そして、うちから約1時間少しかかる大きな病院に私が乗った救急車は17時半頃に到着しました。


これは救急搬送された人にしかわからないと思うけど、

ずっと上と横しか見えない状態なので周りの様子があんまりわからない。

もちろん救急車はどんな道を走ってきたのかも全然わからなかった。


病院の廊下をガラガラとストレッチャーで産科の部屋らしきところまで運ばれた。

周りを見ただけでとても古そうな病院ということだけはわかった。


知らない先生と看護師さんしかいないこの病院で出産することになるんだなぁと少々不安を感じていた。


そんなことを思っていると、結構年配のベテランそうな看護師さんが優しく話をかけてきてくれた。


「大変でしたね。でも、安心していいよ。もうすぐ先生が来るから先に採血しちゃおうね」


と言って採血を済ませ、エコーでお腹のリコたまの様子を見たり、心音を聴いたり。

リコたまはとても元気なようで一安心。


血液検査の結果が出る頃に担当してくれる先生が登場!!


若っ!!(;^_^A

28~いってても30くらいだろうか?

すごく若くて可愛らしい先生。

石田ゆりこみたいなホワっとした感じ。


「血液検査の結果、感染の数値が出たので赤ちゃんの安全のためにも20時半から帝王切開をします」


それから、ドワーっと手術の手続きやら用意やらをして、

あっという間にお迎えのストレッチャーが到着。


執刀の先生はさっきのカワイ子ちゃん先生でもう一人の先生も若いイケメン風の先生でした。

それを見た母が


「なんかここの先生は若い子ばかりだね!」


ホントね。

なんか、ドラマみたいでね。


その30分後にリコたま誕生!!


泣き声もなく。


私が初めて顔を見たのは、

帝王切開の手術でお腹から取り出され綺麗にしてもらってから、

私の顔の近くに連れて来てもらった時です。

「ふぇっ…ふぇっ」

と小さな小さな顔を歪めて泣くリコ。
その声は双子が赤ちゃんの時の声とそっくりで懐かしく思いました。


まだお腹にいるはずのリコの声。
まだ胎内では八ヶ月であろうと、

外に出ればもうきちんと声が出るんだなぁ。不思議です。

身体は小さかったけど本当に普通の赤ちゃんでした。
髪もフサフサと睫毛もきちんと生えていました。

大きさ的には生まれたばかりのユナとあまり変わらなかったので

あんまり小ささにはショックを受けませんでしたが。

ユナは37週、リコは31週。
体重は近くとも、この6週間の差では身体の機能はまだまだ未熟なのです。

「早く産んでしまってごめんね。頑張って大きくなってね」

と声をかけて手を握りました。(握るというかつまむ程しかない小さな手)

そしてNICUの先生が


「31週ですが、きちんと自分で呼吸をして頑張っています。

大事に預からせていただきますので安心して下さいね。」


と言って保育器に入れ、運ばれて行きました。

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