ずっと観なきゃと思っていた『シュタインズ・ゲート』をようやく完走した。
最後、画面を見つめたままリアルに鳥肌が立って、しばらく動けなかった。
中盤までの、どこかシュールでコミカルな雰囲気が嘘みたいに、後半からのあの怒涛の展開。一秒先も読めない絶望的な状況が続いて、観ているこっちまで息が詰まりそうだった。
でも、すべての点と線がひとつに繋がる最終話。
あのアドバイスの本当の意味に気づいた瞬間、ゾワッと全身に鳥肌が走った。
「そうか、あの一見無意味に見えた出来事も、あの時の失敗も、全部この瞬間のためにあったんだ」
過去を変えるんじゃなくて、確定した過去を欺く。
そのあまりに鮮やかで、でも泥臭い解決策に、震えるほど感動した。主人公がボロボロになりながらも、たった一筋の可能性を掴み取ろうとする執念。あの「覚悟」を突きつけられて、心が動かないわけがない。
30代にもなると、人生に「やり直し」なんてきかないことを痛いほど実感する。選ばなかった方の道に想いを馳せて、ため息をつく夜もある。
だからこそ、あのアニメが描く「孤独な観測者」の苦しみや、運命をねじ伏せようとする姿が、今の自分には刺さりすぎてしまった。
観終わった後、何気ない日常の景色が、いつもよりずっと尊いものに見えた。
世界が今日、平和に回っていること。大切な人がそこにいること。
それは当たり前のことじゃなくて、誰かが必死に繋ぎ止めた奇跡の積み重ねなのかもしれない。
しばらくは、あの主題歌を聴くだけで胸が熱くなって、また鳥肌が立ちそう。
最高の読後感(視聴後感?)をありがとう、と言いたい気分。