こんばんは 
UPが遅くなってしまいましたが、前回の記事の続きです↓
米寿の祝いの会の翌日、母がデイサービスに出かけたあと
私は前日にお祝いの品として施設から戴いた
写真と甚句のフレームを父の遺影に見せながら
母が無事に米寿を迎えたことを報告し、
父亡き後も 母が大きな病気もせず
元気に過ごせていることへの感謝の気持ちを伝えました。
遺影の父は微笑んでいるのですが、
じ〜っと見ていると
口角の上がった上がった唇が動いて
何か語っているように感じることがあります。
お父さん、あなたが逝ってもう２３年も経つんですね。
お母さんは今年であなたより１７年も長生きしたことになりましたよ。
父もきっと喜んでくれていることでしょう
これからもお母さんを見守っていてね 
母の人生を相撲甚句で・・・というお話を
施設からいただいたのをきっかけに
私自身も 僅かながら 母の人生を改めて振り返ることができました。
とは言っても、私の知らないことが まだまだた〜くさんあるのでしょうね。
私に語ることのなかった喜びや悲しみがきっと沢山あったはずです。
現在の母は、家の中のトイレの場所もわからないことが多く、
着替えも1人ではできず、認知症はかなり進んでいますが、
幸いなことに
食欲も旺盛で、毎月の定期的な通院はあるものの
大きな病気もせず、自分で歩くこともでき
元気に過ごしてます。
私を自分の妹だと思っている時がたまにあり、
「私達のお母さんはどこ？」と私に尋ねたり
父の写真を見せても自分の夫だと理解していないなどといったことも
珍しくありません。
母が認知症であることは悲しいことでもありますが、
父が亡くなった後、母は心療内科に通っていたこともありますし、
認知症の症状が出始めてから暴言を吐くようになった時期もありましたので、
母の心情を想うと
心配や不安から解放された今の状態は
決して悲しいことではないと私は思うのです。
母は認知症ではありますが、魂の上では全て理解していると思います。
母と同じデイサービスに通われている方たちに
現役時代の話を伺うと
皆さん同様に目がイキイキとし、饒舌になられます。
誇りを持ってお仕事をなさっていたことがよくわかります。
悲しい過去をお話ししてくださる方もいらっしゃいます。
認知症の方のそのような背景は忘れ去られがちですが、
接する側は
どの方の人生も尊いものであることを忘れてはいけませんね
↑「明日への鍵」、F子さんによるブログの結びは、いつも
「 どの人生も美しいです 感謝 」となっています。
確かに！
どの人生も、それぞれに意味を持ち、尊くて美しいのです。
Life is beautiful
それぞれの人生を敬う心を忘れずに！
母は今、布団の中で楽しそうに鼻歌を歌っています
おやすみなさい。
いい夢を！
Love
Mizuki Karen
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