たぬき先生というのは、毛利子来(もうり たねき)さんという小児科の先生のことです。
80歳を超えたベテラン現役小児科医。
著書も多く、渋谷で開業されているのですが、診断も的確で薬も無駄がなく必要最低限で子供達の安全と健やかな成長を考えてくださっている先生。
周りの風潮に流されることなく、予防接種に対する医師としての考えを率直に貫いてくれています。
ホームページには子供の病気のことや育て方、予防接種のことなど詳しく解説なさってくれています。
こんな風に↓
熱を心配しないで
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ほとんどの親が「熱がでた」といって子どもを連れてくる。
それも、「夕べは38度5分だったのに今朝は39度7分になった」と、熱の高さを気にかけている。
これは、とても、おかしなことだ。
そもそも、熱が病気なのではない。
熱は病気を治すために出ているもの。
ウィルスや細菌に対する免疫力を動員したり、毒素を排泄したり、壊された組織を修復したりするために新陳代謝を高めている、その現れが熱なのだ。
だから、熱は有り難いものとさえいえる。
それに、熱の高さと病気の重さとは、かならずしも比例しない。
熱が高いから重いとか低いから軽いとはかぎらないのだ。
だいいち、38度5分と39度7分とで、なにほどの差もない。
だから、体温計の数字で一喜一憂するのはつまらないことなのだ。
実際上は、熱よりも、元気と機嫌のぐあいのほうが、よほど病状を物語る。
熱が高くても元気と機嫌がまあまあなら、そんなに重い状態ではない。少なくとも、急を要する事態ではない。逆に熱が低くても、ぐったりしていたり激しくぐずるのは心配したほうがよい。
そんなわけで、解熱剤は、なるべく用いないにかぎる。
ただ熱が出たというだけで解熱剤を使うのは愚かなこと。
また何度以上になったら解熱剤を使うというのも、どうかと思う。
薬で熱を下げると、体が病気を治す力を削ぐことになるからだ。
とはいっても、あまりぐったりしたり苦しんだときには、そのときだけ解熱剤を使うのはしかたないだろう。
だが、使う解熱剤はアセトアミノフェンだけにかぎることだ。
ボルタレンとかボンタールといった解熱剤には致死的な副作用がありうる。
だから、医者がくれた薬が何かを確かめておく必要がある。
思わず、「うんうん」と頷いてしまいます。
何も知らずに近所の小児科に行ったら、無駄に抗生剤もらって、
「38.5℃以上熱が出たらコレ飲ませてね」って解熱剤出されて、
解熱剤で胃が痛くなるといけないからってお腹の薬まで盛られてね。
3日分も4日分も鼻水止めもらって咳止めもらって薬袋満載になるんですよね。(それで医者と薬局は儲かるわけだが)
あまり咳が苦しいのはかわいそうだけど、鼻水も咳も下痢もウィルスを追い出そうとする身体の反応だからバッチリ薬で抑えることは逆効果だとも聞いた事があります。
薬は風邪を治すのではなく対処療法ですもんね。
上にもリンク貼りましたがブックマークにもホームページを貼りました。
あ~、渋谷はちょっと遠いな。
うちの近所にも、たぬき先生みたいな素敵な先生がいらっしゃらないかな。
でも、このHPに出会えたことが嬉しかったので皆さんにも紹介しました。
勉強になります。
たぬき先生の著書も読んでみたいです。
リコ、昨夜は39℃。
現在37。5℃。
元気で食欲もあり、ごきげんです。
大丈夫だね![]()