今日のタイトルは、少しドキッとしますよね。
私もこう聞かれたら、 としてしまいます。
「外見で何を伝えたいか」というのは、
ファッションを考える上でとても大切なこと。
私がレッスンを受けている当時は、
何度も何度もこの質問をされ、
毎回しどろもどろになっておりました。
最初の頃は、
「今日は雨だったから・・・」
「寒かったから・・・」
「この洋服が着てみたかったから・・・」
と、無意識のうちに「THE言い訳」を口にしておりました。
これら、すべての言葉に言えることは
「それで!何が言いたいの?」ということ。
肝心な質問に、答えていないのです。
「雨だから・・・」と言っている私は、
強いて言えば「雨だったら適当な服装で出かける人」ということを
表現していることになります。
「エッ!」
『雨がいけないのよ~』
と言ったところで仕方がありません。
言いませんが。笑
要するに、これでは
外見で何を伝えたいのかテーマがないのです。
素敵に見せたいなら、どう素敵に魅せたいのか。
知的なのか、華やかなのか、爽やかなのか、
かっこいいのか、エレガントなのか、シックなのか・・・。
テーマがない外見は、人の記憶に残りません。
以前、ある方に「〇〇でお目に掛かりました米田です」とご挨拶したところ、
「あの赤いバックの方ね~」と言われたことがありました。
そうなのです。
当時の私にはテーマがなかったので、
私自身より赤いバックのほうが目立ち、
その人の記憶に残っていたのです。
精一杯頑張ってオシャレをしていたはずなのに、
バックよりも私が大きいから目立っていいはずなのに・・・笑
だから、どんなに素敵なハイブランドのバックを持っていても、
『高いバックを持っている人ね~』としかならないのです。
素敵に見せたいという思いはあっても、
『テーマ』がないということは、こういう事なのです。
自分でテーマを決めて、
ファッション誌からアイテムを集めてみるのも参考になりますよ。
「大人のデート」というテーマで、レッスン中に作ったコラージュ
逆に言えば、テーマがあれば
その人を見て楽しい気持ちを持つ人がいたり、
話しかけてみたいと思われたり、
私という人間がどういう人間なのか、
今日はどういう自分でありたいのか、が伝わり
そこに興味を持たれ、そして印象に残るのです。
外見とは、洋服だけでなく
メイクもヘアスタイルも入りますし、
立ち振る舞いや話し方にも繋がっていきます。
奥が深いから、面白い!
表現するって、楽しいのです!
まずは、やってみようと思われた日から
今日のテーマを決めてみて下さい。