妊娠シリーズ①
私の場合
『愛する人との赤ちゃんが欲しい❤』
ではありませんでした。
『結婚したら味方は子供だけ』
最初の妊娠は、まったく予想外の予定外。
結婚はしていたけど、生理が遅れて、緑色のおりものがでて、なんかおかしいと思って、意を決して、自分のところは嫌だったので、近所の産科へ。
腟炎かな?って言われ、つよーい抗生剤の膣錠と飲み薬がだされた。
夜勤もしてたから、休めないので飲んだ。
けど、体調が良くならないのと、ふと思い立って妊娠検査薬をした結果、陽性。
頭が真っ白になった。
クラビットと、他にも色々飲んじゃった‼
障害のある子だったら育てられない❗
と言うのは、小児科に勤務していたので、ものすごくリアルに見てきていた。
お母さん達のものすごい愛情を目の当たりにして、とてもできないなって思っていた。
自分の病院の産科にかかり、妊娠確定。
とともに、つわりがはじまる。
今思えば、常にお腹が生理痛みたいだったような。
11週に入り、お腹が痛い。というか、なんとなく鈍痛。
受診したら、心音停止でケイ榴流産してた。
ものすごい悲しかったけど、ほっとしてる自分もいた。
すごい悲しみと冷静な自分。
なんてひどい人間なんだろう…と思うのと、堕ろそうかと、本気で思ったりもしていたこともあったので、ほっとしている私。
今思えば、どんな子供でも、私一人で育てなくてはならないって思い込み。
だから、彼に相談すらしなかった。
余計なこと言って、心配も責められたくもない。
きっと一人で育てることになると決まっている。
そんなときに、一番仲のよい同期が妊娠。
ショックというか、負けたというか、なんて言ったら良いのかわからなかったけど、その子はずっと赤ちゃんを欲しがっていたので、良かったね~‼って素直に言えた。
そこからが、葛藤の毎日。
今度こそ、私も赤ちゃんがほしい。
余計な心配しない赤ちゃんがほしい。
2回生理が来たら妊娠OK❗
と言われ、あんなに生理が待ち遠しかったことはない。
私もあの子みたいに幸せな妊娠がしたい!
私だって、赤ちゃん産むし!
意地になってたと思う。
一度の生理で妊娠できた。
どうしてもどうしても欲しかったから、まぐわいも、妊娠のためだけ。
うれしい‼っていうより、ほっとした。
つわりはきつくて、喉がきれて血が出たりしたけど、そんなの全然良かった。
つわりは元気な証拠❗
つわりがなくなるほうが恐かった。
フロアでは、私は二人目の妊婦。
が‼‼‼‼
ほぼ同時期に、私も❤私も❤ということで、女医さんも含めて、あっという間に
妊婦さん6人❤
そして、夜勤できない妊婦さんは、
手取り16万…。
夜勤と残業で、➕10万くらい。
なぜか一番元気な妊婦だった&お金ほしくて、準夜勤をはじめた。
お腹は張りやすかったが、なんだかよくわかってなかった。
だから、買いものに行くとお腹がかちこちになるけど、そんなものかと思ってたから、他の妊娠さんをみて、みんな我慢しててすごいな~って思った。
他人に相談するなんて、そんな弱いところ見せられない。この気持ち…ようやく今見つけて解放させてあげられたわ。
産休5日目の夜、漫画を読んでたら、定期的にお腹がかたくなる気がして、夜間救急へ。
主治医が当直だった。
『産まれちゃうかな?』
『大丈夫だよ~(*^^*)』
というわけで、張り止めの点滴を開始。
‼‼‼‼
お腹って、こんなに柔らかくなるの⁉⁉⁉
衝撃でした。
副作用の、激しい動悸なんて、まったく気にならない。
今までのあのかたさは………。
はってたのか…………。
と、思うまもなく、また張りはじめるので、滴数どんどん増えていく。
うとうとした朝。
トイレに行こうと起きたら、ぬるり。
ん⁉⁉⁉
と思ったら、あたたかいものがどばっとでた‼
破水したかも…‼
慌ててパンツをおろすと
大出血‼‼‼‼
ええ~~~~~~~‼‼‼‼‼‼
と思ったのもつかの間。
何せ、産休5日目なので、看護師モードにスイッチオン。
ナースコールでスタッフを呼び、
きっとすぐオペになると思うから、オペの準備も始めて❗
オペ着持ってきて❗オペ室に連絡してね。
右手のこの血管が太いから、ここに20Gいれて。
新人さんに指示をだす…………。
自分の身に起きていることはよくわからないが、緊急度は高い。
自分で着替え、準備万端。
だが、オペに備えて張り止めをきったら、お腹に激痛が‼‼‼‼
その間も、出血はひどい。
その日の当直は
産科☆主治医
小児科☆部長
看護師☆主任
みんな、私が一番信頼している人達でした。
神様の采配…
そして、オペ室で、開腹されたまま、血圧下がりまくって吐きながら、泣いてない‼って叫ぶ。
結局
息子は1800グラムで、肺が全然できてなくて、人工呼吸器に繋がれ
私は、大出血で昇圧剤や合併症予防の為の薬をしこたま点滴され、全身浮腫んでパンパンに。
お見舞いにきた姉に
ハゼみたい…(笑)
と笑われた…………。
自分の身体の声も子宮の声も、完全無視してた。
聞こえてるのに、無視。
その声は、弱さに見えたから。
signはいっぱい出してくれてた。
本当に本当に申し訳なかった。
ごめんね、私。
そして、四年後の娘妊娠中は、自分の声に従いまくるのです。
2へ続く
私の場合
『愛する人との赤ちゃんが欲しい❤』
ではありませんでした。
『結婚したら味方は子供だけ』
最初の妊娠は、まったく予想外の予定外。
結婚はしていたけど、生理が遅れて、緑色のおりものがでて、なんかおかしいと思って、意を決して、自分のところは嫌だったので、近所の産科へ。
腟炎かな?って言われ、つよーい抗生剤の膣錠と飲み薬がだされた。
夜勤もしてたから、休めないので飲んだ。
けど、体調が良くならないのと、ふと思い立って妊娠検査薬をした結果、陽性。
頭が真っ白になった。
クラビットと、他にも色々飲んじゃった‼
障害のある子だったら育てられない❗
と言うのは、小児科に勤務していたので、ものすごくリアルに見てきていた。
お母さん達のものすごい愛情を目の当たりにして、とてもできないなって思っていた。
自分の病院の産科にかかり、妊娠確定。
とともに、つわりがはじまる。
今思えば、常にお腹が生理痛みたいだったような。
11週に入り、お腹が痛い。というか、なんとなく鈍痛。
受診したら、心音停止でケイ榴流産してた。
ものすごい悲しかったけど、ほっとしてる自分もいた。
すごい悲しみと冷静な自分。
なんてひどい人間なんだろう…と思うのと、堕ろそうかと、本気で思ったりもしていたこともあったので、ほっとしている私。
今思えば、どんな子供でも、私一人で育てなくてはならないって思い込み。
だから、彼に相談すらしなかった。
余計なこと言って、心配も責められたくもない。
きっと一人で育てることになると決まっている。
そんなときに、一番仲のよい同期が妊娠。
ショックというか、負けたというか、なんて言ったら良いのかわからなかったけど、その子はずっと赤ちゃんを欲しがっていたので、良かったね~‼って素直に言えた。
そこからが、葛藤の毎日。
今度こそ、私も赤ちゃんがほしい。
余計な心配しない赤ちゃんがほしい。
2回生理が来たら妊娠OK❗
と言われ、あんなに生理が待ち遠しかったことはない。
私もあの子みたいに幸せな妊娠がしたい!
私だって、赤ちゃん産むし!
意地になってたと思う。
一度の生理で妊娠できた。
どうしてもどうしても欲しかったから、まぐわいも、妊娠のためだけ。
うれしい‼っていうより、ほっとした。
つわりはきつくて、喉がきれて血が出たりしたけど、そんなの全然良かった。
つわりは元気な証拠❗
つわりがなくなるほうが恐かった。
フロアでは、私は二人目の妊婦。
が‼‼‼‼
ほぼ同時期に、私も❤私も❤ということで、女医さんも含めて、あっという間に
妊婦さん6人❤
そして、夜勤できない妊婦さんは、
手取り16万…。
夜勤と残業で、➕10万くらい。
なぜか一番元気な妊婦だった&お金ほしくて、準夜勤をはじめた。
お腹は張りやすかったが、なんだかよくわかってなかった。
だから、買いものに行くとお腹がかちこちになるけど、そんなものかと思ってたから、他の妊娠さんをみて、みんな我慢しててすごいな~って思った。
他人に相談するなんて、そんな弱いところ見せられない。この気持ち…ようやく今見つけて解放させてあげられたわ。
産休5日目の夜、漫画を読んでたら、定期的にお腹がかたくなる気がして、夜間救急へ。
主治医が当直だった。
『産まれちゃうかな?』
『大丈夫だよ~(*^^*)』
というわけで、張り止めの点滴を開始。
‼‼‼‼
お腹って、こんなに柔らかくなるの⁉⁉⁉
衝撃でした。
副作用の、激しい動悸なんて、まったく気にならない。
今までのあのかたさは………。
はってたのか…………。
と、思うまもなく、また張りはじめるので、滴数どんどん増えていく。
うとうとした朝。
トイレに行こうと起きたら、ぬるり。
ん⁉⁉⁉
と思ったら、あたたかいものがどばっとでた‼
破水したかも…‼
慌ててパンツをおろすと
大出血‼‼‼‼
ええ~~~~~~~‼‼‼‼‼‼
と思ったのもつかの間。
何せ、産休5日目なので、看護師モードにスイッチオン。
ナースコールでスタッフを呼び、
きっとすぐオペになると思うから、オペの準備も始めて❗
オペ着持ってきて❗オペ室に連絡してね。
右手のこの血管が太いから、ここに20Gいれて。
新人さんに指示をだす…………。
自分の身に起きていることはよくわからないが、緊急度は高い。
自分で着替え、準備万端。
だが、オペに備えて張り止めをきったら、お腹に激痛が‼‼‼‼
その間も、出血はひどい。
その日の当直は
産科☆主治医
小児科☆部長
看護師☆主任
みんな、私が一番信頼している人達でした。
神様の采配…
そして、オペ室で、開腹されたまま、血圧下がりまくって吐きながら、泣いてない‼って叫ぶ。
結局
息子は1800グラムで、肺が全然できてなくて、人工呼吸器に繋がれ
私は、大出血で昇圧剤や合併症予防の為の薬をしこたま点滴され、全身浮腫んでパンパンに。
お見舞いにきた姉に
ハゼみたい…(笑)
と笑われた…………。
自分の身体の声も子宮の声も、完全無視してた。
聞こえてるのに、無視。
その声は、弱さに見えたから。
signはいっぱい出してくれてた。
本当に本当に申し訳なかった。
ごめんね、私。
そして、四年後の娘妊娠中は、自分の声に従いまくるのです。
2へ続く