欧州から日本への船便は、主にスエズ運河を通過するルートが主流です。現在、中東情勢の緊迫化により輸送の遅延やコスト増加が生じており、原油価格の高騰や物流費の上昇が引き金となって、世界的な物価上昇(値上げ)を引き起こしています。
・欧州から日本への主な船便航路メインルート(欧州・アジア航路): イタリアの主要港(ジェノヴァやラ・スペツィアなど)を出港し、地中海からスエズ運河を抜け、インド洋を経てアジア各地(シンガポールや香港など)を経由し、日本の主要港(東京・横浜・神戸など)へ到着します。
・迂回ルートの可能性: 中東情勢の悪化により紅海やスエズ運河の航行リスクが高まっているため、状況によってはアフリカ大陸の喜望峰を回る長距離ルートへの迂回が行われる場合もあります。これにより通常の航海日数(約40〜60日)に加えてさらなる遅延が発生しています。
中東情勢の影響とさまざまなものが値上げになる理由
中東情勢の緊迫化は、主に以下の連鎖的な理由から私たちの生活用品や食品などの値上げを引き起こしています。
・輸送コストと割増料(サーチャージ)の高騰: 航路の変更や遅延に伴うコストに加え、海運・航空各社は割増料金(海上輸送に必要なサーチャージとは?中東情勢の影響と併せて解説 - 鴻池運輸)を導入しています。これらが海上運賃(海外向け海上貨物や航空貨物の輸送運賃が上昇、中東情勢も影響(世界、日本、中東))を押し上げています。
・原油価格の高騰による生産・包装費の増加: 石油や天然ガスなどのエネルギー供給に不安が生じることで原油価格が上昇します。これにより輸送用の燃料費だけでなく、プラスチック製の食品容器(食品容器の価格に影響 原油が原料 プラスチック容器やポリ袋が値上げ)やフィルムなどの原材料費も跳ね上がります。
・広範囲な物価上昇への波及: 海上物流の混乱や輸送日数の長期化は世界的なサプライチェーンを圧迫します。結果として輸入される食料品や日用品、さらにはエネルギー価格の高騰による国内生産品の価格(【独自調査】中東情勢影響 「販売価格値上げ検討」生産者の約6割)に転嫁せざるを得ない状況が生まれています。
【大切なお知らせ】ヘンプ製品の今後の入荷と価格改定について
いつもヘンプ製品を大切に迎えてくださり、本当にありがとうございます。
今日は、いつも製品を愛用してくださっている皆様へ、これからのものづくりに関する重要なお知らせと、少しだけ未来のお願いがございます。
私が製品に使用しているこだわりのヘンプは、ヨーロッパから上質な糸を仕入れ、日本の職人さんの手で丁寧に機織りされた生地を使用しています。
しかし現在、世界的な情勢(中東情勢の緊迫化など)の影響により、ヨーロッパからの船便ルートで大幅な遅延や、燃料費・物流コストの急激な高騰が続いております。
先日、信頼している生地屋さんより、大変心苦しい連絡が入りました。
「現在ある糸や生地の在庫がなくなると、次の入荷がいつになるか全く見通しが立たない。そして、今後新しく入ってくる糸は、どうしても大幅な値上げを避けられない」とのことでした。
自然の恵みと職人技が詰まったこのヘンプを、これからも変わらぬ品質でお届けしたいと考えておりますが、次回の仕入れ分からは製品の価格を上げざるを得ない状況です。
また、一度在庫が切れてしまうと、次の仕上がりまで長いお時間をいただくことになってしまいます。
そのため、現在の価格、そしてお待たせすることなく確実にお届けできるのは、「今ある在庫限り」となります。
もし、気になっているアイテムや、これからの季節に向けて新調をご検討されているものがございましたら、ぜひお早めにお手元に迎えていただけますと幸いです。
世界中が激動の時期ではありますが、だからこそ、皆様の日々を心地よく支える製品を、これからも一つひとつ大切にお届けしてまいります。
今後とも変わらぬお引き立てを賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
