Angeli・ka fuです。

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2月のことですが、
サロンopenに向けて動いていたある日、
自宅にて。
義母のグランドピアノを手放しました。
ピアノ講師をしていた義母が、
主人や義妹が小さい頃から使っていたピアノです。
処分の話が出た時、
義父が嫌がるだろう、と想像したのは、わたしの勝手な思い込みで
積極的に話を進めたのは義父でした。
 
 
 
自分自身にも子供の頃のピアノにまつわる葛藤も浮上して来て、
心理セッションしていただいたりもしました。
 
一旦、残すことに決めたのに、
義父の意見で覆ることになったのは、
義母も処分を望んでいるのかなあ、っと感じたりしました。
 
黒く、堂々と存在感を放つグランドピアノは、
私の中では、義母の象徴でもありました。
 
そんなピアノを処分し、
自宅のキッチン+αリフォームをします。
ピアノだけでなく、
あらゆる場面、情景の中にある、義母の風景がなくなり、書き換えられてゆきます。
いつかしたいな―したいなーっと思っていたリフォーム。
 
キッチンは、わたしにとって屈辱を感じる場所でした。
北側の暗く、狭く、隅っこで、明るさや家族と隔離されたような場所と感じていました。
嫁=屈辱 の図式を与える場所でもありました。
それは、実家の母=嫁の図式とも繋がっています。
日本人の集合意識のひとつなのかもしれません。
 
義母が生きてる間にリフォームしたら、
絶対!!自分の思い通りにはならないだろうから、
亡くなるまではしない、
と決めたのも、もしかしたらわたしの思い込みだったのかもしれません。
 
亡くなってからも、
ずっと、ずっと、したいなーーと思いながら、できなくて。
それは、
「憎しみ」や「責める気持ち」や「反発」や「屈辱」や
そんなものを持つ自分をそこへとどめておきたいものだったんだ、と
やっと気づきました。
そこにもネガティブな歓びが隠れていました。
 
嫁として、とてもとてもしんどかった。
心の中でずっと、憎み嫌ってました。
そこにもう終止符を打とう!
そう決めたら、動き始めました。
 
義母を象徴していたものが、家からなくなり、
わたしが望む、自分が居心地よく感じるキッチンへと変わります。
 
義母は新しいキッチンを、部屋をきっと喜ぶだろうと思います。
そんな人だったから。
 
理解できず、大嫌いな、迷惑な人
でした。
でも・・・
実母とは異なる側面に救われたこともたくさんありました。
キッチンで毎日のように憎しみを感じ、仕返し続けたいくらいの気持ちがあったんだ、を認めたら
義母に憧れていた部分があったことも思い出しました。(認められました)
 
生きてる間に、こんな気持ちになれたらよかったのになあ、っと思います。
 
憧れてたところを、私の中で花開いてゆこう
それが、供養のひとつでもあるかなあ、と思っています。
 
 
 
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★子どもを亡くした親の会

次回4月5日(水)13~16:30

 salon fumi-ère (サロンふみえーる)