神戸疥癬犬レスキュー時に、保護した縁の下の「えんちゃん」
縁の下で、ただ静かにじっと息を呑みながら、人間を観察していたえんちゃん。
心の扉は、固く閉ざされたままでした。
あの日から、まる2年が経ちました。
スタッフには、ずいぶん慣れています。
が、抱っこ等は出来ません。
おやつを手から食べれるようになり、顔を触らせてくれるようになり・・・・。
Aちゃんは、毎日毎日えんちゃんと語っていました。
そして、先日事前アンケートが入ったのです。
ご希望して頂けるワンちゃんの名前欄に、「えんちゃん」と!!
私達は、バンザーイと両手をあげて喜ぶ事は、出来ませんでした。
「大丈夫だろうか?」
「無理じゃない???」と、不安な気持ちで一杯でした。
この2年を見て、えんちゃんは私達と最後まで一緒に暮らして行くのだろうと、思っていたのです。
メッセージ欄に「心の痛みを良く知っていて、心を閉ざした 縁 の気持ちが分る家族です。」と、添えられていました。
この文章を読んで、胸が熱くなり、会ってみて欲しい!!と思ったのです。
お電話で、まず会って頂き、えんちゃんと触れ合って頂いて・・・と、シェルターにお越し下さる事をお願いしました。
Aちゃんは、前々日えんちゃんのシャンプー。
シャワーの音も怖がっていました。
ずっと声を掛けながら、シャンプー完了。
嫌がると、噛もうとしますが、ガブッとは噛みません。
単なる威嚇で歯をあてる程度です。
怖いんです。
そして、今日のお見合いの日がやって来ました。
渋滞を予測して、随分と早く出発して頂き、作業開始直後に到着。
犬舎内は、掃除真っ最中でしたので、ご家族はえんちゃんが遊んでいるランで、マッチングをして頂きました。
ご家族皆さんが、腰を下ろし同じ目線で、話しかけておられます。
えんちゃんと会ったとたん、お嬢様が「カワイイーーー」の一声。
えんちゃん、何か今日は違います。
通常なら、初めての方には寄っては行きません。
遠目で見ているか、逃げてハウスに行くかです。
穏やかな時間が流れているようです。
![a7.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150920/17/angelsdogcat/16/52/j/o0150011213430198074.jpg?caw=800)
![a6.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150920/17/angelsdogcat/bf/aa/j/o0150011213430198080.jpg?caw=800)
ご主人は、今まで何度も噛み癖のある子や問題行動の子達の矯正をされています。
地元処分センターから、少し問題行動のある子を迎えられるはずでしたが、ご縁が無かったとお話されていました。
えんちゃんの心の扉は、全開ではありません。
少しだけドアを開けて、覗いてみようと言った感じです。
とても繊細で頭の良い子です。
ご主人は、4時間以上もえんちゃんと話をされていました。
ドンドンとえんちゃんの表情は変わって行きます。
大阪のスタッフも驚いて見ていました。
ご家族が、えんちゃんを触ってられます。
頭を撫でておられます。
えんちゃんが、お嬢様の後をついて歩いています。
何と言う事でしょう!!
本当に驚きました。
ご主人にはえんちゃんの声が聞こえるのです。
「手が怖いから今はごめんね」と。
今日も沢山のボランティアさんが参加して下さっていました。
皆、息をのんでえんちゃんとご家族を見守っているという感じです。
そして、「大丈夫です!!家族皆でえんとやっていきます」とお言葉が頂け、トライアルが開始されました。
環境が変わって、逃げては大変と2重でリードを装着。
![a1.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150920/17/angelsdogcat/0a/97/j/o0112015013430198088.jpg?caw=800)
![a2.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150920/17/angelsdogcat/c6/27/j/o0150011213430198092.jpg?caw=800)
えんちゃん、ちょっと緊張しています。
車も2年ぶりです。
クレートの中に、自ら入って行きました。
車が出発。
「えんちゃん・・・バイバイ」
「えんちゃん・・・幸せになって」
2年以上も一緒に暮らして来た、えんちゃん。
私達もスタッフも胸の中は、ただただ幸せを願うだけでした。
夜、ボランティアさん達と、えんちゃんの話をしてると、電話が・・・。
えんちゃんのご家族でした。
おうちに戻って、ゆっくりしてから、ご主人とえんちゃんはお風呂に入って今、横でのんびり眠っているとの事でした。
ビックリと良かったと、言う思いです。
2週間のトライアル期間が無事に終了する事を願っています。
次々と卒業していく子達で、犬舎は寂しくなって来ました。
しかし、レスキュー依頼は続いています。
1頭のワンを里親様の元へ出すのに、本当に大変な時期を過ごします。
1頭、2頭と卒業していく喜びと、何十匹ものSOSが入る、悲しさに何とも言えない気持ちでいるのが、現実です。
ご協力のお願い
2010年度のカレンダーが、出来上がりました。
とっても綺麗で可愛いです。
2006年度より、今回で5回目の製作です。
エンジェルズから巣立って行った子達、現在も里親様を待っている子達、また画像募集で投稿して下さった子達が、笑顔でプリントされています。
![a8.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150920/17/angelsdogcat/b1/09/j/o0105015013430198095.jpg?caw=800)
![a9.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150920/17/angelsdogcat/71/d0/j/o0105015013430198097.jpg?caw=800)
売上の全ては、ワンちゃんの餌代や医療費、またSOSを発信jし、レスキュー着手による費用などに使われます。
多くの皆様のご協力をお願い致します。
カレンダー購入申し込み
縁の下で、ただ静かにじっと息を呑みながら、人間を観察していたえんちゃん。
心の扉は、固く閉ざされたままでした。
あの日から、まる2年が経ちました。
スタッフには、ずいぶん慣れています。
が、抱っこ等は出来ません。
おやつを手から食べれるようになり、顔を触らせてくれるようになり・・・・。
Aちゃんは、毎日毎日えんちゃんと語っていました。
そして、先日事前アンケートが入ったのです。
ご希望して頂けるワンちゃんの名前欄に、「えんちゃん」と!!
私達は、バンザーイと両手をあげて喜ぶ事は、出来ませんでした。
「大丈夫だろうか?」
「無理じゃない???」と、不安な気持ちで一杯でした。
この2年を見て、えんちゃんは私達と最後まで一緒に暮らして行くのだろうと、思っていたのです。
メッセージ欄に「心の痛みを良く知っていて、心を閉ざした 縁 の気持ちが分る家族です。」と、添えられていました。
この文章を読んで、胸が熱くなり、会ってみて欲しい!!と思ったのです。
お電話で、まず会って頂き、えんちゃんと触れ合って頂いて・・・と、シェルターにお越し下さる事をお願いしました。
Aちゃんは、前々日えんちゃんのシャンプー。
シャワーの音も怖がっていました。
ずっと声を掛けながら、シャンプー完了。
嫌がると、噛もうとしますが、ガブッとは噛みません。
単なる威嚇で歯をあてる程度です。
怖いんです。
そして、今日のお見合いの日がやって来ました。
渋滞を予測して、随分と早く出発して頂き、作業開始直後に到着。
犬舎内は、掃除真っ最中でしたので、ご家族はえんちゃんが遊んでいるランで、マッチングをして頂きました。
ご家族皆さんが、腰を下ろし同じ目線で、話しかけておられます。
えんちゃんと会ったとたん、お嬢様が「カワイイーーー」の一声。
えんちゃん、何か今日は違います。
通常なら、初めての方には寄っては行きません。
遠目で見ているか、逃げてハウスに行くかです。
穏やかな時間が流れているようです。
![a7.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150920/17/angelsdogcat/16/52/j/o0150011213430198074.jpg?caw=800)
![a6.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150920/17/angelsdogcat/bf/aa/j/o0150011213430198080.jpg?caw=800)
ご主人は、今まで何度も噛み癖のある子や問題行動の子達の矯正をされています。
地元処分センターから、少し問題行動のある子を迎えられるはずでしたが、ご縁が無かったとお話されていました。
えんちゃんの心の扉は、全開ではありません。
少しだけドアを開けて、覗いてみようと言った感じです。
とても繊細で頭の良い子です。
ご主人は、4時間以上もえんちゃんと話をされていました。
ドンドンとえんちゃんの表情は変わって行きます。
大阪のスタッフも驚いて見ていました。
ご家族が、えんちゃんを触ってられます。
頭を撫でておられます。
えんちゃんが、お嬢様の後をついて歩いています。
何と言う事でしょう!!
本当に驚きました。
ご主人にはえんちゃんの声が聞こえるのです。
「手が怖いから今はごめんね」と。
今日も沢山のボランティアさんが参加して下さっていました。
皆、息をのんでえんちゃんとご家族を見守っているという感じです。
そして、「大丈夫です!!家族皆でえんとやっていきます」とお言葉が頂け、トライアルが開始されました。
環境が変わって、逃げては大変と2重でリードを装着。
![a1.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150920/17/angelsdogcat/0a/97/j/o0112015013430198088.jpg?caw=800)
![a2.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150920/17/angelsdogcat/c6/27/j/o0150011213430198092.jpg?caw=800)
えんちゃん、ちょっと緊張しています。
車も2年ぶりです。
クレートの中に、自ら入って行きました。
車が出発。
「えんちゃん・・・バイバイ」
「えんちゃん・・・幸せになって」
2年以上も一緒に暮らして来た、えんちゃん。
私達もスタッフも胸の中は、ただただ幸せを願うだけでした。
夜、ボランティアさん達と、えんちゃんの話をしてると、電話が・・・。
えんちゃんのご家族でした。
おうちに戻って、ゆっくりしてから、ご主人とえんちゃんはお風呂に入って今、横でのんびり眠っているとの事でした。
ビックリと良かったと、言う思いです。
2週間のトライアル期間が無事に終了する事を願っています。
次々と卒業していく子達で、犬舎は寂しくなって来ました。
しかし、レスキュー依頼は続いています。
1頭のワンを里親様の元へ出すのに、本当に大変な時期を過ごします。
1頭、2頭と卒業していく喜びと、何十匹ものSOSが入る、悲しさに何とも言えない気持ちでいるのが、現実です。
ご協力のお願い
2010年度のカレンダーが、出来上がりました。
とっても綺麗で可愛いです。
2006年度より、今回で5回目の製作です。
エンジェルズから巣立って行った子達、現在も里親様を待っている子達、また画像募集で投稿して下さった子達が、笑顔でプリントされています。
![a8.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150920/17/angelsdogcat/b1/09/j/o0105015013430198095.jpg?caw=800)
![a9.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150920/17/angelsdogcat/71/d0/j/o0105015013430198097.jpg?caw=800)
売上の全ては、ワンちゃんの餌代や医療費、またSOSを発信jし、レスキュー着手による費用などに使われます。
多くの皆様のご協力をお願い致します。
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