昨日は 映画 『祝福(いのり)の海』
上映会&らんぼうさんのお話会
に参加して来ました。

会場となった尼崎市の
アマナスペースさんは
女性のためのこころとからだのセラピールームとして
エサレンボディワークやカウンセリング等と併せて
「やさしくふれると世界は変わる」をテーマに
タッチケア支援センターのNPO活動もなさっておられます。
   
http://www.amanaspace.com/

今回の集いを主催してくださった中川れい子さんには
以前に関西アロマセラピスト・フォーラムさんの総会や
ホスピタル・ベイスド・マッサージの報告会で
お目にかかったことがありますが
温かい包容力を感じる素敵な方でいらっしゃいますぴかぴか(新しい)

上映された映画 
『祝福(いのり)の海』
   
https://inorinoumi.jimdo.com/

今、母なる地球とすべてのいのちとの繋がりを取り戻すために-
3.11以降の生き方のヒントがここにある

いのちが喜ぶ暮らしとは?世界とは?
監督の東条雅之さんが平和を求める旅の中で、
出会われた人たちの暮らしや言葉を紡がれた、
自主上映のドキュメンタリー映画です映画

91歳で現役助産師さんをしていらっしゃる女性は
いのちは宇宙の彼方と繋がっていることをお話になり、
移住して昔ながらの手法でお塩を作っておられる男性は
塩づくりに出会って感じた懐かしさを、誰もがみな知っている、
お母さんのお腹の中、羊水と同じ感覚だと表現なさっていました。


この映画でご紹介されている山口県の「祝島」については
2011年の夏に「ミツバチの羽音と地球の回転」という
鎌仲ひとみ監督さんの映画とお話で初めて知りました。

島から3キロ程の瀬戸内海に面した場所に建設予定の上関原発は
最重要の生物多様性ホットスポットとして
日本生態学会からもこの建設計画に

強く意義申し立てがされています。
「奇跡の海」とも呼ばれる15Mも透明度のある美しい田ノ浦の海が
14万㎡も埋め立てられてしまったら取り返しの付かないことになり
毎秒190トンに及ぶ温排水注入に含まれる

殺傷物剤の影響は瀬戸内海全体に広がり、

多大な被害をもたらすことが予想されています。

島の人たちは30年余りに渡り反対活動を続けておられるなかで、
祝島エネルギー100%プロジェクト・1%for祝島
などの自給自足的な暮らしで生きていけるように試みを始めていて、
豊かな海から獲れる海産物、無農薬のびわの実&お茶、
原発がダメなら他のものを、という

大規模開発を推進している他の島々でも可能な

フード事業を始める為の商品開発もされています。

東日本大震災以降、原発建設計画は一旦休止状態となり、
島の豊かな自然と温かい人々に惹かれ
移住して来られるご家族が増えていました。
福島から夏休みに島に招待をされた子どもさんたちは
海で泳いで畑で新鮮なお野菜を収穫して食べる、
毎日そうやって島の人たちと触れ合い楽しんで過ごしていると、
どんどん元気を いのちの輝きを取り戻して行かれました
ラブラブ
問題はまだ解決に至っていないけれど
新しい交流が生まれ育っている現在の祝島の日々。
遅ればせながらですが…祝島の今を知って嬉しく感じました。

東条監督さんは福島へも足を運んでおられました。
原発事故の影響で住めなくなってしまった避難指定区域…
それまでずっと、豊かな自然の中に自分たちが建てた家で、
自給自足の生活を営んで来られたご家族は
突然にその暮らしを絶たれて、子どもさん達は疎開されました。
母親に甲状腺の嚢腫など、健康被害が出て来ていたり、
家族が離れて暮らす日々が続いていますが…
福島の家と同じような場所を疎開した山形にも作りたいという、
娘さんの思いを聴かれて笑顔になられたお母様に
何か泥の中に咲く蓮のお花のような希望の光を感じられました
キラキラ

映画の後は、ほっこり嬉しいおやつタイムクッキーコーヒー
ほうれん草のクッキー・牛乳等を使わないココアケーキの
ナチュラルベジスイーツは自然で優しいお味で、
お菓子をお作りくださった
片多桃子さんが
同じ須磨区の方でいらっしゃるのも嬉しいお出会いでした
音譜

映画のご紹介とお話会をしてくださった、
あーすガイドをなさっている、
らんぼうさんは
祝島で3年、今は徳島県の神山町に住んでおられます。
地元の方が移住者の方々と共に新しいアイデアを生み出し、
今はとてもよい感じになって来ているそうです。

「できない理由より、できる方法を!」
「とにかく始めろ(Just Do It)!」

「やればええんちゃう」と、楽しんでやってみて、
それが結果として、よい感じに繋がっていることは、
実家が同じ徳島県民として、とても興味深いお話しでした。
地元の方と移住して来られる方の双方がお互いにとって、
住み良い環境作りをしてゆく努力が必要なのでしょうね。
移住希望者が200人あまり待っておられるという神山町。

『イン神山』というサイトで、神山町の今がご紹介されています。
   
http://www.in-kamiyama.jp/

「日本の田舎をステキに変える!」
こういう地道な活動が各地方に広がって
過疎と呼ばれる地が減少することが切に望まれます。
多様性を認め合う大家族となってゆければ素敵ですねクローバー

らんぼうさんご家族、志を同じくするお仲間の方々は
生き方を共に考えようと、国会議員の方々にも働き掛けて
議員会館でのアースデーも実現されているとのことで、
党派を超えてお味噌作りをしたり、語り合ったりと
みんなが笑顔で生きることの出来る社会を目指して
ハードとソフトを充実させるべく行動しておられます。
来年の9月には対話と癒しの機会が生まれそうですね。

政治やメディア、なかなか表に出て来れないことも含めて
理解しやすいように丁寧にお話をしてくださいました。

映画とお話の後は、グループシェアもあって、
その場に集われた方々がそれぞれに、よりよい生き方、
社会について考え、発案し合える機会となりました
キラキラ

たとえ今がいろいろと厳しい状況に置かれていても
お互いを尊重して支え合い、みんなが笑顔で暮らしてゆける、
平和の世が訪れることを信じて祈りながら
出来ることを発信して行動してゆくことの必要性を
あらためて感じさせて頂けた感謝の午後でした
乙女のトキメキ (*^_^*)