NORIKUMAです。

 

 

 

最近ニュースをみていると、ちょっと私の感覚では理解できないことも多い。例えば、会費2万円の「朝食会」。2千円じゃなくて2万円。どんな食事なのか。えー

 

 

 

さて、本日は、判決や裁決のご紹介ではなく、書籍のご紹介。書籍を久しぶりに頂いた。

 

 

 

これは、山本洋一郎先生の喜寿記念の書籍ということ。山本洋一郎先生と言えば、税理士では知らない人はいないよね。

数々の租税争訟で勝訴している。代表的なところでいうと、従業員の慰安のための「感謝の集い」が交際費課税された事案や最近では、約17年間放置された家屋の固定資産税の事案もある。

 

 

 

すごいのはその勝訴率だ。書籍の帯に書いてあるが、勝訴率60%ということだ。勝訴率が低い租税争訟の中では異例の高さを誇る。

この書籍は、その勝訴を得るためのノウハウが示されているので、租税訴訟好きとしては、とっても嬉しい。

 

 

 

 

書籍は2部に分かれていて、1部は闘うための基本原理、2部は実際に扱った事案について、どのように臨んだのか、どういう書類を準備し、提出したのかの具体的なものが収録されている。そもそも意見書などは、一般人は見る機会すらないものだ。そういう意味では本当に貴重。

 

 

 

 

私としては、特に1部の基本原理が役立った。租税訴訟に携わる機会はないが、実際には日々どういう風に税法に触れるのかということも参考になった。

民事訴訟法などは、補佐人講座で勉強したのだが、そういう机でやる勉強でなく、実践につながる勉強の方法を教えてもらった。

 

 

 

 

ぜひ、皆さんもこの書籍を手に取っていただきたいと思う。内容は、山本洋一郎先生と三木義一先生との対談形式になっているので、難しい文章がずらずら並ぶというものではない。

 

 

 

 

さきほど、実践と書いたが、山本洋一郎先生によると「実践」でなく「実戦」だそうだ。

 

 

 

 

この書籍を読むと、華やかに見える租税訴訟の世界が、ほんとうは泥臭い闘いであることが分かる。

 

 

 

 

推薦の言葉を宮崎裕子氏が書いているのも、あ~、租税訴訟好きにはたまらない。

 

 

 

NORIKUMAクマ