ティク・ナット・ハンのすもも村から戻って | パリ 天使の詩

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Paris在住、ビズことビズネア磯野敦子と申します。
20年の結婚生活後、仲良し離婚を経て、無一文状態から人生の再スタートを切りました。氣圧法、TRE(トラウマ解放エクササイズ)、レインドロップ、ビジョナリー直観ピーリングの他、イベントの主催などをやっております。

先ほど、ティク・ナット・ハンのプラム・ヴィレージ(すもも村)から戻りました。


私の腕時計が、何故か10分遅れていて、トリニティの遠藤編集長と私の目の前を、ボルドー行きのTGVが走り去っていく・・というハプニングから始まった一週間。(しょっぱなから、又、やってしまいました・・・)

一時間遅れてモンパルナス駅を出ましたが、運よく、最初に予定していたボルドーでのローカル電車に危機一髪で飛び乗る事ができて、無事にプラムヴィレージに辿り付きました。

でも、そこでは、予想とかけ離れた体験が待ち受けていました。 


もしかして、私の今後の人生の流れが、がらっと変わる経験となるかもしれません。







今回の一週間の体験談を、スピリチュアル・マガジンのトリニティの3月末発売号でご紹介させていただく事になりました。

当日まで、どうなるか分からなかった遠藤編集長のハン師へのインタビューも叶い、読み応えのある記事になるでしょう。




ずっとネットにアクセスしなかったので、メールのお返事が遅れています。

ちょっとお待ちくださいね。






ティク・ナット・ハンは、皆にThay(タイ)と呼ばれています。

ベトナム語で、”先生”という意味だそうです。


タイが書いた詩を、日本人のシスター・チャイが教えて下さいました。

Please call me by my true name



私が明日発つと言わないで
なぜって いまも着きつつあるから

深く見つめてごらんなさい 私はいつもここにいる
春の小枝の芽になって
新しい巣で囀りはじめた
まだ翼の生え揃わない小鳥
花のなかをうごめく青虫
そして石のなかに隠れた宝石となって
私はいまでもここにいる
笑ったり泣いたり
恐れたり喜んだりするために
私の心臓の鼓動は
生きてあるすべてのものの
生と死を刻んでいる

私は川面で変身するかげろう
そして春になると
かげろうを食べにくる小鳥

私は透きとおった池で嬉しそうに泳ぐ蛙
そしてしずかに忍び寄り 蛙をひとのみにする草蛇

私はウガンダの骨と皮になった子ども
私の脚は細い竹のよう
そして私は武器商人 ウガンダに死の武器を売りに行く

私は十二歳の少女
小さな船の難民で
海賊に襲われて
海に身を投げた少女
そして私は海賊で
まだよく見ることも愛することも知らぬ者

私はこの両腕に大いなる力を持つ権力者
そして私は彼の『血の負債』を払うべく
強制収容所でしずかに死んでゆく者

私の喜びは春のよう
とても温かくて
生きとし生けるもののいのちを花ひらかせる

私の苦しみは涙の川のよう
溢れるように湧いては流れ
四つの海を満たしている

私を本当の名前で呼んでください
すべての叫びとすべての笑い声が
同時にこの耳にとどくように
喜びと悲しみが
ひとつのすがたでこの瞳に映るように

私を本当の名前で呼んでください
私が目ざめ
こころの扉のその奥の
慈悲の扉がひらかれるように





いつもありがとうございます




ビズ