ライオの花束・しゃしんぼくがかんがえているあいだに おとうとはつめたくなっていた どんどん どんどん かたくなっていった おとうとのにおいが きえていく ままもぱぱも いっぱいないていた おっきなしずくが おとうとのからだを ぬらしていた きっとびょうきが なおらなかったんだ ぼくがつるを おれなかったからかな ごめんね おとうとは しゃしんのすがたになった どこをさがしても おとうとのすがたがないんだ ぼくはまたかんがえた ぱぱとままに ぼくをみてほしかったんだ