今月も行ってきました
「歌舞伎座」
八月納涼歌舞伎、第三部の
「怪談乳房榎」は
先月「平成中村座」のニューヨーク
「リンカーン・センター・フェスティバル」
で上演され、現地の方々にも、
驚きと共に称賛を受けましたが、
その記念の凱旋公演
勘九郎さんが4役を演じる早替わりや、
舞台上に本物の水を使って滝を作り上げ、
その滝壺での大立廻りが見ものです
目の前で瞬時に勘九郎さん演じる
キャラクターが入れ替わり、
まるでマジックショーを観ているかのよう
あまりに目まぐるしく替わるので、
観ているこちらの方が、訳が分からなく
なってしまいパニック
いったい舞台裏ではどうなっているんだろう
この早替わりを実現させるために、どれだけ
多くの裏方さんが働き、勘九郎さんもどれだけ
練習したんだろうと思うと、涼しい顔で観ているのが申し訳ないような気持ちになってしまいました
亡くなったお父様(勘三郎氏)の魂を引き継いだ、
まさに魂の演技
観ている内に、勘九郎さんに勘三郎さんが
重なりました
きっと勘三郎さんも、勘九郎さんと一緒に演じているんだろうなぁ
そんな気がしながら拝見していました
本当に役者さんって凄いなぁ
これだけ大勢の人々を魅了する堂々たる演技
それに加えての長台詞
小さい頃から、血のにじむような努力を
重ねての賜物なんだろうなぁ
本当に心から尊敬してしまいます
一つの事を一生懸命、地道に積み重ねる
積み重ねた先に花開く
どの世界に生きる人にも通じる事ですが、
その大事さを毎回教えてもらっています