児童相談所問題は根が深いです。

被害を受けた人が正攻法で訴えても、児童相談所側から「反省していない。」と捉えられ、渋々虐待を認め、児童相談所の言いなりになります。


世間は、「児童相談所は正義の味方」と信じていますから、親がどんなに「虐待していない!」と訴えても、「虐待してないのに、連れて行かれるはずないじゃない。」と被害者に冷たい視線を送ります。

また、虐待死事件が起きた後、「児童相談所が家庭に入っていけなかった。」と報道されるため、児童相談所には権限がないと思っている人が多いです。

児童相談所が子供を親から離して連れ去ったのは、余程の虐待があったはずと思います。


虐待という冤罪と、世間の無理解、冷たい視線が、被害者の親御さん、子供達に容赦なく襲い掛かります。

そんな被害者が日本には、4万人いると言われています。



4月19日にアップし、非公開にしていた記事を一部修正して再度アップさせていただきます。

【非公開にしていた4月19日の記事を再びアップしました。】

ダウン



児童相談所の拉致が後をたちません。

何故、日本でこんなことが起こっているのか?そして、マスコミは何で報道しないのか?

この件が起こり続ける限り、そしてマスコミがダンマリを続ける限り、私は日本も、マスコミも信用しません。


殆どの親御さんが、自分には無関係だと思っているでしょう。

しかし、はっきり言います!

子供がいる人なら、誰もが被害者(当事者)になる可能性があります。他人事ではありません。

是非、自分のこととして読んでいただきたいと思います。



1.経過


発達障害の診断を受けている男の子がある日、公園で知らない女性より手を引かれ車に乗せられ、児童相談所に連れて行かれました。





男の子は、小学校低学年ですが、身長、体重共4歳児並みでした。

児童相談所に連れていかれた理由は、「小さい」⇒ネグレクト(食事を充分与えていない)の疑いがあるということです。

公園から連れ去られる前、女性から、男の子に数回に亘り、食べ物を与えていたようです。

その女性が連れ去ったのなら、食べ物を数回もらっていたことで、男の子も警戒心が解けていたのでしょう。


男の子が小さいのは理由がありました。

小児疾患低身長成長ホルモン分泌症 」という病気のせいです。

病院でホルモン治療を受けました。しかし、治療効果がなかったため、治療のための補助金は打ち切りとなりました。

自費で治療を続ける選択肢もあったのですが、経済的な負担がかなり大きくなります。

ご両親は、男の子と今後の治療をどうするか話し合いました。

そして、治療は打ち切ることとしました。


(男の子は小学校低学年ながら、かなりしっかりしたことを答えています。青太字で紹介させていただきます。)


世の中、小さい人も沢山いるし…
お母さんがいつも足がなくても、手がなくても…色んな身体的障害があっても、立派に生きてて…学校の先生よりお医者さんより偉くなって立派に活躍してる人もいるんだよと…まえに話してたよね?


僕は…小さいからといちいち、聞かれるのはちょっと…またか…と…辛かったりする…

だけど…僕が僕の口で説明しないことで…お母さんの育てかたが悪い…そう言われるのだけは耐えられない…



男の子が一時保護(監禁)されてから、警察(少年課)の人も来ました。

小さいから、ネグレクトを疑っているというのは、警察の人から聞いたことです。

しかし、小さいのは、病気のせいだし、病院で治療を受けていました。治療の補助金を打ち切ったのは市です。補助金を打ち切って、治療ができなくなって、それで小さいから拉致する・・・意味不明です。


警察の人は、何例も荒れた家庭を見ているので、部屋を見ただけで問題ある家庭かどうかわかると言います。男の子の部屋は問題ある家庭の部屋ではない、とはっきり言っています。


ご両親は、男の子に会えないまま数週間が過ぎました。

男の子の兄弟も、怯えて不安定になりました。

いつも遊んでいた公園でいきなり男の子が連れ去られたのです。今まで信じていた先生やお医者さんや看護師さんが皆敵になったのです。



児童相談所から、男の子は家に帰れるという連絡がありました。

ホッと息をついてのもつかの間、「一時保護期間で、僅かだが体重を増やせたから、親元には帰さず、家裁申し立てをして、児童養護施設に入所させることにした。」と言われました。
パンチ!パンチ!パンチ!




2.矛盾点


①小さいからネグレクト?


私の兄弟も、小さくて、痩せていました。

私は標準より背が高かったですが、兄弟はクラスでも1番小さかったです。

私との身長差はかなりありました。

(今は私より大きいです。)







兄弟は、小児喘息があり、食がとてもとても細かったです。おまけにアトピー性皮膚炎があり、皮膚はカサカサでした。

もし、私と兄弟が今、子供だったら、姉妹との身長差、皮膚がカサカサであることから、食を充分に与えていない、お風呂に入れてない、というネグレクトで、兄弟は、児童相談所に拉致されていたでしょう。


本当に恐ろしい時代になりました。


この男の子は、小さいということで病院で治療を受けていました。

親御さんは、男の子が小さいことを気にかけ、何とかしようとしていました。

そして、治療効果がないため、補助金が打ち切られる時も、親子で話し合っています。

小学校低学年の子供にきちんと事実を伝え、子供の意思を確認している・・・ここまで話し合いができる親子をネグレクトと判断するなんて、どうかしてます。



②拉致のために準備してた?


男の子は、拉致される前、公園で女性から食べ物をもらってました。

男の子は、発達障害のため、食べ物に対する執着心がすごかったようです。

男の子の食べ方と、小さいことから、食べ物をあげていた女性がこの子は家で食べさせてもらえなかったのでは?と思い、児童相談所に通報して拉致に至ったとも考えられますが・・・

これは、無理があります。


見ず知らずの子に食べ物をあげるかどうか???えっ

公園で遊んでいる小さい子をみても、知らない人なら、年齢が小さい子としか思わないはずです。

普通は、お母さんと一緒にいるような小さい子が公園で一人で遊んでいると不審に思うでしょう。

そして、子供に「お母さんはどうしたの?」と聞くか、交番に相談するでしょう。


それとも世の大人たちは、小さい子供には、食べ物をあげる程親切になっているのでしょうか?


児童相談所は、男の子を拉致しようと狙っていたと疑ってしまいます。

(おそらく、病院か学校からの通報)

児童相談所は、男の子の行動、特性をある程度把握し、男の子の一番のネックの食べ物でつってしまったのではないでしょうか?






③家庭訪問をしていない!えっ


児童相談所に虐待の通報があった場合、家庭や学校を訪問して、被虐待児の様子を確認したり、家庭が児童にとって、適切な環境であるかを確認するのではなにか、と思うのですが。


実際、児童虐待死亡事故があった場合、児童相談所職員が訪問しても、入れてもらえなかった、事実が確認できなかったと報道されていたではありませんか。


その報道を受けて、世間では「児童相談所にもっと権限を!」とおバカなことをのたまってました。

(児童相談所には十分すぎる権限があるのに。しょぼん


男の子は、児童相談所に拉致される前、児童相談所職員(もしくは関係者)が訪問した気配がありません。

訪問もせず、男の子にとって不適切な環境と判断できるのでしょうか?

訪問もせず、男の子にとって、一時保護が必要と判断できるのでしょうか?


その根拠は何でしょう?



③家庭再建はどうした?


過去、私がブログで「児童相談所の言い分」を紹介しました。


児童相談所の怖い話ー児童相談所の言い分①

児童相談所の怖い話ー児童相談所の言い分②


②の中に、「一時入所」や「施設入所」が終わりではないと書かれてます。

そうです。入所で終わりにしてはいけないのです。

児童相談所なら、児童が幸せに生きることができるよう、家庭再建に力を入れなければいけません。実際、家族関係の調整を行っていると、①の中に書かれています。


この男の子の場合、一時保護(監禁)中に体重が増えたというなら、

(1)家庭での食事と一時保護(監禁)中の食事はどこが違うのか

(2)家庭での食事はどこに問題があったのか

を検証して、ご両親に伝え、指導しなければなりません。

その指導を拒否したり、頑なに「自分たちのやり方でいく」と主張したのなら、施設入所も検討しなければなりません。


親御さんは、男の子が小さいことを気に病み、病院で治療していました。

そんな親御さんが、食事指導を拒否することはまず考えられません。


家庭再建というなら、施設入所を決める前に、食事指導でしょう。

そして、家に男の子を帰して、経過をみるべきでしょう。



④一時入所中に僅かに体重が増えたから、施設入所?


家で十分な食事を与えられず、慢性的な飢餓状態に陥っている子供なら、数日間十分な食事を与えたら、体重増加は僅かではないはずです。


何事もなく、家で生活していても、僅かな体重増加はあったかもしれません。いや、もっと増加したかもしれません。


僅かな体重増加があったから施設入所・・・・・?

わけわかりません!むかっ

こんなこと言うこと事態、専門家がいないということを証明しているようなものです。



こんな児童相談所にダウンの権限を与えてよいのでしょうか?


児童虐待防止法に関する法律

子供虐待について




今の児童相談所では、児童虐待の防止はできません。

今の児童相談所は、本当の虐待を見逃し、虐待されてない子供達を拉致してます。

親たちは、やってもいない虐待を認めないと、反省していないとされます。

子供を家に帰さず、会わせもせず、声も聞かせてもらえません。

「言うこと聞かないと帰さない!自分たちの意に沿わないと帰さない!」と脅し、あげくに、「子供を連れていってくれてありがとう。」と感謝まで強要されます。



児童相談所をこのままの状態にしてよいのでしょうか?

児童虐待に対する対応は、このままでよいのでしょうか?


※児童相談所の問題については、内海医師の「児童相談所の怖い話 」の本に書かれています。

読んで欲しいと思います。



<追記>

男の子の母親の言葉を一部引用させていただきます。


息子が市の健康診断に引っ掛かり…

成長ホルモン不分泌物症と難病特定されたときから…

役場と…発達センターと骨の治療を受けていた病院と児童相談所は、最初から繋がってたそうです…

そう、つまり、息子に春休みの間に何度か接触していたのも、市の職員とのこと

息子が難病なのは、はなから、母親が食事を与えていないと決めつけ疑い…

度々、親の知らないところで長男に接触していたみたいです


最初っから虐待ありき⇒拉致前提で児童相談所は動いていたのです。

難病の原因を母親が食事を与えてないから?と決めつけるのも意味不明ですが、男の子だけに接触して、食事を作っている母親から話しを聞いてないのは片手落ちもいいところです。


成長ホルモン分泌不全性低身長症(下垂体性小人症)は栄養不足によって起こるとはどこにも書いていません。

ダウン

参照:ホルモン異常による成長障害



4月20日にいただいたコメントのうちYOSHIKAZUさんのコメントを紹介させていただきます。

他、3名の方からコメントをいただいたのですが、個人が特定される恐れがあるため、非公開のままとさせていただきます。土下座


これは…
また酷いケースですね。

児童相談所職員は2~3年で移動する為職員への教育不足、慢性的な人手不足をケースワーカーが補いますが全く機能していないように感じてしまいます。

専門性にかけるためプロフェッショナルな仕事に見えませんがこの様な保護の仕方も増えてますし大きな問題ですし恐ろしいですね。

少し児相職員とパイプが出来たんでダイレクトに聞いてみましたが、1つに強引に保護する理由です。
職員からすれば無理に虐待を発見した所で給料が増える訳でも、人員が増える訳でもありません。
また児相専属弁護士コラム等読んでも職員を増やすより虐待を減らしてほしいと訴え続けてます。

現場の声と実際の行動が噛み合ってないように見えますが、緊急であれ何であれ一時保護をする事により今まで見えなかった虐待を救えた、との認識を現場側は持っています。
また発見出来なかった時の批判を避けれる最前の策だとも捉えているようです。

ただ今回の用なケースですと予め食事を与えてお子さんの軽蔑心を解いていくなど時間と手間をかけてますね。

やはりこのケースも都市部でしょうか?