Angel  moonの keikoです

 

 

 

アロマテラピー

<芳香療法>の理論と実際
 
 
ロバート ディスランド 著
高山  林太郎訳
フレグランスジャーナル社
 
 
アロマテラピーのバイブル的な本です
1977年 イギリスで出版されました
日本語に訳されたのは1985年が初版
 
 
 
昨年の12月に
ポマンダーのワークショップを
開催したときに
ポマンダーに関する記述があり
とても興味深かったので
皆さんにお伝えしたのですが
改めてブログにも 載せてみます
 
 
 
 
以下  本からの抜粋です
 
 
 ※※※※※※※※
 
 
「悪疫流行用のポマンダー
 
ラブダナゴム エゴノキを各1ドラム(3.888グラム)  グローブを半ドラム
ショウノウ カンショウ ナツメグを7グレーン(約0.45グラム)
を全て合わせてひき砕いて細かい粉にし
トラガカントゴムとアラビアゴムを
浸しておいたバラ水を混ぜてボールにする」。
 
 
 
 
伝染病は中世の災厄でした。
その災禍に見舞われている間 
人びとは空気の中に存在すると
広く信じられていたオーラ
すなわち病毒を撲滅するために
燻蒸消毒をしました。
 
 
 
17世紀のある医事評論家は
「この燻蒸のためには 香味のある薬種と
ガム類のような非常に希薄な硫黄を発散するもの」が良いと勧めています。
 
 
 
こうしたものの仲間に 
この評論家は 安息香エゴノキ乳香及び
芳香のあるすべての根と木
ならびに「植物からつくられたもので
薄く蒸発する成分を浴衣に有し、
空気中に発散するうえで役に立つような薬種を
含めています。
 
 
 
 
1664年から65年にかけて
ロンドンでペストが大流行したときは
午後8時にはきまって
また12時間ごとに街路で
たき火をするようにという命令が出されました。
このときには、人びとは刺激的な匂いを放つ
マツその他のまきの火が
もっとも効きめがあると考えました。
 
 
 
 
 
セントポール大聖堂のそばの聖堂主任館は
週に二回、硫黄 ポップ コショウ及び乳香で
燻蒸消毒されました。
また粉末状のガムの形の香料が
屋内でも、街頭でも、煩繁にたかれました。
病室と病院では
香料を入れたろうそくをつけました。
 
 
 
 
 
そして首のまわりに銀の鎖をつけて
ポマンダーを下げることが行われ、
香料の需要はたいへんなものでした。
人びとは手に入るありとあらゆるものを
いろいろな形で用いて
この黒死病(ペスト)と闘ったようです。
 
 
 
 
 
 
芳香物質は、その当時入手できる
最高の消毒剤で
人びとはそのことを知っていました。
実際のところ  
この方法がどれほど有効であったかは
推測するしかありませんが
芳香物質にいちばん接していた人びと
とりわけ香料商たちが伝染病から
事実上逃れていたことは
ひろく報告されています。
 
 
 
 
 
芳香物質はすべて消毒作用がありますので、
このとき使われたものの多くは
伝染病から からだを守るのには
確かに有効だっだと思われます。
19世紀まで開業医はステッキの握りのところに
芳香物質を入れた小さい香箱をつけて
歩いていたものです。
これは個人用の消毒器で
医師は伝染病患者のもとに往診するときに、
これを鼻のところにあてがったのでした。
 
 
 
 
 ※※※※※※※※
 
 
ペストで 当時のヨーロッパの全人口の
約1/3が亡くなったというのですから 
人びとの恐怖はどれほどのものだったか
 
 
 
 
街中の衛生状態も
医療体制も今とは比べるものには
ならないし
ペスト菌と新型コロナウィルスは
構造的にも違うと思いますが
 
 
 
 
 
その当時の人びとが  
芳香物質を駆使していたこと
香料商が伝染病から逃れていたという記述に
アロマテラピーやハーブ スパイスを 
愛する私としては
このエピソードがとても嬉しいです
 
 
 

 
私が妙に惹かれているポマンダー
もしかしたら
過去この時代に生きていたのかもしれませんね
 
 
※ 最初はペストの時にポマンダーが使われた
ということを何かで知り
でもペストが世の中に蔓延し
人々が恐怖に慄いている中
オレンジに1本1本クローブを刺すことを
実際にしていたのだろうか?という疑問があり
そういえばこの本の中に何か書いてあったはずと
読み直してみたのでした。
 
ポマンダーはもともと
中世ヨーロッパの貴族たちが持ち歩く
金や銅でできた丸い飾りでした。
ハーブやスパイスを中に詰め
(抜粋の最初の部分 悪疫時のポマンダー)
その香りを魔よけとして
持ち歩いていたといわれます。
 
写真のような形のポマンダーは
ハーブやスパイスは 抗菌作用や免疫力を高めるこのが
経験上わかっていたので
病気を防ぐ意味合いがあり
庶民に広がる中で果物を使って作る形に
変化していったものです。
 

 
金曜日に千葉から戻りました
最寄駅が市川なので
スポーツクラブでの感染者の報道を受けて
駅や普段賑わっている駅ビルも人が少なめ
もちろん日常生活は
淡々と行われていました
上の階にスポーツクラブが入っていたスーパーは
私も先週買い物したところでしたし
昼間通常はあまり見ることのない
ワイドショーをずっと見ていたので
コロナウィルスの恐怖を
よりリアルに感じてしまいました( ;∀;)
 
 
 
 
 
 
でも  どこにいても
自己防衛として
できることは変わらないわけだし
 
 
 
 
 
情報に踊らされず
今  出来ることを継続していくのが
一番と改めて思います
 
 
 
 
 
手洗い  アルコール消毒
質の良い食事  
睡眠をたっぷりと
ストレスを減らす生活を心がける
 
 
 
 
 
そして  やはり
自然療法として
精油  ハーブ  スパイスを活用すること
あと レイキも良いですね
緊急時だけでなく
普段から日常生活に取り入れていると
慌てることがありません
 
 
 
 
 
また改めて書きますね♪