こんばんは音譜

蒸し暑い日が続いておりますが

皆様お元気にお過ごしでしょうか?

 

先日、久しぶりにミュージカルの楽曲を聴きたくなり

いろいろなミュージックナンバーをリピートして聴いていました音譜

 

15年以上前に博多座で観た「モーツァルト!」の中に

星から降る金キラキラという歌があります。

 

劇中では、

名前は忘れましたが、ある男爵夫人がこの歌を唄います。

 

活動の幅をもっと広げるようヴォルフガング・モーツァルトに

ウィーンへ行くことを勧める男爵夫人に対し、

ヴォルフガングの父であるレオポルトは

素直に息子を手放すことができません。

 

そこで、男爵夫人は

ある昔話のストーリーとして

この歌を唄うのです。

 

そのストーリーはこのようなものです。

 

年老いた王様が、この世を嘆き、

城の門を閉じ、塀を高く築かせ、

王子様に

「ここより他によい国はない」と言い聞かせます

 

しかし、夜の森で、憧れの精が王子様に囁くのです

『旅立ちなさい!」と。

「なりたいものになるため、星からの金を求め

 一人旅にでなさい!」と。

 

王様は、

「道は険しい。ここに留まるのだ。」

「お前を守るために城を閉ざした。」と言います。

王様は息子である王子様を愛していました。

 

そして、憧れの精が再び王子様のもとにやってきて

「 旅たて!」と告げるのです。

 

歌詞の中で多くの方が心を打たれるのは、

(特に親の立場としては)この部分だと思います。

 

愛とは解き放つことよ

 愛とは離れてあげること

 自分の幸せのためでなく・・・

 

今は少子化

親子の関係がとても密になっています。

お互いに依存し合っている部分もありそうです。

 

そのような中で

 

解き放つ・・・

 

離れてあげる・・・という選択をすることは容易ではありません。

 

子どもの行動を管理しようとする親。

親から離れ、新しい世界へ羽ばたきたい子。

 

親の子どもに対する期待。

それに応えようとする子ども。

 

人によっては、

それぞれの立場に立って

どちらの気持ちも理解できるのではないでしょうか。

 

しかし、

人にはそれそれ「 魂の目的 」があるということ、

親子であっても、その「魂の目的」は個々で違う・・・

ということを理解しておいて頂けると、

親が敷いたレールの上を子どもに歩かせようとしたり、

親が一方的に子どもの未来を決めつけたりするようなことはせずにすむのではないでしょうか。

 

ヴォルフガング・モーツァルトとその父レオポルトの関係性は

いつの世にも通ずる親子の関係であり、

親の立場からも、子の立場からも

多くのことを考えさせられます。

 

親は子どもの失敗を恐れますが、

たとえ失敗したとしても

その経験は決して無駄ではなく、

失敗した経験を通して得るものは沢山あります。

 

解き放つこと、離れてあげること、できそうですか?

 

可愛い子に旅をさせてあげましょう!

 

将来の夢を叶えるために親元を離れる必要がある方は、

親から離れることを躊躇したり、恐れたりせずに

勇気を持って

「なりたいものになるため (星からの金を求め)

 ひとり旅に出てみましょう!」

 

親の有り難みも更にわかることでしょう。

 

 

あっ!もうこんな時間!

 

今日もここまでお付き合い頂きありがとうございました!

 

おやすみなさい!

よい夢を!

 

Loveドキドキ

Mizuki Karen