと、まず基本思ってます。
次は、社会認知がより進むように、と。
今回の記者会見の要望もこれが一番の目的なので、これで例えば、厚生労働省とか法務省がすぐ変わってくれるというふうに、私自身すぐに期待しているわけではないので、認知されることが多くなれば、行政も重い腰をあげるのではないかと。
いうふうなそういう期待を少しでもかけようかなと思ってます。
そのためには、メディアの方ができるだけ多くとりあげてくれる、議論を増やしてくれるのもそうですし、後、我々自身としては、議員さんですかね、そういう法律関係にあるというか、影響が与えられる。特に、地方議員さんとかですね。
そういう方々は、こういう問題に少しは耳を傾けてくれるのではないかということで、南出先生とも話して、そういうううな人達にも訴えかけようということで、著書にも書いておりますし、そういうことがまず最初に行われて行けばいいのではないかと。
まず、保護単価とかそういうの見直しとか、そういうのは是非お伝えしていただきたいのと、後は、医療の、さっきの向精神薬投与ですが、それはセカンドオピニオンも受けられないことになっています。
子供が向精神薬を投与されてて、それで親が「ちょっと待ってください。虐待かどうかは置いといても、その投薬は待ってください。」と言っても、それを聞いてもらえないとか、まずバラされもしない。
そういう状況なので、これもかなり重大な人権侵害にあたると思うのですが、それはまずオープンにされて、カルテも診れるような話しにならないとですよね。
その上でセカンドオピニオンとか、他の医者にかかるとか、弁護士が入れば。
そういう状況は提供されるということは、せめて殺人事件でもそれは担保されてるわけですから、まず最初はそういうところからではないかというふうに私は思って、以上、今回はこういう行動しました。
だから、目指すところと言われたら、これは大きな社会問題でもありますし、どこに行くのかということは、この問題くらいは全部解決できないと、人権などある国とはとても言えないのではないのかな、というふうに思っていますので、目的としては、これ全て解決するということ、私の頭の中では願っております。
<応答・南出弁護士>
今回の要望書に大体インストしてるのですけど、法制度の改正の前に、運用をまず正常化させるが一つ、まず第一歩かな。
一時保護の運用、正していく、あるいは面会通信全部制限というのを、まず基本的には1ヶ月以上はさせてはならないという。
1ヶ月以上、例えば、延長する場合は、裁判所の許可がいるみたいな状態をやっぱり設定して、ちょっとずつでも変えていかないと、これはずっとこういう状況が続く。
抗精神病薬を投与されているという疑問に思っている以上は、面会をさせることによって、相当改善できてくるのではないかと、自浄作用が起こるんじゃないかと。
だから、今回も色々な一時保護されている方の、矢野さんにきていただいてるのだけど、こういう方々のいわば一番くやしさっていうのは、自分は何もしてないのに、虐待親だと言われる。
この無念さというか、それぞれそういう人の思いがあるんだけども。
その問題を言うとね、いや、虐待したのか、してないのか、あんたは虐待親か、虐待親でないのか、ということで全部入口で、その事件の個性というのかな、それで選別されてしまって判断されることが多いのだけど。
私らは、勿論それを濡れ衣をはらさなければならないと思うのだけど、一般化して考えた時にね、仮には一時の過ちで虐待したとしても、それは先ほど言ったように、永久にそれを続けるわけではないのでしょ。
刑罰だって、それこそ過去にあった行為で処罰されたとしても、福利厚生していくと。
要するに、未来永劫、犯罪者の烙印を押されてね、社会から隔離されるわけではないじゃないですか。
刑期が終われば、それは社会復帰して、みんなが応援してあげなきゃダメなんだね。
そういう視点から考えた時に、過去に仮にその過ちがあったとしても、面会通信くらいさせてやれよ、という声が広がって欲しいなと。
それは、地方議員も含めてドンドンと発信して欲しいのだけど。
元々この児童福祉法も、ドンドンドンドンと一時保護も含めて、権限をドンドンドンドン強化して、児童福祉法の改正方向、全部、児童相談所の権限を拡大する方向で、現在に至るまでなってるのですよ。
ここをまず止めるためには・・・
今の国政レベルから言ったら、政権与党から野党全党的にそれを賛成するのですよ。
児童福祉法だとか、児童虐待防止と言ったら、誰も反対しない心理効果を狙って誰も反対しない状態でずっと続いていて、地方議員もそれに右に倣えでね。
自分のその与党であろうが、野党であろうが、これを言うと、虐待親の味方なのかと批難される。
票にはならない。
これをやったからと言ってね、そういうことで例えば、私らにもたくさんの人が、地方議員がそれは大変ですね、と話しを聞きに来るんです。一回は来るんです。二度と来ないんです。
何故ならば、それは地方に帰ってしまうとね、自分らの会で話しすると、それはダメだと。会の離れた人以外は。
だから、今、私らに協力してくれる人は、全部無所属とか、そういう会に属してない人が殆どでね。
会が所属している人は、不可能に近いと思ってるくらいでね。
だからこそ、本当になかなか難しい状況だというふうに思ってます。
<応答・釣部氏>
この要望書の起案さしていただいたのですけど。
具体的にどのようなことを変えて欲しいと7つあげてますが、このベースに流れているものがありまして。
裁判やっても、児相と話しても、子供の最善の利益という単語が出るんですね。
この子供の最善の利益で闘うんです。お互いが。
じゃ、子供の最善の利益って何ぞや?ということの議論が共通認識が起きていないというふうに思っております。
国連憲章子供の人権規約 を見ると書いてあるのですが、要は単純に言いますと2つあります。
生命とか命の安全です。
もう一つは、意見表明権なんです。
子供が自分の意見を言う権利。
この2つを最低限守ってあげる時に、子供ですから、大人が守ってあげなければならないのですよね。
この2つを守るためにというか、守らせないために何をしているかと言うと、色々な精神薬や面会の制限とかありますので、もう一度言いますが、命、生命を守るということと、子供の意見表明をしっかり守るということを担保するために、今、邪魔になっているもの、おかしいものをこの7つの具体的にあげたと。
そういう理解をしていただけたらと思います。
この後も質問③の応答が続きますが、長くなりましたので、次回質問④と合わせましてアップしたいと思います。
アップは、年明けとなります。
当記事は、10月15日に行われた記者会見の動画より、テープ起こししたものをアップさせていただいてます。
記者会見の動画も是非ご覧くださるよう、お願い致します。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/182320
署名のお願い
児童相談所に不当保護(拉致)されている子供を母親の元に帰すための、署名にご協力お願いします。
とごういづみさんの署名は
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ぴょんこさんの署名は
2014年、皆様にはお世話になり、感謝しております。
2015年もブログを続けさせていただきますので、宜しくお願い致します。