Angeli・ka fuです。

ご訪問ありがとうございます。

はじめましての方は自己紹介をどうぞ。→こちら

 



 

私はずっと泣けませんでした。

こんなに、こんなに、悲しいのに。こんなに、こんなに、苦しいのに。辛いのに。

ぽろぽろと涙こぼれることはあっても、
うるうると胸がくるしくなることはあっても、

わんわん、声を挙げて泣くことはできませんでした。

 

毎日毎日、家中に響く声で号泣していた義母が、

羨ましく、妬ましかった。

一番、一番、悲しいのは、苦しいのは、母親であるわたしのはずなのに、なんで、あなたがそんな大声で泣くの。
そんなことを思ってました。

 

たとえ、悲しくても苦しくても

感情を脇に置くことができた。
引きこもって人との接触は絶ったけれど、

家事はできた。

寝込むこともなく、

やらなくちゃいけない、最低限のことはやれた。

 

私はどんなにか冷淡で冷たく、心のないひどいやつだろうか、と。

だから、神さまはこんな私から、こんな私だから、かなこを連れ去ったのだと、思った。

 

心理学を学ぶ流れの中で、エニアグラムを学んだ時、

自分の特性を知って、ほっとした。

あぁ、私は理性が強いタイプだけど、決して感情がないわけではないんだ。

出せない、出さない、だけ。
本当にほっとした。『冷たいやつ』である自分が許せなく、ずっと責めていたから。

 

キャラクトロジー心理学を学んで、

自分のキャラクターを知って、ようやく腑に落ちた。

私はリジットという、感情を固め、感じないようにする特性を持ってた。

 

感情を封じ込めてた・・のか・・

 

初めて、声を挙げてひとりわんわん泣いた日、
本当にほっとした。
あぁ、これが悲しい、って感情なんだ、と思った。

 


かなこが亡くなって10年以上経過してました。
もし、わたしと同じような方がいらしたら・・と思って書いてみました。

 


あなたが人目もはばからず、号泣できないのは、
冷たいからでも非情だからでも愛がないから、でもないのです。

あなたの中に愛はあります。
 

あぁ、これが悲しいってことなのか、と思ったように、
あぁ、これが愛なのか、って思える体験がありました。

人は、どちらかひとつだけ、を感じることはできなくて、
どちらかを封じ込めると、他の感情も封じ込めてしまうのですね・・


いつか、あなたがあなたの中にある愛にたどりつき、ほっとする瞬間がありますように。