カルト問題に詳しい、あの弁護士が登場します。
1.スケープゴート
「スケープゴート 」は、釣部 人裕氏の著書です。
カルト視されていたライフスペースが、オウム真理教と同じく、子供を囲いこんで虐待している、という憶測で、子供達は児童相談所に拉致されました。
虐待の事実はないことを、児童相談所は保護後に確認したのですが、すぐに子供を帰しませんでした。
親に「ライフスペースをやめなければ子供を帰さない。」と脅したり、子供に親に「ライフスペースをやめるよう」依頼する手紙を書かせています。
拉致された子供側の当時の気持ち、その後が第3章に書かれています。
親が児童相談所の脅しに屈せず、養護施設に拉致された子供、
親に「ライフスペースをやめて欲しい」と手紙を書き、親がその通りにして、比較的早く家に帰れた子供、
双方とも、心に深い傷を負いました。
読んでいて、怒りで体が震えました。
人の思い込みが、人に取り返しのつかない傷を負わせ、未来まで奪ってしまう恐ろしさを感じました。
一気に読ませる本です。
是非、皆さんも読んでいただきたいと思います。
2.あの弁護士が登場
「スケープゴート」が届き、最初パラパラっと捲って驚いたことは、紀藤正樹弁護士の名前が出てきたことです。
「あ~ら、こんなところにきとちゃん弁護士が。」と苦笑してしまいました。
紀藤弁護士は、山口広弁護士と並ぶ統一教会反対弁護士として有名です。
統一教会だけではなく、世間で「カルト」と呼ばれる団体が騒がれると、水を得た魚のようにひょこひょことテレビに出てきます。
<紀藤弁護士が「断言に注意」と書いたのは笑えるし、怒る。何故かは、後の文章を読めばわかります。>
「千葉成田ミイラ事件 」が起こり、またまた奇怪なカルトが現れた・・とワイドショーを賑わせました。
「カルト」と聞けば、紀藤弁護士が黙っていません。
自身の「カルト論」「マイコン論」をメディアで得意げに話していた姿は容易に想像できます。
(残念ながら、私の記憶にはあまりありません。)
(ちなみに日刊ややカルト新聞でも、ライフスペースについての記事がありました。)
ライフスペース後継団体が「冤罪」訴えシンポ=紀藤正樹弁護士に懲戒請求も
私は、事件の真相やライフスペースがカルトか否かは述べません。
事件がどうであれ、ライフスペースがどんな団体であれ、下記は到底許されることではありません。
①虐待の事実を確認しないまま児童相談所が子供達を拉致したこと
②何の罪もない子供達が、カメラフラッシュを浴び、世間のさらし者になってしまったこと
③子供たちに取り返しのつかない傷を負わせたこと
子供達の拉致のきっかけを作ったのは、紀藤弁護士のテレビでの不用意な発言でした。
しかも、それは全く根拠のない発言でした。
「スケープゴート」から引用します。
ちょうど、その頃、第二東京弁護士会の紀藤正樹弁護士(以下、紀藤弁護士という)が、今度は、あるテレビ番組で「高橋たちは児童虐待をしている」という趣旨の発言をしていた。
(「スケープゴート」p39 L6~8)
私は、2010年8月13日、紀藤弁護士と直接会って1時間以上話したことがある。
その時に私は、「何を根拠に児童虐待があるとか、養育懈怠があるとか言っているのですか?」と質問を紀藤弁護士にぶつけた。
「新聞で報道していたでしょう。」
「いいえ、紀藤弁護士が先に児童虐待だとか、5歳である私の娘を学校に行かせていないとか発言したのは・・・。5歳児は就学前ですよ。」
私が訊くと、紀藤弁護士は口ごもった。
私は追い打ちをかけた。
「誰かの噂話を鵜呑みにしただけなんじゃないですか?」
「情報の提供があったんですよ。私のところには、いろいろな情報提供や相談がありますから・・・」
「どんな情報提供ですか?」
「子どもの捜索願がでたんですよ。」
(略)
その事情を話すと、紀藤弁護士は話題をそらし、「児童相談所が判断したことだ」「一市民として通報義務を果たしたまでだ」「表現の自由だ」などと言い始めた。
紀藤弁護士は、カルトに詳しい弁護士を標榜しながら、自分の発言の根拠を新聞記事や報道に求める。
そのスタンスは今も変わらない。
(「スケープゴートp98 L6~p95 L9)
頭がクラクラしました。
何の根拠もなく、「児童虐待だ」とメディアで言うことが「一市民としての通報」でしょうか?
「表現の自由」でしょうか?
紀藤弁護士の表現の自由のせいで、何の罪もない子供達が酷い目に遭いました。
そして、紀藤弁護士は、自分の発言によって、児童相談所に拉致された子供達のその後に関心をもっていません。
今まで、紀藤弁護士は、単なるお調子者のタレ弁としか思ってませんでしたが、これを読み、悪魔だ!と思いました。
悪魔と言えば・・・こんな曲もありました。・・・・・
http://www.youtube.com/watch?v=rsT-WIDu-uA
3.師匠が師匠なら弟子も・・・
後藤徹氏裁判(※)の被告の後藤兄妹、兄嫁の弁護士は、山口貴士弁護士と荻上守生弁護士は、紀藤法律事務所 所属の弁護士です。
(※)統一教会信者への12年5ヶ月に亘る拉致監禁による強制説得の裁判
後藤徹氏裁判の一審の本人証人尋問を傍聴した美代子ちゃん(仮名)から、傍聴後話しを聞きました。
美代子ちゃんは、山口貴士弁護士と荻上弁護士の尋問が特に印象に残ったといいます。
美代子ちゃん曰く。(美代子ちゃんの言葉は青字。注:美代子ちゃんは口が悪いです。)
メタボ弁護士(荻上弁護士)はね、やたらとマンションの窓とベランダのこと、後藤さんが大学で建築科を専攻していたのを拘っていたのよ。
窓を割ればベランダ伝いに避難できる構造になっているはずだ・・建築科を専攻していたのだから、わかるはずだ・・とやたらと何回も言っていて、聞いているこちらも「またか・・」とウンザリ。
(詳細はhttp://antihogosettoku.blog111.fc2.com/blog-entry-161.html#more 参照)
でもね、まだメタボはよかったのよ。
オタク(山口貴士弁護士)は、もう最悪!
尋問の最初にいきなり「あなたのトト様はどこにいますか?」なのよ。
何言ってんの?オタク弁護士が~!と心の中で毒づいたわよ。
当然、後藤さんも返答に困るわよね。
原告弁護士も、「異議あり!」と当然抗議するわよね。
そしたらね・・・・裁判官がオタクに向かって一言!「何をおっしゃりたいのですか?」
その一言で法廷が大爆笑!
(詳細はhttp://antihogosettoku.blog111.fc2.com/blog-entry-174.html#more
http://antihogosettoku.blog111.fc2.com/blog-entry-149.html#more 参照)
後々よく考えたら、統一教会に反対して亡くなった後藤さんのトト様は、地獄に行ったと後藤さんは思っている。だから、救わなければならない。そのため、氏族メシヤ活動として伝道のため、マンションに居座ったという証言をとりたかったのではないか・・・と。
でも、法廷で「統一教会に反対していた父は地獄にいます。」なんて、言うわけないじゃんね。
ホント、反カルトオタクだよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・( ̄Д ̄;;
後藤徹氏裁判は、現在控訴審が始まっています。
控訴審第一回目の傍聴記が裁判ブログにアップされていますが、これを読んでも、この二人の弁護士は・・・と思わざるえません。
この二人の弁護士が提出した資料で、後藤さんが監禁中に書いたノートの一部、カレンダーに書いたメモがあるのですが、ノートは都合のよいところだけを切り取ったもの、カレンダーのメモは全く読めず・・・・
(詳細はhttp://antihogosettoku.blog111.fc2.com/blog-entry-263.html 参照)
こんなの証拠になりませんよね。
だから、二人の弁護士は福本弁護士(原告側弁護士)に追及されて、「ここをつかれると痛いな~」って顔をしたのでしょう。(↑サイト参照)
よく反対牧師は、「原理講論(統一教会の経典のようなもの)は聖書の都合のよい部分のみパクっている」と言うが(それはその通りだが)、批判しているカルト団体と同じことを山口貴士弁護士と荻上弁護士はしているのです。
スタップ細胞の論文の写真の貼り付けがあれだけ問題になったのに・・・・
弁護士界でこの言い方が妥当かどうかわかりませんが、師匠(紀藤弁護士)が師匠なら、弟子(山口貴士&荻上弁護士)も弟子!
紀藤弁護士は、タレ弁活動の前に、弟子教育をしっかりすべきではないでしょうか?
それとも、しっかり教育したから、おいしいとこ抜き取りの証拠提出をしたのでしょうか?