正直、中学受験は「公立中学校ではお勉強がつまらない、お勉強のできるお子さんが受けるもの」

というのが一般的な考え方だと思ってきました。


息子男の子は、幼稚園時代は本当に周囲から将来が楽しみと言われる「お子様」苦笑でしたが小学校低学年…気付いたら恐ろしいほど凡人以下と化していましたビックリ


それでも、私と息子が、なぜ今中学受験をしようとしているのか、それについていろいろ書いていこうと思います。



私は、もともと中学受験をさせたいなって、漠然と思っていました。


他のお子さんが「アンパンマン」「電車」などに興味を示す中、まったく何にもこだわりのない息子がちょっと不安になり、幼稚園に入る前から幼児教室にも通ったし、いろいろやってきました。


ですが、これまたいろいろあって、幼稚園に入る少し前に私が働くようになり、そこから息子は

幼稚園の後に保育園、のような生活になりました。


仕事は何より人間関係が過酷で、仕事も責任ばかりで本当にしんどかったけど辞めるわけにもいかず…。


そんな暮らしが息子が3歳から6年くらい続きました。

今考えると、この間の暮らし方が、今の「お出来にならない」状況を作ってしまったのではないかと猛省していますが、これは、こうならざるをえない状況の中で起きたことでして…

中学受験が全てであればまた変わったかもしれないけれど…そうもいかない状況だったんです。



重ねて息子が5歳の時母の癌が重篤になり、その介護も(したくてしてるんだけど)あって車で約2時間の、実家と家との往復が頻繁に起き、息子もそれに同行。

人の命の尽きるまでをずっと見てきました。

これが後々出てくるのですが、彼の中で、死を身近にさせてしまった一因かもしれません。


小学校は、幼稚園時代の友人のいない公立小学校。

幼稚園が遠かったのは家庭の方針なので仕方ないのですが、本人は相当苦労したようです。

ミッション系の幼稚園だったので「仲間に入れて」と言って「いやだ」という返事が返ってくるなどと思ったことはなく、人を罵る言葉も知らなかったようで、ばーか!ぶーた!

と言われて「うるさい!ハト!」と返し…。

家で「ねぇ、なんでブタ!って言うの?

どういう意味?」と聞かれたときは切なかったです。


このころから、やはり私立の小学校に通わせるべきだったか、公立はこの子には向かないとおっしゃった幼児教室の先生のお言葉が頭をグルグル回るようになりました。


仕事をしていた関係で学童にも預けましたが、まぁ、本当に色々なお子さんがいてびっくりするような事件に巻き込まれたり巻き込んでしまったりで、本当疲れました。


宿題を学童でさせようと思っても結局遊んでしまってできないので、毎日7時近くまでコテコテに遊んでいた状況。


正直、こんな状況で勉強をちゃんとするようなお子さんは、きっと、放っておいても勉強する、御三家に行けそうなお子さんでしょう…。涙

普通の子供の親は、気を抜いてはいけませんね…。


ですので我が家はベースが薄い状況で中学受験に臨みます。

上を目指す事よりよりよい環境を目指してって感じですが、やっぱり少しでも本人の行きたいと思った学校に行かせたいという親心焦るで苦労が絶えません。


でも、中学受験を本人がやる気になったのにはまた並行して起きた事件がありますのでまた後日。


長くなりました。読んでくださってありがとうございました!