こんにちは♪

あなたの内なる才能を開く 魂の案内人
Angelic Moon 紗理佐です(*^_^*)

気が付いたら、
桜が 満開になっておりました コスモス

いよいよ、2014年の本当のスタートを切る
おひつじ座の新月を迎えました。

春分の日の頃から、
この新月までに、色々な浄化が起こっていて、
少々、しんどい思いをされている方も多いと思います。

それも 今回の新月~4月の星の配置が、
とってもパワフルだからです。

そんな浄化の一つなのでしょうか…

私は、ちょっと不思議な闇の体験をしました。

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とあるホテルでの「眠れない闇の体験」

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いつしか、私は、
ねっとりとした闇の中に沈む
シングルルームの冷たいベッドの中で、

声を上げ、嗚咽しながら
泣き続けていました。

その部屋で泣いている自分は 
ひどく 一人ぽっちでした。

孤独の中にいました。


私が暮らしている
南向きのお日様がたくさん入る部屋で、

居心地の良い
あったかいお布団にくるまりながら

ぬくぬくと、眠りにつく毎日では、
全く感じない感覚でした。




山の手線の駅から
徒歩3分。

その日、予約したホテルは、
ちょっと怪しげな看板もあるような繁華街にありました。

「少々難ありだったら、困るなぁ…」

久しぶりの外泊に、
不安に顔をこわばらせながら、
1階にあったフロントへ。


チェックインの手続きしてくれた
お兄さんの営業スマイルに、

ホテルらしい距離感を感じて、
逆に、ひと安心。

シングルルームの割に余裕ある広さの
お部屋には、ミニ加湿器も備え付き。


「私の取り越し苦労だったかな…?」


そうして、ベッドに 
もぐりこむまでは、良かったのです。。。


あぁ。何だろう。。。

眠ろうとしているのに。

いつまでも、眠れず、
時間だけが 過ぎていきます。

何だか、居心地悪いのです。


明日の朝、早いから、
わざわざ都内で、ホテルに泊まったはずなのに…



体が ビリビリ・ジンジンします。

頭の先から、背中に。
そして、足の先まで。

まるで磁気治療器の
上に寝ているような

うずく感覚が、波動のように 
体中に広がっています。


その居心地悪い感覚が、
断続的に続き、

眠りに入ろうとする私の感覚を
不愉快に、刺激します。

そして、パシーンパシーンという音が
部屋の中に時々、響くのです。。。


パリッとした洗い立ての白いシーツが、
いつまでたっても 温まず、体に馴染まない。

他人行儀の固いシーツと毛布が、
体に冷たい。


まるで、私だけが、
この部屋にとって、

一人、新参者ののけ者に
されているようなそんな感じです。


そうして、
何度か寝返りを打っているうちに、

なんだか、
ひどく悲しくなってきました。。。


一体、それは、
何の悲しみなのか…


何だかわからないまま、
その冷たいベッドに体を横たえ、

ひどく自分が惨めに思えて、
涙が溢れてきました。


ひどく悲しい。

そして、寂しい気持ちが
私の中に 渦巻いて広がっていく…


その得体の知れない
悲しさと寂しさと。

闇に、泣きながら、
過去の寂しかった思い出が
フラッシュバックのように 次々に流れていきました。


大好きだったのに、
思いが通じなくて、分かれてしまった恋人のこと。

仲良くしたかったのに、
何故か、冷たくされてしまった友人のこと。

笑顔で接したのに、
冷たく返事された時の寂しさと悲しさ。

大切に思っていたのに、
相手には伝わらなかった寂しい思い出。



つい昨日、自分が眠った
いつものベッドが とても恋しかった。

あぁ。なんて、自分は、
あんなに幸せな毎日を 
無造作に過ごしていたんだろう…と。


わざわざ、その日、
都内に ホテルをとってしまい、

孤独に泣く夜を過ごすことになった
自分の選択を呪いました。


その暗く、冷たい部屋で
自分は、世界でひとりぽっち。

深く暗い深海を漂っている
たよりない海草のようなそんな心細い存在でした。


その一方で、

その涙の中に、
不思議と安堵もあることを

その心細さに、
泣きながら、

私は、どこかで
気づいていました。


今、この暗闇で、
私が感じている悲しさ、寂しさは、

実は、心の奥にいつも側に
あったものであるはず。



人と出会う度に、

それが、大切で大好きな人たちだったからこそ、

すれ違いに胸を痛めて、
悲しい思いを重ねてきていたことを

改めて、
思い出しました。


全ての出会いが、
本当は、大切だったからこそ、

私は、人と深く関わることを
ひどく怖がって ずっと過ごしてきました。

スピリチュアルに出会って、
自分自身が本当に感じていることに気が付くまでは、

私は、ずっとその恐れの誤解の
白昼夢にいたことを 今、改めて実感できたのです。


今、私が普段、
当たり前に過ごしている日常の中では、

決して、触れることのなかった
私の心の闇を。

非日常にいたからこそ、
感じることができたのです。


このホテルに泊まって、
頭では理解できない自分の深い闇と
悲しみと寂しさに 訳もわからず泣いた。


その現象は、
私にとって、不幸だったのでしょうか…?

いいえ。そうではないのです。
私は、むしろラッキーだったのだと思います。


いつもは泊まらないホテルに導かれたことで、
自分の中にあった闇を浄化することができたから。

そして、自分が確実に 昔と変わってきていることと、
それに気づける感性を育てられていることを知ることができたから。


どんなに平和な毎日に
感謝をしていたとしていても。

いつも そこにあったのに。
確かに、気配は感じていたのに。

どこにいってしまったのか、
自分ではわからないままに、見ることができなかったもの。

日常の平穏で穏やかな毎日の中では、
浮かび上がることができなかった。

その奥底に潜んでいたもの。
ネガティブな思い。

こうして、非日常の異空間だからこそ、
その存在が 浮かび上がることができたのです。


そして、訳もわからないまま泣いて、
その悲しみを抱きしめることで、

自分の中に沈んでいたものを
浄化するチャンスを受け取ったのです。


私は、泣きながら、目一杯、
自分の中にある寂しさと悲しみを感じ、

その日、その部屋に
呼ばれたことに、感謝しました。

そして、思いっきり泣けたことで、
またひとつ、何か、人生の扉が開くのだ――

そんな予感を受け取りました。


ひととおり泣いてから。


湯飲み茶碗に、一杯のお水を入れました。

そして、この部屋にいるだろう
目に見えない存在たちに、こう挨拶をしました。

「どうぞ、このお水を飲んで下さいね。
そして、私が、今夜、ここで安らかに眠れることを
許して下さいね。」と、祈りました。

そして、部屋の四隅と、枕の下に、
お塩を置いて、もう一度、ベッドに入りました。


ベッドから伝わってくる
体がビリビリする感覚は、
もう 気にならなくなっていました――


そうして、翌朝。

カーテンの隙間から、
明るい朝日が差していました。

ぐっすりと眠った私は、
気持ちの良い目覚めを迎えることができました。

泣きはらした後のはずなのに、
幸い、目は腫れていませんでした^^


ピンポーン。

ドア・チャイムが鳴り、
フロントのお兄さんが、

笑顔で、朝食サービスを
部屋まで持ってきてくれた合図でした。

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あの夜、悲しみが上がってきた時は、
惨めな気持ちだったけれど、

その不思議な夜に、
私が向き合ったことは、ありがたい体験でした。


今回は、都内の繁華街での体験でしたが、

そういえば、
熊野や、伊勢、沖縄の久高島、
そして、シャスタ山でも

最初の1泊目の夜は、
同じような夜をいつも過ごしていたことを
思い出しました。にひひ



スピリチュアルな対処法を知っていたということと、
闇を無闇に怖がって慌てないということが、

その夜を とても貴重な体験として
受け取ることができました。


日常の中で、
平和で平穏なクリアな空間を
作ることはとても大切なこと。

ただ、クリアな楽園の中だけにいても、
あまりに平和で成長がないのかもしれません。

私たちの魂は、
「経験」と「成長」を求めています。

こうして、時々、非日常に身を置くことで、
当たり前の毎日のありがたさや温かさ。

そして、いつも出来ない体験を受け取れて、
そして、ひとつ、何か成長している。

”旅”は、人生に欠かせない
偉大な存在です。