「毎日楽しく積み重ねよう」をみんなに広めている織原りあです。

前回、椎名さんが発達障害のことを書いてらっしゃったので

私も経験上「ほぉっ」と思ったことを。

 

 

わたし自身、子供のころから個性豊かな方に囲まれがちでした。

特にこの20年は自分のHSPと向き合いつつ、身近に発達障害の人がいることが分かり、

カサンドラ症候群になりかけたりもしてました。

 

…ので、椎名さんのお話もすごくよくわかるんですよね。

 

そんな経験を積んでくると「診断を受けてる子、受けてない子にかかわらず傾向のある人の対応はみんな同じ」にすると

対応しているこちら側もすごく楽になるって身に沁みました。

 

幼児にどうしても話を聞いていられない子がいました。

その子は小学生になっても明らかに5分もたつと集中力が欠ける。

叱られてても褒められてても話が長いと明らかに表情が変わります。

 

まぁ、私の話を聞かないのはいいとして、この態度に出ちゃうのって絶対将来困るよね…と思ってたんですが。

成人しているグレーの方と話しているときにすごい視点に気づかされました。

 

集中力が途切れてしまうお子さんは自分の意思とは関係なく勝手に思考のチャンネルがザッピングされてるんだそうです。

想像してください。

目の前にテレビがあって、不定期にチャンネルが変わっちゃうところ。

 

目の前の番組の内容を理解しようと一生懸命なのにもうひとつ前の番組の解説をずっと聞かされてたら…

頭の中に何も残らないですよね?

 

もうそのチャンネルは心霊現象みたいなもので勝手に変わっちゃうんですよ。

今、放送されている番組が前に見た再放送とかだったら「ながら聞き」もできるから人の話も聞ける。

でも、今、放送されてる番組が興味のある新しい内容の番組だったら脳内カオスですよね。

 

なので私は「この子、集中力続いてないな」と思ったら「今、聞けない?」と聞いて話をやめます。

でも、大切なことは必ず最後まで話したいのでこちらも時と場所を変えて何度も話します。

 

耳の痛いことなら「またぁ?」とか言われますが、

「これはどうしても伝えなきゃいけない話だから最後まで話すまでは何回でも話す」と繰り返してると

余裕のある時に「もう、今聞くから5分で話して」みたいに向こうから聞く姿勢を作ってくれたりもします。

これ、10歳くらいの時でしたかね?

 

「集中力がないからなんとしてでも集中力つけさせなきゃ」って思うと

できない方はできない自分のダメなところばかり聞かされるので自己肯定感も下がります。

 

だったら「命の危険がある」みたいな「どうしても今」じゃない事なら後回ししてもいいんじゃないですかね?

 

一時託児とかで一時的にしかかかわらない子にはそこまで向き合う時間もないですが

逆にその時だけの話なので話聞いてくれなくても「あーあ」で済むけど、

それが自分の子だったり、長くかかわる自分の受け持ちの子だったら

「教えなきゃ」みたいな責任も大きくなってくるので「聞かせなきゃ」みたいなものも大きくなっちゃうんですよね。

 

正直、自分の子供でも「親が教えることがすべて」なのって3歳くらいまでじゃないですか?

 

だったら親もそこまで責任感じてあれもこれも自分が教えなきゃって思わなくても

もう少し余白をもって子供を見守ってあげられたらいいのかな…なんて思ってしまったりします。

 

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