前回の続きです。
小児科を予約した月曜日。
一向に熱は下がらない。
目の充血も治らない。
私も心配で休日は眠れませんでした。
そんな中、主人はグースカ寝て。
自宅では私が話しかけても全て無視。
休みたいから代わって欲しい、と言っても無視。
あからさまに背中を向け「話しかけるな」オーラを放ち、息子のことすら無視。
この時が1番思いました。
この人には人間の心なんてない。
人間ではない異星人なんだと。
月曜日の朝。
主人は自分の身支度だけ済まし、
挨拶もせずに出かけました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これって、モラハラの特徴なんですかね?
「おはよう」
「行ってきます」
「ただいま」
「いただきます」
「ごちそうさま」
言わないんですよ。どんな場合も。
そして労いの言葉も言わない。
「ありがとう」
「お疲れ様」
実際にされた事のある方、どうでしょう?
いまも機嫌が悪いと言いません。(その都度きちんと言うように正しますが)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私は不安で仕方なくて。
病院で診察、改めて血液検査と尿検査。
息子の泣き喚く声が聞こえる。
もう何でもいいから、はやく治して、息子を助けて欲しかった。
1時間ほど検査待ちしただろうか。
息子は泣き疲れて少し眠れたようだった。
ここ2〜3日、息子もまともに眠れていなかったので、少しホッとした。
医師が戻ってくる。
「川崎病の疑いがあります」
「今すぐ入院の手続きをしてください」
私は割と冷静に
「ああ、やっぱりそうですか」と言ったところ、医師も驚いていました。
「珍しい病気なのに、ご存知なんですね。これからの対処法もご存知ですか?」
そう言われて、淡々と治療法を聞いた。
早くて1週間で退院できるとのこと。
休日から一言も話していない主人に一応連絡した。
「やっぱり川崎病だった。入院です」
なんでこんな、息子のことなんて微塵も心配していない奴に連絡しないといけないのか。
本当に腹が立った。
その後は色々と準備していたので、
すぐに個室へ入ることができた。
なんせ、まだ母乳でしたから。
母子同室が出来たので助かりました。
少し足りない物があり。
一度自宅に戻ることに。
息子には案の定泣かれましたが、自分の準備もして来ないと…
点滴の管繋がれて、心拍のやつとか心電図とるやつとかなんか線だらけ。
どうして息子が…。
仕事帰りの主人が慌てて病室にきた。
それはそれは心配そうな顔で。
「苦しかったねー、つらかったねー」
あぁ、どの面下げて息子に話しかけてるんだこいつ。
周りに看護師さんたちがいるから、「子ども思いの優しいパパ」で居たいのが見え見え。
その後も甲斐甲斐しく、毎日来ましたよ。
あれだけ私と息子を無視したくせに。
ずっと不機嫌だったくせに。
自分の都合しか考えてなかったくせに。
この頃から私の心は冷え切り始めました。
息子はお医者さんも驚くほどの「驚異の回復力」だったそうで、1週間で退院できました。
毎日付き添うの辛かったし、お風呂に入るのも一度帰宅しなければならず、慌ただしい1週間でした。
退院する時、請求書をみてビックリ…
個室料金含め
25万円…!???
1週間で!???
保健効いて25万円!??
医療費は戻ってくるとは言え、先に払わないといけなくて。
お金は私の貯金から出しました。
これは、家族のお金ではなく、独身時代に私が貯めたお金です。
なぜこうなったかって?
支払いの件、主人に相談したら
「そんなもん、なんで俺の金で払わなきゃいけないんだ」
彼にとってのお金の概念、ちょっとおかしくて。
自分で働いたお金=俺の金
私が働いたお金=家族の金
そうなんですよ。
またそのうち書こうと思いますが、
出産に関わる費用を彼は1円も出していないんです。
あと、普段のおむつ代など。全て私の個人で貯めてきたお金から出しました。ベビーカーも抱っこ紐も、出産時にかかる費用も、予防接種も。
とにかく何もかも全て。
家族なんだから、家計でうまく回そうよと何度も相談したり、話し合いの場を持とうとしましたよ。
しかし彼は
「俺が働いてやってるのに、なんで払わなきゃいけないんだ」
「俺の金の使い道は俺が決める」
毎回そう言ってましたねー。
入院費用とかも入れたら、総額80万くらいかな…。
まあさ、おかしな話よね。
誰の子どもだよ。
退院後はほんとに相手を信用することができなくて。その旨話しました。
「俺は毎日見舞いに行ってやったのに、そんな言い方するのか」
…もう続けられない。
こんな人と一緒に暮らしたくない。
そう思い、離婚届を取りに行きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
入院の件はここまで。
当然ですが、私への労いの言葉はありませんでした。
退院後は義理の父母にいかに大変だったか、心配だったかアピールをしまくり、
自分がどれだけ父親らしく振る舞ったかを熱弁していました。
こちらは退院後も検査検査で、毎週のように病院行ったり、美味しくない薬を1ヶ月も息子に飲ませなければならない苦行を強いられ、精神的にも参っているのに。
そんなこと、関係ないんです。
モラハラの人は、自分が1番正しくて、間違っているのに相手を責めるのです。
なんだかんだ離婚してませんが。
いまも苦しいです。
相手が怖くて仕方ありません。
いまも憎くて憎くて。
忘れられない苦い思い出です。
この感情が落ち着くには時間がかかると思います。
お金への執着には理由があるのですが、それはまた後日。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長くなりましたが、離婚を強く意識したのは息子の入院がきっかけです。
モラハラを受けている方には、とにかく伝えたい。
相手のモラハラを、あなたが治すのは不可能です。自分が苦しいと思ったら、すぐに逃げてください。
子どもがいようが何だろうが、とにかく逃げてください。
「父親がいないのが、かわいそう」という考えは捨ててください。
あなたの心の健康が、子どもの成長のために1番良い薬になります。
私は離婚しなかった事を後悔しています。
子どもは親の、良いところも悪いところも真似するから。
息子は主人の影響を少なからず受けています。離れることが、自分の子どもを守ることに繋がります。
どうか、私のように選択を間違えないでください。
こんな記事でも、「いいね」を押してくださる方がおり、本当に感謝です。
また過去の備忘録でも載せようと思います。