神社は木こそ注目してほしい。木を残した先人の知恵。 | ♡守護天使からの贈り物★

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天国な時間を過ごしています。
誰でも、気づけば、
それは叶う…

神社ブームが久しいですが
神社、パワースポット
その場所には必ず御神木があり
古来から人々は
その木を決して切らないように
出来れば森全体を切らないように
心がけてきました。

木を切りすぎないバランスを計ることで
雨がちゃんと降ってくれて
砂漠化しないために
食べ物が減ったりしないために
古来人は
自然バランスを心得ていたのです。

中にはイースター島のように
木を切りすぎて砂漠化してしまい
ただただひたすら
巨大なものを置くことの信仰のみで
救われると信じ込んでしまい
飢えて戦いの流血になってしまった
そんな自然バランスの
叡智を失った歴史もありますが
ほとんどは長老などが
こうした教えを伝えてきたものでした。

だから
「木には神様が降りてこられるんだよ、
木に敬愛を込めないとならないよ、
むやみに切ってはならないよ、」
の、
木に神様が宿る、とされました。

と言う言い方をしますと
スピリチュアル寄りよりも
やや身もふたもない
雰囲気がするかもしれませんが
逆にスピリチュアルには怪しいと
眉をひそめる方々には
なるほど理にかなった解釈だ
と思うかもしれません。

生態系を守ることがわからない
無知な人にも
畏れ、畏怖を持たせることで
道徳となり、教育となり
自然バランスを崩す愚かさを
防ごうとしました。

こうして
「なによりも
古来から木を切るほど
愚かなことはない」
と戒めて
木との共存を図ろうと
したわけです。

人は木によって生かされていることを
忘れてはならない叡智を
キチンと感じ取っていたわけです。

ここを説明しない
神社関連の本は
まりあはどうも
地に足がついていない
スピリチュアルな怪しさだと批判されても
致し方ないとは感じております。

なによりも
特別なパワーを感じる恍惚さよりも
木をしっかりと
五感で感じ取ることの方が
大切にまりあは思います。

そうでない神社についての解説は
ごく当たり前の
触感の自然を感じ取ることが
やや欠けていて
浮ついたものとして
誘導してしまう恐れがあります。

神社でお務めされる神主様などを
よくよく観察しますと
控えめでそれこそ
畏怖の念を持っている
風情があります。

丁寧に感じ取る感覚ですね。

よくよく
今の神社の周りを見てみますと
ことごとく開発され
住宅や畑しかなくて
木がない場所も多く
ギリギリまで
木を削られてしまっていたり
電車や車で通ると
小さな古墳のような木があるところは
あ、あれは神社があるからだなと
気がつきませんか?

また、古墳もそうですね。
お墓として木を切らせないのも
叡智ですね。

恐らく古代の人々は
この木がすっかり人々によって
無くなってしまう未来を感じ取り
「後世の者達よ、ここだけはせめて
木を切ってはならぬぞ
神様がいらっしゃるのだぞ、
(自分達も自然の一部なのだから、
木を切る愚かな自然バランスを
崩してはならないぞ、)」
のためにも残した気がします。

事実、
田舎の風景でも山以外は
田圃と住宅がずらりとあり
あれ?木がない…
住宅の周りにも木がなく
風情がなく暑苦しい風景が
増えたと思いませんか?

田舎なら自然がありいいですね、
と伝えますと
いえいえ、
住宅しかなくて返って殺風景なんです、
ともはや、
よくそうした答えが返ってきます。

これだけ木がないと
酸素も減って鳥も来なくなり
異様な気がします。

まったく木が無くなりますと
自然バランスが崩れてしまい
人間は本来草食動物であるのに
その自然な感覚や
人間らしい心を失いやすくなります。

木々の緑を見ますと
暑い夏でも癒され
美しいものです。

無意識に人々は
その木々の緑を見たくて
今やわざわざ森、ハイキングに
出かけることをしたり
それこそ神社に行ったりするように
なりました。

果ては
屋久島や白神山地まで出かけて
緑に囲まれた酸素いっぱいの空気を
得ようとします。


そしてマンションなどは
木を維持するには
毛虫などの防虫や剪定のために
とてもお金がかかり
その維持費が大変で
あまりたくさん植えないのです。

緑の多い、まるで公園の中に
住んでいるかのようなまりあのところは
近くのマンションよりも木々が多く
公園も多く
犬を散歩をさせてはいけないとあっても
たくさんの人達が入り込み
散歩をさせていて
ヒヨドリはもちろんのこと
キツツキやカケス
などたくさんいますが
共益費から年間
この木々の維持費の高さには
とても驚きました。
毎年かなりの赤字です。
台風で何本もの倒れてしまいましたが
新たに植えてくれるでしょうか。
改めて豊かなところに住んでいたことに
手を合わせました。


木と対話して
木を残そう。



森ワーク主催者・まりあ