土曜日は第20回生と死を考える市民フォーラム
『認知症の介護と医療
-住み慣れた尼崎で笑顔で暮らす-』に
私たちは尼崎市民ではありませんが… (^^ゞ
お聴きしたい講演でしたので参加させて頂きました。
アルカイックホール・オクトの会場は多くの人で埋まり、
認知症への関心の高さを示していました。
開会に先立ち稲村和美尼崎市長さんのご挨拶があり、
今年1月に新しく設立された尼崎市医療・介護
連携支援センターの〝あまつなぎ〟で
認知症になっても住み慣れた我が家で暮らせるように、
地域支援が始まったことをお話されました
続いて映画「ケアニン~あなたでよかった~」上映。
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-認知症で人生終わりになんて、僕がさせない-。
評判通り、介護のイメージを変える感動のお話で、
深く魂に響き、何度も涙が頬を伝いました。
自主上映会の拡がりが強く望まれる作品です
次は「千の風にのって」ビデオとお歌で登壇された、
長尾クリニック院長 長尾和宏氏の基調講演。
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『認知症の基礎知識-在宅療養と看取り-』でした。
名古屋で認知症の男性が踏切で死亡した事故では、
ご家族に一審で720万円の賠償命令が出ましたが…
二審では半額に、最高裁では“無罪”判決となり、
「どうやって社会が認知症を承認していくのか」に於いて、
とても大きなことだったというお話から始まりました。
・認知症は良いケアがあれば最後まで食べることが出来る。
・高カロリー輸液・酸素は必要ない-自然に枯れてゆくから。
・誤嚥と誤嚥性肺炎とは違うもの で、
誤嚥性肺炎は睡眠中に起こるので口腔ケアが重要になる。
・認知症の薬は副作用が有れば(合わなければ)減らす。
医師の裁量で適量処方が出来るようになった。
・おひとり様でも最期まで在宅で暮らすことが出来る。
いずれ日本中がおひとり様-認知症=標準型となる。
それには一筆書くこと(リビングウィル)が必要で、
出来る範囲でご家族に伝え、よく話し合っておく。
アドバンス・ケア・プランニング・心づもりをしっかりやっておく。
それは本当に可能なのか?については、
「ピンピンコロリなんか無理なん知っとう??」
「おひとり様でも、ピンピンコロリできるねんで!」劇で、
劇団ザイタクさんが理解しやすく伝えておられますね☆
「無理に我慢して介護しないように、
よく相談して無理のない介護を」 とお話を結ばれて、
梅沢富美男さんに名付けて戴いたという梅沢トキオ氏で(笑)
「夢芝居-認知症バージョン」を聴かせてくださいました♪
この年齢になるまで生きているとは
思ってもいなかった…と仰る長尾先生は、
7月に還暦を迎えられるとのことで、
記念講演や生前葬も予定していらっしゃるそうです
続いては特別講演についてご紹介させていただきます。(*^_^*)