昨年秋に書いていた…。

 

未完の『魔道祖師』二次小説。

『燃えいづる処より、冷めやらぬ想い』…。

 

ごめん…。

タイトルは自分でつけたと言うのにめっちゃ恥ずかしいあせる

 

あの頃はまだ、『陳情令/魔道祖師』しかメインで書いてなかったから、タイトルに凝ってたのよ爆  笑あせる

 

「note」の方で、『朱い鳥、逃げた。』と改題して続きを書いているのだけれど、一話分だけプラスして、また止まってる(笑)

 

集中して書かなきゃ無理だわね。

ってか、世界観の違う作品を観るのをやめないと無理みたいガーン

気持ちの切り替えが難しいの。

 

まあ、それはともかく。

 

どうせ結末は決まっているのだから、と…。

本編が終わってないのに、エピローグ的なものだけ書いてみた。

…というか、別に本編読んでなくても、やることは一緒だから関係ないけどねニヤリキラキラ

 

 

『君が眠る、腕の中。~百鳳山からの招待状』

 

「何……藍湛」

 起こさぬように動いたつもりだった藍忘機は、腕の中でまどろむ魏無羨の耳元でそっと囁いた。

「何でもない。君はまだ寝ていなさい」

 いつもなら、はたこうが抓ろうが起きようとはしない人物が、随分と今日は敏感だ。

 心の中でふっと笑うと、藍忘機は下敷きになっているその体を静かに引き抜いた。

 いや……。引き抜こうとした。

 だが、魏無羨の両腕はしっかりと彼の体にからみつき、離れようとしない。

 二、三度深呼吸を繰り返せるぐらいの間をおいて……。

 藍忘機は、起き上がることを諦めた。

 

『魔道祖師』ただ「寝てるだけ」のページより

 

相変わらず、何書いてるのかしらね。

この二人、何もしてないのよ。

ただいつもこうしてるだけ(笑)

 

「天天就是天天」な毎日を送ってる。

 

…え?

私の頭の中がそうなだけ!?

 

でもさ…。

ただこれだけのシーンが様になるって、とんでもないことよ笑い泣きあせる

 

 

「いててててて……」

 全身の痛みを隠そうともせず、心地よい抱き枕の上で、魏無羨はゆっくりと起き上がった。

 両手を藍忘機の顔の横に突き、そのまま覗き込んで笑顔をつくる。長い髪の毛先に頬をくすぐられ、藍忘機は色素の薄い双眸を細めた。

「おはよう、藍湛」

「……早くはない。もう昼だ、魏嬰」

「あ、そう? いやあ、昨夜はあまりにも久しぶりすぎたからかな」

 痛みの中にある爽快感に、魏無羨の表情はすこぶる明るい。

 たとえ、肌のあちこちに内出血がおきていようとも、今は何も気にすることはなく、彼は上機嫌だった。

 数日前までは、何も為せないもどかしさに悶々としていたというのに。

「藍湛」

「何事」

「お前はやっぱり、最高の旦那様だよ」

「…………」

 魏無羨の言葉に、藍忘機が耳たぶをほんのり赤らめる。

「やっぱりまだ……起きるには早いよな、藍湛」

 空高く昇った太陽に逆らうかのように……。

 二人の時間はまた、夜へと逆戻りしていった。

 

『魔道祖師』やっぱりまた「寝てるだけ」のページより

 

私の二次・本編を知らない人のために、少しだけ説明させていただくと…。

とある薬の影響で藍湛と魏嬰は、「天天」じゃなくなっていたのよね。

 

何日我慢させたのかは計算していないけれど、最低でも半月ぐらいは見てもらおうかしらニヤリキラキラ

 

そんなもんだから、実はもう少しだけ、描写があったのよ(笑)

「内出血」辺りにね。

 

何せ、「恥知らず」な方達だから。

 

下書きでは…ふふ…想像しておいて。

「久しぶり」ってとこがミソよ。

 

「忘機。理由を述べて見よ」

 藍啓仁に問われ、藍忘機は即答した。

「姑蘇藍氏にはあるまじき、惰眠をむさぼっておりました。叔父上、罰は受ける所存にございます」

「……丸一日、眠っていたのか? 忘機。戻ったのは一昨日と聞いていたが……」

「どうやら、そのようです。ご挨拶が遅れ、申し訳ございませんでした」

 すっかりと朱に染められてしまった自慢の甥の姿を見て、藍啓仁は髭を撫で、ため息をついた。

「まあ、よい。それで……体の方はもういいのか」

「御覧になられている通りです。楽陽での疲れはとれました」

 藍啓仁が問うているのは、妖しげな薬で損ねられた健康的肉体のことである。あの噂は、厳格な彼の元にまでしっかりと届いていたのだ。

「……それならよい。では忘機、これを」

 言って、藍啓仁は目の前の文机に置かれた書簡をついっと押し出した。

 

『魔道祖師』寝てばかりもいられないページより

 

最初は約束の時間に遅刻した設定だったのだけれど…。

どうやらあれからずっと魏嬰に解放してもらえなかったらしく、一日が経ってしまい…。

 

さすがに藍啓仁、待ってないわよねあせる 

…と、焦って変更した。

 

困るのよね。

ホント。

 

藍啓仁は、あまりに藍湛が来ないから、思追あたりに呼びに行かせようと考えたんだけど、これ以上愛弟子たちが毒されてはならないと思いとどまったりなんかして。

 

静室の前でまた、天を仰ぎ、顔を赤らめる藍思追を書きたかったと言えば書きたかった。

 

何せ、これの本編の主役は、藍思追だからねぇ。

「note」に移す時に変更するわ。

 

「魏嬰……」

「ん?」

 藍忘機が静室に戻ると、魏無羨は手にしていた筆をぽいっと投げ出した。書き散らかした紙には、なにやら怪しげな絵が描かれている。

 その絵をちらりと一瞥しただけで、それについては何も言わず、藍忘機は手にした書簡を魏無羨へと差し出した。

「……魏嬰、これを」

「何?」

「近く……金凌が百鳳山で狩猟大会を開くそうだ」

「ふーん。……で? 何でお前はそんな複雑そうな顔をして……るわ……け」

 言いながら、書簡に目を通していた魏無羨の目が点になる。

「……ついては、姑蘇藍氏の適齢、推薦したき仙子を出席させていただければと思う所存に云々かんぬん?」

「思追や景儀も招かれ、表向きは、金凌の交友を深めるための催しものだが……」

「花嫁捜しなんかする必要あるか!? 考えたのは、誰だ」

「……」

「江澄か!? あいつ、年若い甥のことより、先ず自分の事を考えろってな」

 書簡を放り投げ、手で膝を打つと、魏無羨は突然、大声で笑い出した。

「魏嬰……何故、笑う」

「いや…。場所が百鳳山ってのが可笑しくて」

 わけがわからずにいる藍忘機に向き合い、肩に両手をのせて顔をのぞきこむと魏無羨は続けた。

「百鳳山ってさ、縁結びの神様でもいるのかもしれないよな。師姉と金子軒……。それに、お前と……」

 見る見るうちに赤く染まっていく、藍忘機の耳たぶに軽く息を吹きかけ、魏無羨は耳元で囁いた。

「もちろん、一緒に行くよな、藍湛」

 

『魔道祖師』これ以上は勘弁して(笑)のページより

 

その前に…。

二人の行く先はひとつ…ってか。

 

二人の想い出の地で…。

何が起きるか、起きないか(笑)

 

例によって…。

さわりだけ書いて、放置されている状態の『百鳳山からの招待状』本編もあったりするので…。。

 

…中国語検定救済企画・その③として…。

おまけに載せてみる。

 

『百鳳山からの招待状』

「夷陵老祖、魏無羨は、恋愛において百戦錬磨だったって本当ですか」

 唐突に切り出されたその質問に、魏無羨は口に含んでいた酒を思い切りよく噴き出した。

 隣りで静かに茶をたしなんでいた藍忘機が、かすかに片眉をあげる。

 質問の内容になのか、魏無羨の礼儀作法に関してなのか…。それは藍忘機自身にしかわからぬことであろう。

 魏無羨が噴いた酒をまともに浴びた質問の主は、それでもひるむことなく、尊敬をこめた眼差しで、にこにこと座っていた。

 その横では、藍思追と藍景儀が、まるで怖いものを見たかのような表情で固まっている。

 蘭陵金氏・金麟台の大広間にて――。

 無謀とも思える発言を繰り出したのは、何故か魏無羨を師とあがめる勢いの欧陽子真だった。

「……欧陽公子……お前、そんな話を誰に聞いたんだ」

 まだ軽くむせながら、魏無羨が尋ねる。

「誰って……。もちろん、父です」

 欧陽子真の父と言えば……。確かに、あの頃の魏無羨を知っているだろう。

 噂だけが先行した夷陵老祖、魏無羨の武勇伝を……。

 

『魔道祖師』おまけのページより

ホントにおまけなので、オチも何もない(笑)

続きを書けるかどうかは…。

 

自分にもわからないあせる