ニュースで動物園の檻から動物が逃げ出し大騒動になっている事件がたまに話題なることがある。
自然界でのびのび暮らしていた野生の動物が、ある日突然檻や柵に入れられ狭い場所で飼われるのだから動物でもストレスが溜まるに違いない。逃げ出したくもなるだろう。
我々人間どもは動物園に遊びに行って動物を見て楽しんでいるが、狭い場所檻や柵に押し込まれて見世物みたいにさらされている動物はたまったものではないだろう。しかし、動物に気持を聞けないので分からないが、彼らの方から見ると人間が檻に入っいるように見えていて哀れだなと思っているかもしれない。
どちらが檻の中にいるのか、立場が変われば逆に見える。
確かに人間は社会という大きな檻の中では暮らしているようなものだ。
常識や慣習という檻や柵に囲われ世間体を気にしたり、他人の顔色を伺ったりしながら狭い社会のなかで窮屈に生きている。檻はないのに自分の心の中で勝手に檻を作って自分を縛っているのだ。
実際には檻なんてないのだ。今からでも遅くない目に見えない心の檻を解き放し自由に生きよう。