お待たせいたしました。
ん、誰も待ってない?そんなこと言っちゃ~ ダメよ~ダメダメ
<記者会見>児童相談所被害の実態を報告し、改善要望(H26.10.15)-南出弁護士より③ の最後、
「それだけでも駄目なのに、もうひとつそれを倍加するような問題があります。」で締めくくりました。
今回は、「倍加する問題」について、アップしたいと思います。
南出弁護士が語る「現状の児童相談所の問題点」
それが次の保護単価という問題になります。
これはいわゆる予算問題なんですね。
この予算というのは、どういうことかというと、児童相談所の予算というのは、どんなふうにして予算が組み立てられるかというと、いわば、一時保護して一か月児童を一時保護すれば、一か月当たり30万~40万程のお金が支給されるわけです。
我々これを拉致報奨金と言っているのだけど、拉致報奨金が当たるからね、いくらでもするんです。
いくらでもやればやるほど予算がついてきますから、やり得じゃないですか。
そしたらね、歯止めがききません。
警察の場合はね、別にね、予算は逮捕したからと言って、逮捕報奨金が上がるわけではない。
任意捜査しようが、強制捜査しようが、それは予算は一つの枠として決まっておって、その予算の枠内で強制捜査するかしないかを判断して捜査をやっていく。
尚且つ、警察の場合は、憲法でも令状主義で制約があります。
逮捕することにおいてね、あるいは逮捕拘留することにおいて、裁判所の令状がいる。
捜査押収する場合も令状がいる。
令状主義をとってますから、なかなかこれを令状主義のハードルが高いので、そう易々と強制捜査で拉致してくる、逮捕してくることは難しいですけど、児童相談所の場合はそんな制約一つもないんです。
令状主義も制約もなければね、事前事後の裁判所の何らかの許可とか、そういう制度もなければ、やりたい放題やれている。
そうなってくると、誰が考えても、怖ろしいじゃないですか。
これはもう、権力に対しては、誓約書を書かないと駄目なんですね。
そうすると悪事を成すという前提で考えた場合に、これは予算制度で、こんな膨大な権限を与えた状態ではいくらでも乱用される。
「児童相談所、頑張れ、頑張れ」と言って、あちこちで応援して、そういうことをするんだけど、はっきり言ってこんな状態でね、前に進まないじゃないですか。
児童相談所はそういう予算制度だから、いくらでも予算がつくのに、それでも、もっともっとおかわりしてね。
養護施設の方にもっとおかわりさせてくれと言うのは、一つのあれでしょうか。
これは真相はわかりませんけど、タイガーマスク現象なんて、まさにそうじゃないですか。
タイガーマスク現象がどういう形で起こったかというと、大体全部ね、児童養護施設、それも児童相談所の息のかかった児童養護施設に、全部ランドセルとかを提供しましたね。
だけど、あれね、全国で大キャンペーンしてね、あちこちでわーっとやって、後、全国で残っているのが何々県とか何々県です、と言う形のね、いわばタイガーマスク現象報道が過熱して、ランドセルを持っていくとか、お金と持っていくとか、食べ物を持っていくとか、そういう運動をいっぱいやってですね、全国に行き渡った段階でピタッと止まったじゃないですか。
<参照:タイガーマスク運動
それは善意によって、そういうことが必要だと思って、皆さんがやられた部分もあるけど、あれをけしかけたのは誰なんでしょうね。
実際のところあれをすることによって、次、全国に行き渡った次の日の報道、皆さん、ご覧になったらわかると思いますけど、「児童養護施設にもっと予算をつけろ」というマスコミが一斉報道された。
これはどう考えたって、連動してると思いませんか。
つまりあの、タイガーマスク現象は、それは善意の人が誰かやり始めたのかもしれない。
だけど、あれは確実にね、あれによって利益を得たのは、いわゆる児童相談所関連の人達が利益を得ているわけ。
だから、物凄い巧妙な方法でね、今されてて、そしてその児童相談所に、「児童虐待があるから、もっと頑張れ頑張れ」と言うのだけれど。
実際考えてみてください。
今ね、マスコミで児童虐待と言われてるのはね、あれ、完全な刑事事件じゃないですか。
刑事事件はね、警察がやるべきなんですよ。
で、警察がやるべきなのに、警察には予算がないから、
警察で3条で保護したら、24時間の制約とか5日間の許可がいるとか、そんなややこしいことになるから、
全部児童虐待防止法でね、何人ともいえども通報が、児童虐待をみたら通報するという通報義務があるからね、警察も児童相談所にまたね、通報するの。虐待通報。
だけど、虐待って考えたら、刑事事件よ、本来は。
刑事事件を疑うべき、つまり犯罪行為の嫌疑のはずなのですよね。虐待というのはね。
例えば、それが躾でもなんでもいいから、体罰、許される行為でも何でもないわけ。
虐待というからには、違法行為として認定しているわけだから、それであれば警察はね、自らが立件せねばならないわけ。
<参照:児童の安全の確認及び安全の確保を最優先とした児童虐待への対応について >
にも関わらず、それをね、捜査権も何もない、捜査権のある警察がですよ、児童相談所に虐待通告しているわけですよ。
上半期で3万何件て報道ありましたよね。つい最近。
そのうち立件されたのは、300件数ってことですよ。
だから、殆ど1%しか刑事事件で立件されてない。
それ以外のものは全部、全部そのいわゆるファジーな状態。
事件かどうかわからない。親がやったかやらないかわからない。
そういうものをみんな虐待通告されて、してるのだけど、よく考えてみたら、予算制度から考えたら、警察が児童に対する刑事事件、児童が暴行、脅迫、傷害、殺人をされた・・・
もう完全にどうみても、事件かと思われる以外の事件は、全部児童相談所に丸投げしている。
て、いうことは何が言えるか。
警察はその制度において、子供に対する犯罪行為を、捜査権を放棄していると一緒。
そういう制度がずっと運営されてて、現在に至ってね。
だから、この予算制度が見直されない限り、歯止めはきかないと思います。
あの、他いっぱい色々な要素は確かにあります。
改善すべき点はいっぱいあります。
けど、まっ先に最優先順位として、今、まっ先に最優先でやらなければならないのは、この予算制度の見直しです。
で、これは、法務省も厚生労働省すら旗振りするわけですから、時間、事象、省益が増えるわけですから、それをブレーキかけることはしません。
で、法務省だって、ようわかっていません。
警察庁だって、よくわかっていない。
そんな、全部、虐待、警察が児相に虐待通告する方向で指導受けるわけだから。
後、残るのは財務省ですよね。
財務省はこんだけドンドンドンドン予算が増えていくのは問題じゃないかと、問題提起すれば、省庁間で何か対応とかとれるのもしれないけど、
これおよそあの、同じ穴の貉ですから、これなかなか期待はできません。
できませんけど、あのそういう意味で我々一つずつ運動していく必要があるのかな、というふうに思います。
当記事は、10月15日に行われた記者会見の動画より、テープ起こししたものをアップさせていただいてます。
記者会見の動画も是非ご覧くださるよう、お願い致します。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/182320
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http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/22761/1114_dm1718_02/
「佐世保児相に突然引き離された親と子(3)」
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/22931/1117_dm1718_03/
「佐世保児相に突然引き離された親と子(4)」
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/23095/1118_dm1718_04/
佐世保児相への多様な意見を紹介
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/22819/1114_iken_1/
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