7月6日、日付が変わる寸前に、茨城県センターから滋賀シェルターへ帰還。
ワンニャンを助けてきました。
茨城から車を走らせる中で、福岡県朝倉市の豪雨のニュースが流れていました。
外で飼われてるワンコ達大丈夫かな・・・そればかりが心配でした。
翌朝、TVをつけると、朝倉市の状況が流れていた。
大変な事になっていた。
動物達の状況を確認するため、防災センターに直ぐに問合わせたが、現場は混乱していて、人的被害もまだ分からないとの事だった。
降り続く雨。。。
TVで流れる場面は、まるで津波のようだった。
2011年の東日本大震災の避難所での事が、頭をよぎった。
行かないと・・・助けないと・・・・
代表も同じ思いだった。
「フードとケージを積めるだけ積み込んで出発や!!」と代表が言った。
東から戻ってきたばかりで、今度は西へ西へ。。。
3名で向かった。
山口県付近から大粒の雨が降ってきた。
夜が明け、北九州に入ると、交通規制と高速通行止め。
迂回迂回の連続で、朝倉市役所まで12時間もかかってしまった。
防災センターで地図をもらって避難所を回ることに・・・・。
足が抜けなくなる・・・。
粘土状の土で歩くのが大変。
しかし、前へ前へ進む。
歩いてしか無理なのです。
被災現場は、道路の寸断であちこちが迂回です。
自然の力は本当に怖いです。
ワンコのバリケン。
ワンコはどこ行った?
このワンコは飼い主さんが逃げる時に放されました。
結果良かったと喜んでおられました。
ワンコは、一晩何段も重ねた土嚢の上で、日が明けるのを待ったそうです。
ワンコだけが、避難所の玄関にくくられていたので、フードを置いて来ました。
帰還中、飼い主様からお電話を頂きました。
小屋も食器も全て流されたそうです。
フードも無く、人間用のおにぎりをお裾分けしてもらっていたと仰っていました。
喜んで頂けて良かった!!
一番最初にお伺いした避難所です。
ご主人が、駆け寄って来られました。
「自宅に、ワンコがまだ二匹いる。何度も行っているけど、どこからも入れない。玄関前は大木で登れない。裏は腰以上に水がある」
この写真の子は、幸いにも自力でケージから脱出し、屋根の上で一晩を過ごした。
後の二匹はケージに入ったままで、自身の命も危なく出してやる事が出来なかった・・・と。
お子さんが、携帯に写っている二匹の子を見せて、助けて欲しいと・・・。
ずっと泣かれてました。
家の中に水が入って来て、1時間も経たないうちに、首まで来た。
動く事もままならなかったと。
話をお伺いしてる私は、足が震えた。
助けるお約束は出来ないけど、家に行ってきますと、言い地図上でおうちの確認をした。
仰っていたように、入れる状況では無く、ワンコの名前を呼び続けた。
名前を呼ぶと、吠えると聞いてたので、何百回と呼んだ。
家の二階天井くらいまで浸水していた。
洪水は、高速道路の上を超えて来たと仰ってた。
この子達を探し当てる事は出来なかった。
ごめんね。。。。。
避難所5箇所に、物資をおろし現場を後にしました。
帰り、数件の要請がありました。
フードも無く、どこへ行けばもらえるのか?
しかし、自分は足が無いから、救援本部に頼めば持って来てくれるのか?
人間が優先なんで、なかなか犬のは無理かもと。
そうですね。。。。
避難所へ物資を下ろしましたが、受付の人は、物資の中の把握は出来ていません。
電話があっても、サササーーと見て、無いですね!で終わりそうです。
混乱の中ですので、それはわかっていましたので、ワンコを連れた方、全ての方にお声かけさせて頂き、フードをお渡し出来ました。
まだまだ、これからが始まりです。
滋賀に到着したとたんに、電話が。。。
「家は完全に無くなって、全く見通しがつかず、犬を長期になると思いますが、預かってほしい」
大丈夫ですよ。
ワンコは、責任を持ってお世話させて頂きますので、復興に力を注いで下さいませ。
週明け、再び福岡県・大分県に向かいます。
皆様にご協力をお願い致します。
エンジェルズも財政難の動物愛護団体です。
しかし、緊急時はシェルターのワンコ達のご飯を被災地に運びます。
困った子を助けるのに、エンジェルズのワンコ達は応援します。
全て流されてしまっています。
必要な物資を飼い主様のもとへ直接運びます。
緊急でお願いしたい物資です。
☆食器等はエンジェルズのをご提供できます。
☆小屋
☆中型犬首輪・リード
☆ブルーシート(大判)
☆ウエットティッシュ
☆犬用おやつ
☆猫用フード(小袋)
☆小型犬用ベット
☆中型犬・小型犬毛布(敷物)
送付先:滋賀県高島市今津町酒波1186-2
NPO法人 動物愛護団体エンジェルズ
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