10年以上前、我が家は本当にお金に困っていた。
火の車どころじゃなかった。
大火事だった。
そして何とかいろいろ落ち着いてきたと思った2012年の11月に旦那が癌になり、またそこで家計が苦しくなり、またしばらく落ち着いてきたと思った2014年の3月に再発して、その時旦那は転職しようと思って会社を辞めたばかりだった。
つまり無職。
あーなんていうタイミング。
旦那の再発がわかったのは、娘は看護学校に進学しようとしていて、息子はまだ高校受験の直前だった。
娘は医療系の学校ということもありこれからますますお金がかかるというときに旦那は無職になり、私一人でどうやってこの家族を支えていけばいいんだろうと途方に暮れた。何トンもの重圧が重くのしかかった。
だからたぶん、私はあの時かい離した。自分の感情を感じないように。感じたらつぶれてしまうから。
旦那が再発したことで旦那のそれまでの癌のステージは3から4へ。つまり末期がんの宣告だったわけだから、いろんな意味でつぶれそうだった。
「感情を感じ切りましょう」といつもクライアント様にお伝えしているけれども、その時ばかりは自分に「感情を感じなくてもいい」と許可した。今感じたら私がつぶれ、そしたらこの家族を支えられなくなってしまう、という思いだったから。ただ、いつかはこの時の感情は解放してあげないといけないというのはわかっていた。(実際その年の7,8、9月ごろに出た)
あのときからもうすぐ三年になる。
娘も息子も来年の3月で卒業。
あー、ようやく私も肩の荷がおりる。
この三年、本当にたくさんの方にも受けていただき、いろんな経験をさせていただいた。
私自身もたくさん自分を癒してきた。
ブログには書いていないけれどセッションを何度か受けて目が腫れるくらい泣いたこともある。
インナーチャイルドの癒し、ご先祖様の癒し、過去世の癒し。
そこには本当にそれまで知らなかった大きな気付きがあった。
自分の中にそういう自分もいたのか、と知ることは本当の自分を知ることにつながると思う。
自分を癒せば癒すほど、豊かさはやってくる、と私は自分の経験から思う。
表面的なことだけをやっていても、誰かのためにと頑張り続けても、天井にぶつかってしまったり、何かトラブルが続いたり、どこか満たされない思いが続いたりする。
だからそんな時は自分自身に目を向けることが必要なんだと思う。
三年前に比べると経済的にもいろんなことが好転してきている。
奇跡的なことも起きている。
今日、息子の大学の入学手続きすべて完了した。
大学の入学費や最初に払う金額も娘のときの何倍という大きな金額だったんだけど、奇跡的にどんぴしゃなタイミングでまとまったお金が入ってきて心配なく払うことができた。
昔、職場に売りに来るヤクルトさえも買えなかったこともあったのに。
本当にいろいろな存在にありがたいなと思う。
来年は本当にもっと旅行したりして、ゆっくりしたいなと思う。