今日は駅前に出て
用事や買い物を終えて
夕方
いつものように
バスに乗った
バスに乗ったら
人も多くて
前の方で立つことに
前の方には荷台があるバスで
そこには荷物が置いてあったけど
「荷物置かれますか?」と
70代くらいの可愛らしいお婆さまが
すごく上品に微笑まれた。
「重いでしょう?置いてくださいね」と
また優しく微笑まれる
胸の中がホッコリ
その後乗って来られた
お爺さんのことも気にして
荷物置かれますか?って
こんなに何度も話しかけても
変な感じが全く無く
天真爛漫な感じで
こんな風に歳をとりたいなって
思って景色を見てた
ふと気がつくと
バスの運転手さんが
いつも以上に丁寧な気がする
停留所に停まるときには
「ゆっくりでいいですよ」
走行中も
「◯◯のカードは全国のどこでも使用できるので
...ください...」
・
・
・
やっぱり丁寧かも...
と思ってから
ずっと意識を向けて聞いてた
「もうすぐ◯◯につきます。
あぶないので停まってからでいいので
ゆっくりおりてくださいね。
今日も寒い中、一日ご苦労様でした」
次の停留所に着く前に
こんなふうに話していた
みんなが降りるとき
「ゆっくりでいいですよ、ゆっくりで」
次の停留所でも同じように
マイクで話していた。
押し付ける感じもなく
ただスーッと
バスの乗客や仕事
または人やさまざまな事象に対する
慈愛のような感じ
このタイミングで
美しく現れた夕日
イヤホンの中から聞こえる
藤井風さんの「Grace」の曲
さっきのお婆さま
運転手さん
目に見えるのはバスの中
だけど
別の世界に迷い込んだような感覚
私は目頭も胸も熱くなった
降りるときに
ほとんどの人が
「ありがとうございました」って
大きめの声で言う
運転手さんも全ての人に
「ありがとうございます」と
私ももちろん
ありがとうございました
と
涙目を
気づかれないように
ゆっくりと降りた
こんな優しいエネルギーを
私も周りに広げたい
◇◆--------------------------◆
Grace, grace, grace, grace
Grace, grace, grace, grace
声を枯らして 叫ぶ言葉もなくて
私はただ身を引いた あの陰から
息を切らして 交わす言葉もなくて
私はただ微笑んだ 静かに目を閉じた
助けて神様
私の中にいるなら
二度とこの場所を
離れないで
だけど去るのはいつも私だった
あなたはいつも側にいてくれた
ただいま朝日 おかえり夕日
やっと共に 廻り始める
あたしに会えて良かった
やっと自由になった
涙も輝き始めた
Aah
明日になれば さよなら
ああ儚い世界だ
何があろうとも
全てあなたの Grace
Grace, grace, grace
Grace, grace, grace, grace
息もできずに 怯えた日々は遙か
彼方の空へ飛ばした 今や無敵
あなたはわたし わたしはあなた
みんな同じと気付いた時から
僕らはみな等しく光ってる
何が出来るかな
愛に従うのならば
出来ないことなど
何もないさ
外の世界にずっと探してた
真実はいつもこの胸の中
待たせてごめん いつもありがと
会いに行くよ 一つになろう
あたしに会えて良かった
やっと自由になった
涙も輝き始めた
Aah
明日になれば さよなら
ああ儚い世界だ
何があろうとも
全てあなたの Grace
何があろうとも
全てあたしの Grace
Grace, grace, grace
Grace, grace, grace, grace
Grace, grace, grace, grace
Grace, grace...