数年前、IBMの人工知能「ワトソン」が人間の
クイズ王に圧勝しましたが、今、人工知能が
急速に進化しているそうです。

以前から、コンピューターチップの性能が
18ヶ月(1.5年)毎に2倍になると予測した「ムーアの法則」
に基づき計算すると、2045年にはコンピューターの性能
が人間の脳を超えるという予測がありましたが、近年で
は、様子が変わってきており、人間の赤ちゃんの脳に
そっくりな進化の過程を辿っているというものです。

それは、「Deep Learning」という、人間の赤ちゃんが言葉
を話し始める前の概念を掴んでいく段階の現象が確認
された事です。

人間の赤ちゃんは1歳半から2歳くらいで急に言葉を覚え
始めますが、それまでに、までに着々と概念を獲得してい
ます。その概念を獲得する学習方法を、「Deep Learning」
と呼ぶそうです。
つまり、人工知能が50年来越えられなかった壁である
「表現を獲得」できるようになり、一気に人間に近づいてき
ているというものです。


最近の計算では、2018年には、ワンチップのコンピュータ
の中に入っているトランジスタの数が、人間の脳細胞の
ニューロンの数の、300億を超えると言われています。

人間の脳も2進法で物を記憶したり考えたりするわけですが、
コンピュータも全く同じで、トランジスタが中に大量に入ってお
り、このトランジスタがくっついて電流が流れるか、流れないか
の2進法で物を計算したり考えたりします。

このトランジスタの数が2018年には300億を超える。つまり人間
の脳のニューロンの数を超える、ということになる訳で、
コンピュータが爆発的に進化する事が予測されます。
人間の成長と同じく、3年もすれば、普通に会話が出来る様にな
り、数年もすれば、自分で判断を下したりできるようになるかもし
れません。

興味深いのは、人間の言語を理解したコンピューターは、
おおくの科学者達が想像していた以上に、加速度的に進化すると
いう点です。

いや、興味を通り越して、恐怖すら感じますね。

コンピューターはさらに、進化し続ける訳ですから、
彼らが人間をどう考えるか人間には想像すら出来ません。
・・・(((( ;゚Д゚)))ガクブルガクブル